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あの日

まだ遊園地があった頃

待ち合わせて出掛ける夕まずめ

武庫川に架かる橋には溢れる人

背の高いその人が

欄干横の塀に私を乗っけてくれた

スカートが風にめくれ ....
知らないところでさり気なく
「うちの妻が」と言ってもらいたい

時代に逆行しても
「思い出に残る熱い先生でした」と卒業式の寄せ書き

オルガンをうまく弾けなくても
「あの子守歌、背中がこ ....
さぼてん村に日は落ちかかって
暮れかけの太陽と
穏やかな雲と空
私はドストエフスキーのように
この世の永生を信じるようになった
三つ目に光る黒いワゴン車のテールランプ

今夜ダンスホール ....
今日に歩けば途すがら、
薄紅の花束のふんわりと
一年ぶりの新たな逢瀬、
さるすべり咲き開き
並木道進みいけば
みんみん蝉も鳴いていら

この夏に賭ける想い
正に自由闊達に
渦巻き流れ ....
死に
たかる蟻たち
夏の羽をもぎ取り
脚を引き千切ってゆく
死の解体者
指の先で抓み上げても
死を口にくわえてはなさぬ
殉教者
死とともに
首を引き離し
 ....
夏の一日
わたしは蝶になりましょう。

蝶となって
あなたの指先にとまりましょう。

わたしは翅をつむって
あなたの口づけを待ちましょう。

あなたはきっと
やさしく ....
目に見えない世界が
本当にあるのなら
思いよ届け
それが運命を変える力となれ

あなたが自殺に失敗した後の
人生を情けないとは思わないさ

被害妄想と加害者に仕立て上げられた妄想
大 ....
苦しみも悲しみもここに置いてゆけ
















寂しさも生きにくさも

ここへ置いていけ




 ....
神経症的なスタンダード、初期設定値がそもそも狂気の側に少しだけ傾いている、厄介だけど留まろうとする努力の分だけ懸命になることが出来る、人間なんて少し壊れてるくらいがちょうどいい、電脳の空間に投げ捨 .... 世界の人口分のひとり
日本の人口分のひとり
このひとり分で
何が変えられるのだろう

ひとり分の重み
実感したい重み

ユポ紙は受け止めてくれるだろうか
届けてくれるだろうか

 ....
物語りはエンドレスのように
季節は音もなく日々を刻んでいた
地表には取り憑かれたように草たちは伸び
虫はそれに寄り添うように紡いでいる

夏は蝉の音と虫の音が混錬し
熱波が地表を包んでいた ....
心の内しんと平静なり 、

沈み込む時間の底

あちこちで言葉投げ合う
何ものか達の声 木霊して

過去に置いて来た断絶の涯てに
支え合う宙の奥行きの只々広がり

既定の時の流れと ....
神がいるかどうか

わたしには分からないけど

それに近いものが

あるような気がする

神というカタチがあるかどうか

わたしには見えないけど

それらしきものが

ある ....
地球は永遠の星だ
太陽に育まれ
月という伴侶もいる
子らは地表を覆い
海に棲みついて
愛を表現し合っている

だからこの地球は
人間の力で守らなければ
地球の子として
善も悪も行う ....
本が来る

熱烈な片想いが成就するかのようで

子宮がゾワゾワする

浅い昨夜の眠り

今日あたり

恋しい本が来る

半眼で想う

(行ったことのない)スコットランドの風 ....
 透けていくからだの
 根っこのどこかで
 何かが心を穿つ
 目の前はかすむのです

 小さな水槽の水草をちぎって
 置き石の陰で横たわり
 フロートガラスの壁に立ち上る
 気泡をゆっ ....
無視かよ
どうして仕事を無視できる
無視かよ
これは何かのハラスメント
無視かよ
人の気持ちを不愉快にさせる
無視かよ
仕事しろよリモートで引きこもっていないで
無視かよ
できれば胸 ....
あめんぼうは、すばらしい数学者です。
水面にすばやく円を描いてゆきます。
 
 湖は光を洗い
 まろい音をはじきながら 
 たち渡る風が青じろいまぼろしをつくる

 魔法瓶の麦茶が喉を通る冷たさ
 図書館の帰り、
 昼どき近くの公園で
 セミの鳴きに耳を傾け ....
三角関係の中にいる

同性の職場で

嫌い合っている二人の真ん中にいる

なかなか難しい居心地である


古い医院での受付仕事

日々 様々な方たちが来られる

待合室 患者 ....
酔っ払いの群れに
ぶつかりながら
君に話しかけても
後ろの大声の会話に
かき消されて
駅までの間
少しも話せなかった

もうすぐ終電と
急ぎ足の君と
はぐれないように
ついていく ....
揺蕩いながら打ち刻み
打ち刻みなから揺蕩い
進行する時の次第に
間延びしていき
スローモーション

あなたをわたしを別の次元へ誘う
(互いにそっぽ向きながら手だけ繋ぎ)

 湧き立つ ....
あおい空と山なりに投げられた白いボール
以前、ソフトボールのチームの練習にまぜてもらってたことがあった

わたしはまったくの初心者でバットの握り方も知らなかった
そこは野球をちょっとでも知って ....
小さな虫籠に閉じ込めていた
私という虫
狭い世界で
所詮蛾だからと
あきらめていた
それでも自然と暴れてしまう
翅を広げられたなら

私は本当に虫だろうか
その疑いが虫籠を開ける
 ....
結晶化した記憶たちが鱗粉のように降る、読みかけの本は栞を挟んでテーブルの上にある、それを感じた瞬間、それまでなにをしていたのか、直前までの思考や状況のすべてが途切れた、飲み干したペットボトルは蓋を ....  あまねく日は西へ傾き
 道に日は照り
 わきたつシャンパンゴールドの
 彩雲がおだやかな貌をみせる

 隣人やあなたから見える
 ベランダで洗濯物を干す「わたし」は、
 知らないまに
 ....
アゲハ蝶の華麗なタッチ、
触れるか触れぬか
微妙な脚使いにて枝に留まり
優雅ゆっくり開閉する羽の艷やか
光の国から飛来しては
光の国に焦がれ咲き開く花の密吸い上げ
またその流れる如き色彩は ....
文字を白い紙の
空間に配置する

空のすき間に文字たちが
宇宙へ旅立つ

宇宙は広く、大きい
100万字の粒が悠々と泳ぎまくる

ボクの詩はわずかな文字数で
宇宙を埋め尽くす

 ....
今を鍛える。
今を鍛えると未来への不安はない。
今を積み重ねる。

一期一会、夏至を噛みしめる。
蒼穹、太陽の果汁を撹拌する。

きらびやかなその果汁、細胞から、魂から、溢れ出る血液から ....
硫黄の雨で洗い流される時
裸の王様は全身に火傷を負い
熱射で焼き爛れた大地に醜く肥えた体を横たえる
息絶え絶えに妄言を繰り返しながら

庶民の生き血を吸いながら大地を分断し
人々に混乱をも ....
ジム・プリマスさんの自由詩おすすめリスト(1203)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
花火を見たのか- 花野誉自由詩14*25-7-23
目ざめる前に- 唐草フウ自由詩14*25-7-23
バージンロード- 黒髪自由詩4*25-7-21
盛夏、流動- ひだかた ...自由詩6*25-7-21
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蝶。- 田中宏輔自由詩8*25-7-21
自殺者の亡霊を背中に乗せ終わった後- sonano自由詩125-7-20
Open_24_hours- TAT自由詩2*25-7-20
雄弁で曖昧な結晶- ホロウ・ ...自由詩3*25-7-20
ひとり分- 自由詩5*25-7-20
七月のかなしみ- 山人自由詩12*25-7-19
遡行す、こんな日こんな刻に- ひだかた ...自由詩8*25-7-17
神とは- 多賀良ヒ ...自由詩325-7-16
地球- 黒髪自由詩3*25-7-16
ハイランダーはまだ来ぬ- 花野誉自由詩13*25-7-16
骨魚- リリー自由詩14*25-7-16
無視かよ- 自由詩7*25-7-16
あめんぼう。- 田中宏輔自由詩16*25-7-14
自由のランチ- リリー自由詩11*25-7-14
三才からのスキル- 花野誉自由詩9*25-7-14
金曜の夜- 自由詩11*25-7-14
詩想、対面- ひだかた ...自由詩7*25-7-14
ソフトボール- 凍湖自由詩425-7-14
蛾を放つ- 自由詩10*25-7-13
pumping_capacity- ホロウ・ ...自由詩2*25-7-13
天日- リリー自由詩10+*25-7-12
光の遣い- ひだかた ...自由詩6*25-7-11
ボクと詩と宇宙のカンケイ- 多賀良ヒ ...自由詩325-7-2
「今」を鍛える- 朝焼彩茜 ...自由詩7*25-7-1
真実を見よ。- 栗栖真理 ...自由詩2*25-7-1

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