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あの華や。と指を往く仕種が
ずっとずぅっと。緒を弾いて
十六夜の鉢 と言うのよ
小さくてつまめない程の 硝子の欠片
ありもしないものを抱き抱え
貴方と呼んで
今から明日に迎える
毒があ ....
その濡れ羽鴉が影一枚 羽織った面妖のピエロを炙り出す
柊の夜。大口を開けグロテスクな無垢な施しを与えん
おおぶりな川のせせらぎは寂しげに演舞を受諾する
手あぶりに凍りつく患部に聞き伝えの罪を ....
いつも行くはずの近道は薄明を終えて神社の鳥居の脇を吹き抜ける
平坦な午後に並ぶ学生たちが少しのやすみを記憶するとき
みちゆきは確かに真新しいスーツを纏い 大きめの制服を着て
まばゆいほどキ ....
手垢にまみれた本懐に
難字から顔料を四拍子
ごった返して下準備する
煙雨に打たれている
乗捨てられた群衆は過去の遺物
私は淵に根を下ろした
道徳に夜曲を 遊技にも合わない終点に、
....
その日の斜陽を靴跡に踏み躙らせ
よそよそしい未来をこびりつかせ、
ヤマは遺骸を縦ニ 三杯に摩り下ろした。
それで、
一に、赤裸々を口に銜えた(鑪と平和)
なかほどに廻り初めた 紙風 ....
夢よ幻よ。やるせなくそして ひざまずく。
たとえば湿ったアスファルトと、推し量る
仄かに照り返すみちびき。
一本の露地のその先へ、
うちとどめなければならない
なにかを
砂 ....
私だけを見て、わたしだけが知っている、
この夜は永遠に はるかかなた
まるで幻覚を具現化したみたいね
ただ原色が波打つばかりの
クレヨンをまき散ら化したような、
ポップアートな臨場感 ....
紅葉の文様、その磨りガラスを叩くものが、
とんと鋳る
虚しいものだけ集めて終いたい
僕の中には それが軸になって
ぐるぐると塒をまく
ひかりだのやみだの、
どうせ狂ったように刺し混むだけ ....
真水に白線を正して、記憶が薄まるのを待つ
どうせ影は伸びて滲む
こたえは ひとつでなく
深層に寄せた若気も廃れ
丸裸の木の葉に、踏みしめて道とする。
しかし
ふくれている、あまざらしのさく ....
深く深く息を吸う
それで灰の海に飛び込む
薄明にも満たない冷たいだけのうねりに、
なんども溺れながら。
何処へ 向かおうと言うのだ
朽ち葉の思慮はない
ただふるえる筆に少し ....
大振りで且つ皮の無い影に秘された鶯色の、葡萄の礫のような表皮が、あたりに広がっていく様を、あなたがひとつひとつちぎっていくものです。痛みを無くした義賊の有袋類の殺り方、確もゆめもうつつに。柔肌に恩恵 ....
回廊の藍い絵 それは万華鏡の空であった 鼓動の海出逢った
深き谷間の野茨で道に惑い 甘糸そよ風の唄を縫い点けては
透過すると魅せる 刃こぼれは細胞分裂の衣擦れを連想させる
息つくも行き着け ....
ジム・プリマスさんのあらいさんおすすめリスト
(12)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
結実戒律
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あらい
自由詩
3
21-12-16
ほころびショール
-
あらい
自由詩
2
21-12-14
雪洞
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あらい
自由詩
5
21-12-13
一睡一画
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あらい
自由詩
1
21-12-11
青雲
-
あらい
自由詩
1
21-12-10
風が我楽多を靡かせる
-
あらい
自由詩
1
21-11-26
事象痕
-
あらい
自由詩
2
21-11-25
あめはまっすぐにうたうのだ
-
あらい
自由詩
4
21-11-24
青開透詩
-
あらい
自由詩
2
21-11-22
薄墓詩
-
あらい
自由詩
3
21-11-15
礫
-
あらい
自由詩
2
20-7-20
あおいえ
-
あらい
自由詩
1
20-7-9
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