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手のひらにすっぽり
おさまった石
しばらく握りしめていた
握るものがあるだけで
力をぐっと込められた
あなたに渡すと
温かいと言う
返してもらうと
たしかに温かい
わたしの手 ....
薄曇りの空
昼の明度が低い
苛立ちを泡立てたような
街の雰囲気のなかを歩くと
泡に包まれた静電気が
渇いた頬にぱちぱち当たる
降るならば降ればよいのに
水の腐った匂いがする透明傘を片 ....
手ごろなプールがないと
汗でぼたぼた水溜りを作りながら
巨人は初夏に愚痴をこぼした
海なんてどうかねと
杖をお守りにしている老人は
巨人には見えているだろう河口を指差した
大きな足 ....
傘までも逃げ散る月曜に
体温を奪われた透明傘
水玉越しの水溜まり
電線は交差しない方が良い
映り込む景色を真っ直ぐ走る
線、雨上がりの青い天井
別世界へ潜りたくて
足を踏み入れて拒ま ....
ジム・プリマスさんの木屋 亞万さんおすすめリスト
(4)
タイトル
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カテゴリ
Point
日付
手のひらの石
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木屋 亞 ...
自由詩
4*
21-12-21
雨に踊るものたちは皆、笑っている
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木屋 亞 ...
自由詩
3*
11-4-15
巨人
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木屋 亞 ...
自由詩
3*
08-7-5
晴れ時々、愛め
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木屋 亞 ...
自由詩
5*
08-6-4
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