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それが本当に眠りだったのかと問われれば俺は分からないと答えただろう、現実なのか、それとも夢の中に居たのか、釈然としない何時間かが過ぎて、夢遊病者のように俺は服を着替えて外へと彷徨い出た、それは本当 .... コロナ
コロナる
コロナれ
コロナれば
コロナります
コロナる時
コロナろう
コロナった
コロナるまい

令和3年の地球はコロナ禍で窮屈
コロナウィルスはヘンタイす ....
繊細な指先が愛惜しくて
ページをめくって欲しい

書き出される文字よりも
あの美しい指で握られた万年筆が気になる

約束なんていらないけれど
あの小指とならばつながれたい

雨が降り ....
手垢にまみれた本懐に
難字から顔料を四拍子
ごった返して下準備する
煙雨に打たれている
乗捨てられた群衆は過去の遺物

私は淵に根を下ろした

道徳に夜曲を 遊技にも合わない終点に、
 ....
人と会う
PCの画面には
変わらない表情
顔色が青白いのは
パンデミックの現状のためか
それとももっと
大きな理由のためか
いずれにせよ
顔を見るのは久しぶり
まずは献杯をする
今 ....
今日は友人の母親の百歳の誕生日だった
ワイフと二人でお花と牛肉を持っていった
百歳といってもまだ息子と二人で自宅で住んでいる
まだ自分で食べることができる
まだ自分の足で歩くこともできる
ま ....
世界の厳かが露わになるこの夕べ
わたしは静かに此処に留まり
在るものすべてに身を委ねる

まるで人生の鍵を手に入れたかのように 

在るもの在るもの輪郭鮮やかな世界が
おもむろに眼前に広 ....
人にあしたを指ししめす
あの月
月が遠ざかってゆくわけは
きっとたくさん
あるのだろうけど
なにもいわず
いつか
どこにもぶつからず
無事に太陽系を抜けられたら
月はその全身の瞳で見 ....
午前中の四時間授業が終わり帰途に着く
ランドセルが左右に揺れる
昼食のインスタントラーメンを啜る横で爺さんが大江戸捜査網の再放送を観ている
隠密同心 心得の条の辺りで体が左右に揺れ始める
麺を ....
その日の斜陽を靴跡に踏み躙らせ
よそよそしい未来をこびりつかせ、
ヤマは遺骸を縦ニ 三杯に摩り下ろした。

それで、

一に、赤裸々を口に銜えた(鑪と平和)
なかほどに廻り初めた 紙風 ....
季節のせいだろうか
歳のせいだろうか

渇いて剥がれてヒビが入った
自分をたもつことができない

シャワーをあびて水分をとっても
包帯で皮をぐるぐる巻きとめても

それは滑らかに ....
12月になると
どこからともなく流れてくる

-----きっと君は来ない
一人きりのクリスマスイブ-----

天上のキリストも気に入って
永遠の命を与え

12月になると
不死鳥 ....
落とし物を拾いに
金星と火星のあいだ
銀色の楽器か
瑠璃色の小鳥か
橙の夕暮れか
透明な言葉か
思い出せそうで思い出せない
一生かけてたった一つを
おそらく
眼が見ることのできる前に、
涙することをやめなければならない。
耳が聞くことのできる前に、
感じることをやめなければならない。*



僕たちはいつも
入り口の前で立ち止まる
様々な ....
1)
別にグレてるわけじゃないし特に優等生でもなかった、どーにもならないこともあるし理不尽なこともあって親や先生にうんぬんかんぬん、ぼくはそれらでドロップアウトする気などさらさらないし、ただ面白いも ....
それは彼方へ消える幼い日の記憶だろうか、それは燃えながら散りゆくひとつの詩篇だろうか、それは最後の歌をうたう老婆の掠れた声だろうか、長雨の後、窓に残った雨粒が滑り落ちる時のシンクロニシティーは、も .... さみしい思いをしていたら
母親がゾウを買ってきた
我が家は1DKだけど
ゾウ一頭くらい
生活する余地はある
問題はどうやって
ゾウを部屋の中に入れるかだが
販売業者はお手のもの
手際よ ....
ようやく畑にたどり着いた
遠くを見て佇む案山子ひとり
腕はだらりと垂れている
そばへ歩いてゆくと
帽子を取ってお辞儀をしてくれた

私もお辞儀をする
顔を上げると案山子は
帽子を持って ....
夏の間から時々云われてた 頭の中に住んでいる声から
「ハンドクリーム塗ったら?」と
だから私は車の中にもハンドクリームを置くことにした
信号待ちにささっと乗せる 手の甲に 年齢の出るパーツ

 ....
クリスマスが近づくと

スイーツの王国が
輝きを増してくる

王国を支配するのは
クリスマスケーキという国王

この時期になると
必ず世界中でつくられて

その名声をあげ
盤石 ....
裁断された
光チューブの切り口が
ブラインドから
漏れた光をかき集めて
輝く。

僕らを見ているように。

作業台の向こうで
男達が今後の休職者の扱いについて話している
滞りなく
 ....
アキレス腱を挟むようにして
足の外側と内側が冷える
こんなときは足が浮腫んでいる
冷え性の症状とはこんなものか
手で挟むようにしてさすってみる
厚手の靴下を履いてみる
片方の足の裏側で
 ....
ピンクムーンに照らされて
今宵、彼方へと旅立とう
仄かな明るみと陰影と
小刻みに震える声達が
旅の一瞬と永遠と
微かなその予兆すら
静かに呑み込み
消していく

ピンクムーン、ピンク ....
「とおこちゃんはしんでるからね
生きなきゃね」
と言う友の
その無邪気で純なやさしさの
受け取り方に戸惑い

そういうあなたは
「もうがんばって生きてるから『生きてね』と言わないでくれ」 ....
一列にピシャっとトミカを並べて遊んだ形跡

塗装の剥がれた車たち ふかふか布団の上に整列

ああ愛おしいな かわいいなと親の眼差し

 その時 私は後ろの後ろから一線を見た

大人 ....
季節を思い出した この冬に
  
時間のないジェットコースターに乗った感覚で

花を一輪大切に指で包む 会話を弾ませる 微笑みを正面に

時間の感覚を麻痺させる脳処理をして

この ....
マリトッツォになりたいと
マリトッツォは思ってます

既になっているようだけど
到底にして満足いきません

大胆不敵に広がった口から
ローマの風を吹かそうとの
勢いを邪魔するクリームが ....
起きたら、全部の指が親指になってたから、
マニキュア塗る領域は、壮大。
ブラックホールの中は、1LDK。家賃は5万。
大島てるで見たら、超がつく程の、事故物件。
スロースターターな、精液は、テ ....
一輪の花がゆっくりと、蕾を開く、宵の夢 
創造のわざは、私のなかに働く

私を支える茎は背骨、密かな光合成をとめず
今日もわずかに、背丈を伸ばそうとしている

たとえまだ、日の目を ....
なくしてしまった
兄の釣針を探しに
僕は海の底へと降りていった
そして針が刺さったかのように
姫と出逢い
糸で釣られるかのように
姫に惹き寄せられた
この海の底に
青々とした宮殿があっ ....
ジム・プリマスさんの自由詩おすすめリスト(1210)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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