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指先だけで、そっと
窓を開いてみる
隔てていた向こう側には
空の海があり
 
紙飛行機を飛ばす
誰宛てとかではなく
紙飛行機を飛ばす
そこに、意味なんてない
 
 
ここは海だろ ....
爪先がそっと
水鏡を優しく犯して
小さな波紋たちが
ちゃぷちゃぷと揺れている
 
指の腹でなぞった
かたつむりの足跡は
今はもう
乾いてしまった
 
 
抜けるような空は
白と ....
融解温度を
とうに超えて

まだ
爽やかな香りを
装ったまま

2人
抱き合ってる


例えるなら
ベッドは鍋

2人を一つにする

ある一つの
装置


言葉 ....
どんなにはなれていても

そこに
あなたがいれば

わかる
(きがする)


ふれるたび
かんじて

あたしは

あなたを

にんしきできる
(きがする)


 ....
包み紙を、外す
 
独特の
ぱりぱりって音
 
もう
聞き飽きてる
 
 
口直しにカルキ水
 
まだ、甘ったるい
口内がだるい
 
 
包み紙を、捨てる
 
隣で
 ....
止まらない衝動は
真っ白な闇と
薄紫の空気を運んで
 
力尽きた身体を
ゆっくりと
撫ぜて行く
 
 
視線の先の
鏡に写った自分の顔は
 
酷く醜くて
酷く美しかった
  ....
他と
見た目が違うからと
 
除け者に、された
 
 
溶かせば
甘くなることや
 
そのままでも
他と
何ら変わりないことを
 
誰にも
気付かれずに
 
 
元は ....
先週
僕らは熱を出し
 
2人で布団に突っ伏した
 
 
「熱いね、風邪かな」
「私もよ」
 
病院行こうと思ったが
インフルエンザじゃ
ないらしい
 
 
「熱いね、何か ....
使い古した深夜帯から
紫色の空気が、香る
気付かれないようそっと
あたしは息をする

古くなった声は
黄色く傷んで
吐き捨てられていく


あの日の家はどこなの
あの日の声はどこ ....
思い描く言葉は
蓄積されて
脳の奥で、膝抱えてる


言いたい事って 何だっけ?
(知っては、いるのだけど)

伝えたい事って 何だっけ?
(分かっても、いるのだけど)



 ....
ぼくたち ひと だから

ひとつ じゃ

たりなくて


きもち だけじゃ

たりなくて

ことば を

つくったんだ


きもち と ことば

ふたつで はじめて ....
水町綜助さんの山中 烏流さんおすすめリスト(11)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
創書日和「窓」__そらうみ- 山中 烏 ...自由詩32*07-6-22
真夏日- 山中 烏 ...自由詩14*07-6-16
sweets(まぁまれぇど)- 山中 烏 ...自由詩307-4-4
好き嫌い- 山中 烏 ...自由詩207-4-4
ちよこれいと生活- 山中 烏 ...自由詩5*07-3-20
無色- 山中 烏 ...自由詩107-3-20
sweets(ザラメ)- 山中 烏 ...自由詩4*07-3-18
たみふる- 山中 烏 ...自由詩207-3-18
追憶- 山中 烏 ...自由詩5*07-3-14
意思表示- 山中 烏 ...自由詩3*07-3-13
ひとつ(同化)- 山中 烏 ...自由詩207-3-12

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