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呼びとめてほしいと思った
知らぬまま行こうとする私を
踏んでしまったものからの声で
呼びとめてほしいと思った

抑えることが美と思うのかと
桜はおもいおもいに散る
だれも連れず
自分の ....
  泣かせたこと
  約束をやぶったこと
  言うべきではないのに
  言ってしまったこと



  恥じていた自分は
  ずっしりとおもたくて
  夜ごとに
  沈んでし ....
韻を踏み外したまま
蓄積する行末から
こぼれ落ちる
行間という溝に
言葉の葉脈を
透かし見る

空と触れ合う海
陸を撫でる風
揺れる草木

点滅する青
震える黒線
遮光される ....
明りの弾ける音が闇を貫けて沈黙へと沁み込む
焚火を囲み暖をとる
密猟者の秘め事 儀式の執行
祈りの呟きの後 狩りの前 
青い薫りの葉煙草を皆で回し吸う
苦い煙を吐いて 少しの吐気が残る
秋 ....
海沿いの観光地を歩いていたら
ごうごうと地面がうなって

おおきいおおきい
地震が来たね

浜焼き屋台のおっちゃんが
津波が来るぞと言う声を聞き
あたしたちは一斉に
高台を目指したん ....
  あなたが大きくなったなら
  楽器のできない私のかわりに
  ギターをきかせてちょうだいな
  聴きたい歌なら沢山あるけど
  あなたの好きな歌でいいよ



  あなたと ....
合浦の浜に藤を見に行くのが好きだって
ばあちゃん 僕にお菓子を買ってくれて
二人してバスに揺られて 行ったよね

桜も沢山な公園だけれど
その頃は いつも人が ごったがえしで
僕は ....
娘が誕生日にプレゼントをくれた
そういえば
最近娘とは会話もしていなかった

細長い化粧箱

包装紙をやぶいて中を見ると
ドライバーが一本入っていた

私がそれを手にするのを確認する ....
むかし、むかし、
世界なんて滅びちまえ
って切に願っていた少年がいたんだ
でも、
いざ、世界が滅びる
その日に
彼は
僕とお母さんとお父さんと
あと、同級生の千絵ちゃんだけは
救って ....
ヘッドホンの向こうで
うわわわわと言ったきり君の声が途絶えた
それっきり君は闇へ運ばれていった
復旧作業という任務を負って

心の中がぎしぎし音をたてる
まだか
まだ足りないのか

 ....
  ここに
  にんげんは
  そんなにたくさん
  いらないよ、
  ふたりでいい



  つなぐ
  てのひらも
  そんなにたくさん
  いらないよ、
  ふたつで ....
虹の裏には
雨雲があり

雲の裏には
空があり

空の裏には
宇宙がある

その先は知らない


昨日の表には
今日があり

今日の表には
明日がある

その先は知 ....
私の夢は
詩人になること
詩を書いて本にすること

今よりも
謙虚さと
忍耐を持って
おおらかに
豊に生きること

何事も
前向きで
融通性のある人でいること
物事にこだわら ....
三日月に座って唄うあの子は誰
透明な声を響かせてレースのカーテンが揺れている


水のような夜の音が
静かにささやいた声は夢
世界の半分を包む蒼く澄んだ暗闇を
君の眠りの中へ
そっと解 ....
今朝
ノートを開くと
白紙の上に
規則正しい線が見えた

昨夜
ここに何かを書いた気がしたのだけど

それは
ひどく悲しい
詩だった気がしたのだけれど
 棚が倒れて割れた窓ガラスや試験管
 フラスコやビーカーが床に散乱している
 海水に浸された真綿が入るシャーレが傾いて静まっている
 実験室の椅子にすわるかれの顔をおぼえていない
 ....
燃えろ 

枯れた老人のように

燃えろ

脂身のった中年のように



さよなら

親切

さよなら

思いやり



下降はしない

硬質な平面 ....
{画像=110331225208.jpg}


太陽に手を当てて
陽の光を集めてみる
春の力が
僕の冷たい手のひらに
集まって来て
力が集まって来て


風を肩に当てて
春の音 ....
  二人で
  ふとんをしこう
  最後のニュースが
  かなしい話を終えたなら



  丁寧に
  ふとんをしこう
  僕らを責めたてる
  光たちにつかれたなら

 ....
ジーザス
その掌を十字架に繋ぎ止める
楔の持つ結束力 
ぼくときみ

裏側から向こう側を見つめ返そう
ブラウン管を見つめてる
スクリーンを見つめてる
モニターを見つめてる
ペ ....
北 横殴りの吹雪 
厳しく美しい その事態を 知らない 彼らが
雪原で 凍えながら 夜空を見上げている きみのことを
南 さらさらした柔かな 砂浜の上で サングラス越しに
スクリーンから 眺め ....
無音 やがて そして



銀に回転する木霊を破壊する金の雷鳴
その雷鳴が回転して赤土色の轟鳴となる
その轟鳴が崩壊して土砂のように大地は捻れる

酷い眩暈が頭痛へと直結する
感覚神 ....
ロメオ


プロチアデンが呼んでいる
アモキサンが招いている
コンソールの高台
かびた毛布の洞窟
萎びた雑誌の湿地
乱雑に走るシールドは葦 黄ばんだ紙屑の落葉に絡んでいる
色とりどり ....
ちょうむすびも
おりがみもない

とおいところで
そのこはまだ

だれもしらない
てあそびしてる

おかあさんが
だれかもしらずに
ウマウアカの谷に
春が来たよ お嬢さん
ウマウアカの谷が
歌っているよ お嬢さん

聞きかじったフォルクローレが
頭の中でループする

空を突き刺す白い山脈の彼方から
響いてくる ....
人が行き交う
言葉の波が漂う
お金が交差する
ここもある意味 町だ 息をしている

ヒューマンウォッチング
例えば大阪伊丹行
出発2時間前 搭乗予定客はもうStandby
落ち着かぬ待 ....
もしそれが 性急で短命な安息だろうと

たとえそれが 如何わしい行為と呼ばれようと

決してそれが 確保不能の妄想だろうと

それがぼくにとっての真実ならば

多くのものを犠牲にしても ....
岡ちゃんはフラれた昨日をネタにしてジョークジョークと高笑う
ねじり鉢巻キマってんのにモテねぇじゃんか
あらよっ もいっちょ
ソビエト連邦崩壊しても
コンベアの冷凍サーモン高々と積みあげ
平和 ....
飛びたてるまでの道のりや
速さやあるいは時間というものは
みんな違うのは当然で

途中で滑ってころんでも
飛行機みたいなものじゃないから
僕らの翼は折れたりしない

力学や精密機械のよ ....
私のバイクの鍵には 鈴が付いている
バイクに乗ってない時は
バックに入れているので
バックを動かすと シャリンと鳴る

バイト先にいる猫には 鈴が付いている
お腹が空いてない時は
座 ....
ジム・プリマスさんの自由詩おすすめリスト(1212)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
私を呼んでほしい- 朧月自由詩311-4-14
ゆるす- 草野春心自由詩111-4-13
髪一重_/_****'04- 小野 一 ...自由詩6+11-4-13
狩唄のあとに_/_****'04- 小野 一 ...自由詩511-4-13
つや子が見せてくれた夢- 遠山律子自由詩311-4-11
笑顔- 草野春心自由詩5*11-4-10
藤を見に_/_****年不明- 小野 一 ...自由詩6*11-4-9
娘からのプレゼント- ベンジャ ...自由詩5*11-4-8
青春- 真山義一 ...自由詩1611-4-8
余震- 朧月自由詩311-4-8
ふたり- 草野春心自由詩5*11-4-4
虹の裏には- 小原あき自由詩8*11-4-3
私の夢- そよ風さ ...自由詩6*11-4-3
水夜- 村上 和自由詩611-4-2
リライト- 小原あき自由詩6*11-4-2
廃校に立つ未来の子どもたちに- 石川敬大自由詩19*11-4-2
連れ立って_/****'99- 小野 一 ...自由詩7*11-4-1
太陽に手を当てて- beebee自由詩911-3-31
ふとん- 草野春心自由詩9+*11-3-31
エルサレムの売春婦_/_****'99〜'03- 小野 一 ...自由詩3*11-3-30
slide_away_/_****'99〜'03- 小野 一 ...自由詩6*11-3-30
enjoy_the_silence_/_****'04- 小野 一 ...自由詩6*11-3-29
眠れぬ森のロミオ_/_****'01- 小野 一 ...自由詩5*11-3-28
ちょうむすびとおりがみ- 小川 葉自由詩411-3-27
ソング_・_オブ_・_インディオ- nonya自由詩15*11-3-26
羽田空港第2ターミナル- subaru★自由詩5*11-3-25
走る者として_/_****'91- 小野 一 ...自由詩5*11-3-25
ボクらのバラエティーブック- 乾 加津 ...自由詩12*11-3-23
滑走- ベンジャ ...自由詩311-3-23
鈴の音- Seia自由詩311-3-23

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