今年にも春がきて
春を数えるときがやってきた
まずは春の色を数えたい
薄い黄緑や淡いピンク
あちらこちらにたくさん見える
暖かい風が揺らしてる
どれが一番似合う春の色だろう
春を見ている ....
肌の繊維は黍ほどに荒い
かの女の
黒味がかった糖蜜に
ぷんとかおるのは汗だけでなく
ぼくをからかう意思だとか
淫蕩にみちた態度だとか
何しろ ここはゆるい斜面だ

相変わらずの屠殺と
 ....
こんにちは たくさんの方に はじめまして。 るおんです。
今日は少し 私のことをお話してみようと思います。


20歳という 言い訳利き放題の一年も後2ヶ月を切り
車の中で彼とど ....
歌う川

          ――十一の変奏曲
{引用=


川は
歌う
膨大な水の旅客を乗せて
すべての山と谷を後に残して
流れながら
歌う




祈る人は ....
例えば
用を足していて
済み
尻を拭おうとして
トイレットペーパーを

力任せに引っ張ると
安っぽい
「トイレットペーパーを支えてるやつ」は
その安っぽさをいかんなく発揮して
芯の ....
知りたかったこと 知りたくなかったこと
知らなくてよかったこと 知ってはいけなかったこと
とけるとける 落日の坩堝 橙色の窓辺

消える影と影の少女 黄昏の廊下に 一枚の印象を残して
出会え ....
あんなに痩せっぽちだった友だちが今はひとりぼっちになってた


スリッパを並べると自分にもお客さんがあるみたいで嬉しい


ウォーリーを探せ、と言われてウォーリーしか探さないような子でした ....
とおくみつめる

あの秒針の刻む音が
きこえるほどの しずけさで
あやしくぼんやりとした曇天に
にじむ光の粒子を
私も刻む
時のまなざしは熱かった
 始まりは、秋の縁側で
ぶらさがっ ....
シャンゼリゼ通り
喫煙席の私
苦いコーヒーをすすって
軽くビリリと火傷
 
傾きかけた太陽と
背後に迫る月と
バランスを保つ地球
 
フーと煙を吐き
流れたそれは コーヒーと混ざり ....
ある日突然
街から空が飛んでいってしまった
青い空は街の向こうへと
逃げていってしまった
残されたこの場所は
街から出される煙で
空をつくっていった
灰色の空はきれいな灰色だが
それは ....
朝一の電車に揺られて

見たことも無い別世界に到着

働き蟻の行列に紛れて

流されながらも蟻塚に向かう

蟻塚の中で手続きをして部屋へ案内されて

白い紙に黒のみの塗り絵

 ....
ピカソの良さが分からない
そう公で宣言してみれば
私は世界中の評論家から
反感を買う事になるだろう

展覧会に並べられた
一流の絵画や彫刻
それらが町外れのギャラリーにあれば ....
猫来るな
猫来るな
猫こっち来るな

ああ嫌だ
こいつはこうやって
私の側にさえ来れば
その美しい漆黒の毛並みを
私が撫でないわけにはいかない事を
知っているんだ


どんなに ....
長い間雨が降らないので
涸れた池がある
長い間話さないので
枯れた声がある
長い間誰とも会わないので
忘れられた人がいる
長い間続きを思いつかないので
書き終えられない詩がある

雨 ....
春の雨になりたい

あたし 春の雨になりたい



あなたはすぐに 春の砂にまとわれて
その嵐の中に {ルビ荒=すさ}ぼうと揺する

小さなオルゴールの中に
こころ を 忘れてきた ....
 木に登った 景色が見えた
 君の街並が海岸に沿って大きく左にカーブしている
 僕は時間のことを忘れた すると本当にこの世界から時間は無くなっていった
 ここの眺めは最高だ まだ昼ご飯を食べてな ....
ぶわっと大きな風が吹き
桜のはなびら宙に舞う
私の中を
ぐるぐる回って
静かに地面に落ちていく

私は走る
皆に抜かされないように
ひたすら走る
走る
淡いピンク色のグラウンド
 ....
 人間 全て 第一印象です

 それで 貴方を 決め付けます

 人の性格 顔に出ます

 魂ない奴 わかります

 心の無い奴 見抜きます

 頭空っぽ 感じます

 生き様 ....
世の中なんてみんな
白痴ばかりじゃあないか

コンビニエンスストアで
大音量の着信音が響いた
居酒屋の出口で倒れている君
それでも酒を提供する男

彼が殴られたことや殴ったことを
た ....
昨日の夜は部屋も静かな寝息をたてて
星だってずっと遠くに見えるか見えないかくらいだったみたい

眠る前のめまい
足の先から順々に音を失くしてく
無色に染まる
たいせつ
カーテンのうすみど ....
融解温度を
とうに超えて

まだ
爽やかな香りを
装ったまま

2人
抱き合ってる


例えるなら
ベッドは鍋

2人を一つにする

ある一つの
装置


言葉 ....
どんなにはなれていても

そこに
あなたがいれば

わかる
(きがする)


ふれるたび
かんじて

あたしは

あなたを

にんしきできる
(きがする)


 ....
 こんなに心が泣いたのは久しぶりだと、ジブリを見た。
恋はこいと読むが、
来いも恋と読む、言葉の迷宮に入って、
恋来いと言って、子宮で晩御飯を考える。

今日のおかずを並べて、
腹を満たす ....
水を、欲している
のどの ずっと奥のほうで
さかなが泳いでいる



季節が融けはじめていることに
気づいたときには もう
わたしのなかの海は 浄化され
沈殿していた過去があふれ出て ....
気がついたら
目の前に森があった

そうとうぼんやり歩いていたらしいが
もしかしたら忽然と姿を現したってやつかもな

とにかく入ってみる
ほとんど光の入ってこない
真っ暗な森だった
 ....
その1
爪のにおいを嗅ぐのがすき



その2
口げんかで負けることをよしとしない



その3
すぐ怒るなんでも人にせいにする



その4
甘えるのが苦手


 ....
枯れちゃったのかな
なんて思いながら

それでも毎日
お水をあげてた

去年バーゲンで買った
小さな盆栽

生きてたんだね
赤い芽が可愛い
幼い頃からいつも一緒でした

わたしとあなたは

いつしか

あなたの右の指に花が咲くようになり
わたしの左の頬に花が咲くようになり

わたしたちは
その花を愛でたり食べたりするよ ....
ひとつぶの声・ひとつぶの水
{引用=
祈る人は知る
自らの歌が
ひとつぶの声であることを
自らの祈りが
ひとつぶの声であることを

橋を離れ
その下の暗黒を離れ
いまや大河の様 ....
言葉と言葉の間には
言葉はないけれど
言葉にはならない
人から人への言葉がある
言葉は全ての中の
ほんの一部分の表れ
書かれてあることよりも
書かれていないことの方が
圧倒的に多くある ....
水町綜助さんのおすすめリスト(1693)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
春を数える- ぽえむ君自由詩13*07-4-4
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落日の坩堝- 曳舟自由詩307-4-4
決算- たもつ短歌1507-4-4
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美術批評- 1486 106自由詩9*07-4-4
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大旱- 楢山孝介自由詩9*07-4-4
春の雨- もも う ...自由詩27*07-4-4
埋葬- はじめ自由詩3*07-4-4
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- 190cm自由詩107-4-4
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ふらっと- 夕凪ここ ...自由詩1007-4-4
sweets(まぁまれぇど)- 山中 烏 ...自由詩307-4-4
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天使の見分け方- 青色銀河 ...未詩・独白907-4-4
あ、生きてたんだね- weed & s ...携帯写真+ ...2*07-4-4
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連作「歌う川」より_その3- 岡部淳太 ...自由詩5*07-4-3
言葉と言葉の間に- ぽえむ君自由詩15*07-4-3

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