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果てしがないように思われる
このトンネルを抜けることができるのだろうか
どこまでも続く暗闇が尽きるところがあるのだろうか
仄暗い誘導灯が足元を照らすけれど
明るい陽の光は差し込んでさえこない
 ....
こうべをあげて
青い空が広がって
静けさが辺りを包んでいく

昨夜の恐怖と奈落の底と
窮地を脱して迎えた朝に
廻る球体は光りを投げ掛け
今日の救いを差し伸べる

静けさが満ちるこの朝 ....
はじまりは夜の公園で
同級生とタムロしていて
そして煌々と
自動販売機は虫達を従えながら
少年を挑発するのだった





マイルドセブン
マルボ ....
視界の端に映る太陽の中心を逆十字に彫り上げて背徳の日陰の中に今日の悪魔が現れる、よう、惰眠は済んだかい、今日のお前は昨日のお前よりも確かかい、とからかってくる、俺は無視を決め込むがやつは満足しない .... 高校時代に出逢い
長く付き合ってきた

あなたからのプロポーズ
ずっとこの瞬間を待っていた
積み重ねた思い出がリアルに浮かぶ

遙か彼方まで明るい
未来は輝くばかり

自然の流れに ....
こんな日に海風に吹かれたら
寒いことこの上ないだろうとは思いつつ
それでも大海原を眺めたいと
願ってしまうのは
水分が不足しているからだろうか
または青が欲しいのか
波の音が聴きたいだけか ....
眼鏡越しのその眼差しは
やさしそうにも
悲しそうにも見えて
決して本音を見せてはくれないのだと
寂しくなる

意地悪をしてみたら
意地悪を仕返してくれるだろうか
眼鏡を取り上げたら
 ....
また白痴な顔を晒し
振り返る君の孤独はやるせない
冬の大空に羽ばたいて
青い大気を吸い込んで
静かに呼吸を繰り返す
君の無垢は無限の広がり
いつかの不在を先取りし
果てなくラアラア唄って ....
あの娘はあんな子だ
指折り数えているのは
なにかを数えている訳ではなくて
人の目を引くためだ
あの白い肌輝くか細い指が折られるのは
誰だって見ていたいものさ

あの娘はあんな子だ
幼い ....
林檎が声を殺して
泣いている

想像ですが
ずっと信じていたことが
裏切られたのでしょう

聞き飽きた励ましの言葉では
林檎は泣き止みません

境界面に滲み出ている
涙みたいな光 ....
すずめがならぶ電線に
からまる凧を
むかえにゆく篭で
あなたが目ざめる
冬の町

波がよせてきて
泡がはい寄る
沈下橋
壁ごしの沈黙をやぶる
ひとつのくしゃみ
朝日をあびて
落 ....
夜の透明に拘束されて 光速で走り抜ける  東名


遠目で姑息なエリアを抜け二度目の約束に足止めを食らい
孤独なパーキングエリアには排ガスと血のめぐりの悪い野良猫たちの愛撫の匂いが入り ....
雨が降り続ける
冷たい雨が
決して止むことはないと思われるほど
ずっと降り続いている
空から地面へと直線を描きながら
ただただまっすぐに
雨が降り続ける
誰かの悲しみの涙のように
誰か ....
彼は
推測する
私たちの
国が
かつて大きな国で
貧しい
とても
今は
だが
私たちの国の国民たちは
やがて
勝利するだろう
経済的に



私は信じている
それを ....
それはいっぽんの小径
なみのかたちで振れ
丘のすきまをぬう
夢のはじまり
一日のおわり

ひとは その間
ひとみをみがくいちまいの布として
ぼんやりとてる 初月
あなたの中で
まっ ....
 探り吹き

小さな羽根飾りが付いた
中折れ帽子のヒデキさんは
ハーモニカ歴六十年だ

楽譜は読まずにメロディーを
口で探って覚えていくから
僕は探り吹きだ、と言って笑う

特別養 ....
雨滴は絶えず穴穿ち
佇む神々の声は木霊して
わたしのひとりが
目覚めるとき
大地を覆う涙は枯れ

帰っていく
帰っていく
たましいのふるさとへ
ひとりにもどり
帰っていく 
 ....
あおいそらの
動かず
足跡を辿る
神々の
こうべ上げ
何処までも続く青

不安を突き抜け、恐怖を突き抜け

見晴るかすかぎりの彼岸の野辺に
硬直した自我、遊ばせて
わたしの孤独は ....
寒気にひび割れ、傷んだ世界の狭間、高速ですり抜ける意志と、失速しうなだれる幾つかの首、ベネズエラの煙草を咥えたアジアのギャングたちが、所かまわず改造拳銃の銃口を詰まらせる午後早く、剥ぎ取った落花生 .... 大河ドラマもここ数年
マンネリ化していて

リアルタイムで
毎週みる気がしない

もうこれぞという
面白いものは
出尽くしていて

歳を取るに従い
記憶力の減退と

つきなみ ....
瞬く
無数の星が
渦を巻き降って来る

哀しみ剥き出され
眩む意識を抉られ

永遠の雨、永遠の流星群
たましいは冷え
にくみは凍え
いのちは震え
 
行き着くところまで
わだ ....
天気が素晴らしく良く
初日の出が綺麗に見える

元旦
神聖な光が
満ち満ちと溢れる

良いことばかり起きそう
創造したことが現実になる

そんなイメージが
湧き上がるほど
新し ....
間食なんてほとんどしないのに
今夜は無性にチョコレートが食べたい
なにがあったわけでもないのに
ただただ板チョコを貪りたい
こんな気持ちなったのは初めてで
どうしたらいいのかも分からないほど ....
雪が舞っている
街の電飾に輝き 

通りの向こうから駆けてくる
子供は身を躍らせ

向かいのコンビニで手を振る
老婆の萎びた顔が切なくて

手のひらに収めた雪を投げ入れる
白い空間 ....
年は取りたくないと思っても
年は確実に取る
年を取ること
水が流れるがごとく

年は取っても
健康であればいいと思っても
老化や病気からのがれられる人なし
日が西へ沈むがごとく

 ....
─まいにちうまれるものたちが
─まいにちしんでゆく

眠り、浅い夢からさめたような春の予感のする少しつめたい風が、名付けられているはずなのに誰も名前を知らない雑草の頭を、さあー、と撫でてゆく放課 ....
素足にサンダルをひっかけてベランダへ出る
飛ばされそうな洗濯物をピンチで留めなおす
冷たい風に吹かれて寒さが身に沁みる
そんなことが繰り返されて春を夢に見る
生暖かな風に舞う桜の花弁を思い浮か ....
一人暮らしも板についてきて
仕事もやっと落ちついてきたある朝
キッチンで水道の蛇口を捻ると祖母がにゅるにゅる出てきた
都会の水道はとうとう水のかわりに二親等が供給されるようになったのか
なんて ....
白い
大理石のフロアタイルを
敷き詰めたキッチンに

見たことも無い
巨大なサンマの開きが

横たわっている

旬は過ぎているけど
気にしないで

夢だから

頭だけでも軽 ....
巨大なプレス機が稼働しているようなノイズがずっと続いていた、肉体はその、現実には存在しない振動に苛立ち、酷い痒みや痛みを覚えた、細い針を幾つも差し込まれたみたいに視界は穴だらけになり、世界は楕円の ....
ジム・プリマスさんの自由詩おすすめリスト(930)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
走り続ける- 坂本瞳子自由詩1*22-1-17
この朝に- ひだかた ...自由詩722-1-17
短歌にも成れない愚かな詩の残骸- TAT自由詩3*22-1-17
Through_the_Past,_Darkly- ホロウ・ ...自由詩2*22-1-16
あなたと未来- 夏川ゆう自由詩322-1-14
海よ- 坂本瞳子自由詩6*22-1-13
眼鏡をかけた彼の人は- 坂本瞳子自由詩2*22-1-12
無垢の人- ひだかた ...自由詩6*22-1-12
あの娘はあんな子だ- 坂本瞳子自由詩3*22-1-11
林檎- TwoRivers自由詩8*22-1-11
この町- soft_machine自由詩122-1-11
トーメーコーソク- 末下りょ ...自由詩2*22-1-11
雨が降り続ける- 坂本瞳子自由詩2*22-1-10
Drive_falcon- TAT自由詩3*22-1-10
初月- soft_machine自由詩122-1-9
探り吹き- 壮佑自由詩10*22-1-9
帰っていく- ひだかた ...自由詩9*22-1-9
孤独の断章- ひだかた ...自由詩322-1-8
なしくずしのゲームとその神髄、それから水分の必要性について- ホロウ・ ...自由詩1*22-1-8
大河ドラマはまとめてみるのが一番- st自由詩422-1-8
遥か、君と- ひだかた ...自由詩622-1-7
初日の出- 夏川ゆう自由詩222-1-7
チヨコレート- 坂本瞳子自由詩6*22-1-6
雪は静かに降り積もる- ひだかた ...自由詩1022-1-6
老境- ホカチャ ...自由詩4*22-1-6
風化する放課後の- ちぇりこ ...自由詩8*22-1-5
切なる願い- 坂本瞳子自由詩1*22-1-5
祖母と故郷と、夕暮れと。- ちぇりこ ...自由詩4*22-1-4
生臭い初夢- まいこプ ...自由詩422-1-2
ノイズの陳列、幕引きのシャワー- ホロウ・ ...自由詩2*22-1-2

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