朝起きた時から
世界が動く
時間が動く
めまぐるしい速さで
空間は移動する

それぞれの現実と現実が
混ざってゆく
それぞれの昨日と今日を
確かめあう

その輪はどんどん大きくな ....
てのひらに乗った 雪が
溶け出して、僕の
一部になってゆく
降り始めに気がついたのが
どちらだったか
もう忘れてしまった

雪は
これで最後かもしれない、と
最初に言ったのは君の ....
     「おかえりなさい」


     胸をしめつける


     この言葉


     「ただいま」
     と言えるしあわせ
わかんなくていいよ
そういってウミスズメは
うなだれて水に入った
ここの漁師たちは野蛮だから
ライフルを持って船に乗る
水面下を飛ぶように泳ぐ君を散弾で撃って
ああ そうさ ....
いい天気だからというわけでもなく
財布も携帯電話を持たずに
外に出てしまった
どこか冒険だ
いろいろな店の中に入る
ドアーが開く度に
店員が自分に気がつく度に
ていねいな挨拶をしてくる
 ....
木漏れ日 胞子
美しい 人

孔雀 ローレル
とまどう 水鳥

暖 かいね
おひさま 涙

この木 何の木
気になる ならない

いいから ほらね
触って ....
ベニヤ板敷き詰めても敷き詰めても虹

脈絡あり命に別条空に船

囲まれて災禍に値する喝采

庭園中に仏壇ひらく昼下がり

目に見えぬうたになり推し量られる

極度に簡素化されて棒に ....
それは、冬の公園で
午後の風はきみのもの
ちぎれてひとつ、またひとつ
木々を背にしたベンチから
息を吹きかける
胸がふくらみはじめた
一輪車で少女がすぎる

空をうつした水たまり
 ....
噛んだ乳房の
そのむこうにあったのは
金色の花でありました


時も音もない闇を愛して
腸を潰す手は僕のもの
そこに見えた
金色の花でありました


瞼を開こうと閉じようと
僕 ....
こころを動かしたいとき
いちばん大きな目で見つめると
願いを叶えてくれた。
僕らの先生は
車椅子の中で目を覚ますと
もう笑顔になっていた


なにかの手に引かれながら
鼻をつまんで
 ....
羽根のはえた指で
不透明のやわらかい
やわらかい虚無を撫でながら
ゴウゴウと吹きあげる
おおきな風を
待ってる


やあ、とか
ほう、とかって
羽根のはえた指で
お前 ....
瞬きの回数分
世界が生きていた

ぱっと
開いたかと思えば
すぐさま
消えるのだ
一億頭の羊でも足りないはずの
このくりかえし

その度
世界は生まれ変わって
ぼくの前に現 ....
朝から雨が降っている
窓を打ちつける音が響いている
心の音は天の音
雨音がだんだん強くなってくる
耳を塞いで
穏やかな風を思い出す

朝から雨が続いている
もうすぐ春だというのに
土 ....
テキーラと
ラムとウォッカと
ウイスキー
心が痛いよ
いや心臓か

安ワイン
愛想が尽きて
シャンパンを
毎日飲んだら
友達が増え

本当に
人魚が見えるぜ
午 ....
街路樹に抱きついて愛情をほしがる
そうしておまえは湯豆腐が食べたいって言う
俺は冷奴が食べたい
おまえの肌のように白く冷たい

交差点がわめき散らしている
スピーカーつ ....
シンバルたたけ、おさるのおもちゃ
目玉をぐりぐり回転させて
前歯をぎぃぎぃむき出して
シンバルたたけ、おさるのおもちゃ ピッ

ピッ。コンビ二の緑の制服を着たきみは
手際よくカゴから商品を ....
危ないから
ちゃんと
つかまってて

そう、
しっかりと
そう、
強く
もっと、
強く

君の夏蜜柑が
その形を
変えてしまうぐらい
言葉にすることさえ許されないゆるさない
親鳥が産み落とした卵が割れた日に
悲しみはこの世に生まれ出た
にこやかな若者は足近づけて
なぜそんなに悲しむんだよ
なにがそんなに悲しいんだいって問い ....
みじかい泣き虫夢を見てる
らすとワルツが踊れなかったから
いしを抱いてみじかい夢を見てる

じいっと黙って言葉をこらえて
つちの匂いだけが冷たくてやさしい
とすかーなの事を考えて ....
君で始まり

君で終わる

そんな毎日が好きだ
午後1時がかたどる窓の光線
電子ジャーのふきんに居て
お茶の湯気
キラキラとたちのぼり
しゃべりまくる徹子
テレビの中で2時を待つ

宇宙の果てのむこう側
むこう側にも果 ....
今日の朝の空は
雲一つない澄み切った黄色だった
青はどうやら品切れらしい
緑も余っていたらしく
どちらにしようかと悩んだあげく
黄色にしたと農夫は答えていた
いつ青になるのかと聞いたところ ....
稲妻でみんな酔って終われるって言うから此処に来た
だから早くそれを出せばいい
そう言いながら手を傷つけて血を流しながら
貝殻を握りつぶしている友達を笑って見ている
俺たちはライトアップ ....
雨が降るから傘をさす
雨あがるから傘とじる

雨が降るから傘をさす
雨あがるから傘とじる

そんな日々に疲れたぼく

雨が降るから傘をさす
雨あがるけど傘をさす

雨 ....
社会の授業で
何も考えることなく
黒板の文字を
そのまま写していたあの頃

ページを変えなくてはならなくなって
めくったまではいいけれど
ふと何も書かなくなった
理由は何もないけれど
 ....
池袋とか新宿とか
そんな
詩みたいにきれいな響きを持った名前の街は
おれたちの暮らす街にはないので
とりあえずできることといえば
コンビニの前にたむろしている若者にビクビクしながら
そいつ ....
そして日々は
あっち行って
こっち行って

僕らみんな
あっち向いて
こっち向いて


ほい

ほい

ほいほいほい


しっぺ

でこぴん

 ....
ピンク通りにゴムホースの束
豚かと思った
人間の半身が転がってればいいのに

抱いてやる

「新宿は庭みたいなもんだ」と言った男が死んだので 
あたしはなんとしても新宿を庭にする

 ....
市村マサミのライヴを見に行く。

一つ目のバンドが夢いっぱいスイート丸出しなのでつまらんくて携帯で詩でも書く。

もともと音楽など好きでないのだ。

ドラムばっかり見てしまう。断言するが尊 ....
ムンムンだ もう

狭い山道に俺はいま 立っている
工房からの帰り
ひとりひとり
ぶつかりそうに
すれ違いながら
笑って
ほほえんで
あいさつする
俺も同じよう ....
水町綜助さんのおすすめリスト(1693)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
昨日と今日そして明日- ぽえむ君自由詩9*07-2-24
ラスト・スノー- Rin K自由詩41*07-2-24
「おかえりなさい」- 逢坂桜自由詩16*07-2-24
知っているか- 水在らあ ...自由詩32*07-2-24
贅沢な冒険- ぽえむ君自由詩14*07-2-24
からだ- 水在らあ ...自由詩16*07-2-24
運命共同日月火- 黒川排除 ...川柳607-2-24
それは、冬の公園で- soft_machine自由詩14*07-2-24
金色夜花- 北乃ゆき自由詩10*07-2-24
生人- 石田 圭 ...自由詩2107-2-24
- はらだま ...自由詩15*07-2-23
瞬きの数- 乱太郎未詩・独白20*07-2-23
地球が重くなっている- ぽえむ君自由詩9*07-2-23
すいせい- 水在らあ ...自由詩11*07-2-23
冷奴- 水在らあ ...自由詩14*07-2-23
モップ- ゼッケン自由詩607-2-23
生平- FUBAR自由詩4*07-2-23
悲しみよこんにちは- 七尾きよ ...自由詩5*07-2-23
るしあーの- ギガ映発自由詩907-2-23
ひだまり- 空 春色自由詩4*07-2-22
木に登る- 七味とう ...自由詩9*07-2-22
今日の空は黄色- ぽえむ君自由詩8*07-2-22
稲妻でみんな酔って終われるって言うから此処に来た- 水在らあ ...自由詩46*07-2-22
- 青の詩人自由詩4*07-2-22
真っ白な思い出- ぽえむ君自由詩24*07-2-21
二十一世紀少年- 大覚アキ ...自由詩1007-2-21
そして日々は- 水在らあ ...自由詩16+07-2-21
東京- 山内緋呂 ...自由詩14*07-2-21
詩にはしない〜市村マサミに捧ぐ- 山内緋呂 ...散文(批評 ...3*07-2-21
ブラジャー(軍団)- 水在らあ ...自由詩13+*07-2-20

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