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「きょうのあなた」





昨日は 自動販売機
今日は ミルクせんべい


毎日変わる お気に入りを
クリームパンのような手で
かかえながら


まんまるくなっ ....
ぼくは頭がわるい

悪いなりきにむかし本を少し読んだ

宮沢賢治の永訣の朝という詩が

好きで何度も読んだ

それから

長い小説を読む根気がないから

短編をいくつか読んだ
 ....
仮面を外し 新しい一歩を踏み出す為には
涙を流す必要がある
人からは強いと言われる僕だけど
肝心なところをいつも誰にも見せていないだけ

尊敬という言葉を口実に
誰かの言葉を真似し
誰か ....
土塊を捏ねる
指先に気を集め
煮え立つ熱を流し込み
ゆっくりしっかり力入れ
未定形の粘る分厚い土塊を
思い思いのまま捏ねくり回す

捏ねくるうちに不思議なこと
土塊と指先は拮抗しながら ....
 海鳥の鳴く午後、羽を広げた大海はその背に輝く日差しを浴びている。
 やがて訪れる闇から逃れようと必死でもがく人々が街路樹の影に潜む。
 闇を好む人々が公園通りに群れをなす時、
 しもべのカ ....
星屑のそれこそ屑だらけの海を泳いで
ようやく海から這い出たような
じんわり、と、重い。
私を裏返してでてきたものを
両手でかき集めて
ひとつひとつ灯の光に透かして見てみると
とてもきれいで ....
この宇宙に
何かが流れ出て
わたしが生まれ

太古のヒカリ
夜の底から
力を貰い

未来のヒカリ
わたしから流れ出る

捧げられ 捧げる 全ては一途な捧げもの




 ....
学校帰りのアルバイト
コンビニエンスストアで
最近話題のいい男
噂のビニ弁レガシィ君

いつもあたしが暖める
彼の夕食五百円
コンビニ弁当ぶら下げて
乗り込むクルマは
ニューレガシィ ....
自粛期間が明けてから
私の腹にジッパー付きのチャックが
度々現れるようになった

それは外側からも 内側からも開けられる仕様になっており
たまに内側から少しだけチャックが開き
体内から何か ....
通りすがり
とある中学校のフェンス越し

昨日からの雨で校庭は
ぬかるんだり
小さな川が流れたり

片隅に植えられた
紫陽花の葉っぱの上では
雨粒たちが
青瑪瑙の勾玉みたいに
一 ....
昼休み

休憩室
メモ帳の隅っこ


「ツライ」



ポツリ書かれてた


反射的に
ぼくの
頭に浮かんだのはなぜか



「トモダチになろう」



 ....
毒があるんです そういって
その花は泣いた
拭っても洗い落としても 
緑の茎を伝う紫の雫
花びらの裏側に
にじみ出てくる薄暗い素性
どうしても許せないという
戸惑い 悩み
毒などない振 ....
ささくれた日々の赤い地平線
沈まないための甘いルーティン
何も生み出して来なかったから
嘘みたいに祝うものがなくて
今いる場所を太陽に変えて欲しい
一本の筋しか無くても
温度計のように天ま ....
不条理な場面に引っ掛けられ
怒りに駆られ足掻いたら
余計不条理な沼に引き摺り込まれた
泥沼、ドツボというやつだ
晴れない濡れ衣を着せられて
反射的に手を出して
いつも馬鹿を見るのはこの自分 ....
{引用=とある一}
――――――それは
俯く若葉のこらえきれない涙
朝には珠となり蜘蛛の糸を光で撓め
――――――それを
誰が量ったか
人も地も飲み切れず地も人も飲み込むほどに

問う ....
根源的な飢餓が髄液を澱ませてでもいるように、奇妙な焦燥がゴキブリみたいに心臓を徘徊していた、何度瞬きをしても視界は良好というレベルには至らなかったし、チカチカと水晶体のすぐ側で忌々しい明滅が繰り返 .... 浅い眠りがぷつぷつ切れて
各駅停車の鈍行便
どこまでも続く雨音
霧のかなたで零れる警笛
深く
時間の底を潜っていく
ナイフのように黒光るレール
見覚えのある景色を切り割き
鈍く軋む
 ....
 心の野辺

ゆらんゆらんと
揺れる森の紫陽花は
暗い雨空に青く浮き
翳る心のこの野辺を 
仄明るく照らし出す



 お買い物

遠く揺れる紫陽花に
呆けた顔して立ち尽くす ....
この詩が
誰かを幸せにしたら
ぼくは
やっと
明日へゆける気がしてる

けど
知ってる
ぼくに
その力がないってことは

でも
それにもきっと意味がある
かみさまは
たぶん ....
カワイイあのコはサイコパス
この大都市のリーダーだ
良心なんてカケラもない
でもそんなものイラナイ
何かしら政策を打てば
誰かしらが置き去りにされ
そいつは傷ついて涙ながらに訴える
あの ....
回廊の藍い絵 それは万華鏡の空であった 鼓動の海出逢った

深き谷間の野茨で道に惑い 甘糸そよ風の唄を縫い点けては
透過すると魅せる 刃こぼれは細胞分裂の衣擦れを連想させる
息つくも行き着け ....
この大雨のなか
幾つもの黄土の波線が
水浸しの校庭を遥か越え
何処までも走っていく
わたしの意識は冷え冷えと
その光景に呑み込まれ
どんどん平たくなっていく

荒い呼吸を繰り返し
次 ....
1時限目の授業では線分だったのに、4時限目が始まる頃には、世界に見えない向きへと広がっていった。
すぐ近くにある日々が、どんな場所より遠くに感じるとき、
とても遠くの景色が、すぐ隣にあるように思う ....
約束だったでしょ
動きすぎたら休憩って
休憩の後は
進んできた道とは
限らないって

私が勝手に言っただけ?

行き過ぎてたから
戻っても少しよ
きれいに分類したものまで
ぐっち ....
 
 足踏みミシンと云うものは、老齢になれば大概、希む夢を視る術を体得しているので、壮年の頃の華やかな布たちとの遍歴を写真帖の頁をめくるように幾度も夢の劇場で反芻しながら陽の差し込む納戸の奥でうつら ....
目を瞑り、瞼の裏の夜空を眺める。
この夜空をみれるのはわたしだけ。わたしひとりを観客に、星々は静かに瞬いている。
けれど、そんな夜空を持っているのはわたしだけじゃない。
誰もが瞼に夜空を飼ってい ....
‥‥とは
まるで忘れられた安置所のようではないか
、重い気圧の層に押しつぶされそうだ。
外はなまぬるい雨が降り続く、暗渠の下
服を脱ぎ捨て飛び出してやろうかと思う、ひとり、
  、わたし ....
夕飯の後の食器洗いは
いつもぼくの役目だったね

陽気なリズムの音楽に合わせてササッと、そうだな…例えばアメリカのホームビデオでお調子者のパパがウケ狙いでやるような感じが理想だったけど

け ....
屋根を強く叩く雨音を
頬杖で迎えた午後
足元に灰はどんどん落ちていって
いつの間にか火の消えた煙草を根本だけ一度吸う

積み上がる吸い殻の横に
読めなかった本が重なって
湧き上がる湿気が ....
あじさいの花房は梅雨の色
差し出した白手を青く染め
この七月の静かな一時
あなたは寂寥と戯れる
うっとりとした顔で戯れる

時は輪切りにされ垂直に立ち
ジム・プリマスさんの自由詩おすすめリスト(930)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
あさ- ゆるこ自由詩11*20-7-15
自己紹介のうた- 道草次郎自由詩320-7-14
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造形未知- ひだかた ...自由詩4*20-7-14
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遠泳- ねこ(ki)自由詩12+20-7-13
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ビニ弁レガシィ- イオン自由詩2*20-7-12
チャック- ゆるこ自由詩3*20-7-12
落ちてきて流れてゆく- まいこプ ...自由詩420-7-12
なんでもない一日の中で- 道草次郎自由詩2*20-7-12
毒のある花- Lucy自由詩9*20-7-11
温度計の詩- ミナト ...自由詩3*20-7-11
トラブル- ひだかた ...自由詩420-7-11
とある二編- ただのみ ...自由詩5*20-7-11
それは広がり続け、そして深くなり続ける、そして二度と狭まるこ ...- ホロウ・ ...自由詩2*20-7-10
夜が更けていく- Lucy自由詩8*20-7-10
紫陽花(改訂)- ひだかた ...自由詩520-7-10
この詩が- 道草次郎自由詩2*20-7-10
カワイイあのコはサイコパス- 紀ノ川つ ...自由詩1*20-7-9
あおいえ- あらい自由詩120-7-9
乖離- ひだかた ...自由詩320-7-9
とても広いね- 水宮うみ自由詩5*20-7-9
空想はじめ- 木葉 揺自由詩220-7-8
- 墨晶自由詩11*20-7-8
内部のひかり- 水宮うみ自由詩4*20-7-8
即興詩「独白」- アラガイ ...自由詩4*20-7-8
あの日- 道草次郎自由詩420-7-8
魔女とリコリス- カマキリ自由詩220-7-8
戯れの一時- ひだかた ...自由詩320-7-7

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