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桜が好きな君と歩いた人通りが少ない桜道
嬉しそうにはにかみながら桜を眺める君
そしてその姿を見つめる僕


「また、雨が降って。桜も散ってしまうね」
愛しそうに桜を眺める君がポツリとつぶや ....
緑色の雨が降るとき
どこかで誰かが泣いている
そんな気がしてならないのは
あの日君と出会ってから

やさしい心の奥で
僕は君を求めている
このままやるせないままで
雨に打たれるのもいい ....
雨が好き
世界が濡れて
恍惚の芳香が包む
夕と夜の間に

草花と土が
なめらかな生命を与えられ
喜びの香が
艶やかに立ち昇る

火照る身体を
委ねたアスファルトの上
はしゃぎ疲 ....
あなたは泣いています
あなたは泣いています
緑の雨にずぶ濡れて
ただただこの世がいとしいと


あなたの頭上に垂れ下がる
電線の雫がぽとりと落ちて
ひとつひとつが世界を映してる
あな ....
桃の心臓をかちりと割ると
滴り落ちるのは
椿の深い唐紅花の唇
涙より沁みるのは
歯茎から抜けない
本心の建前
みずみずしく透き通るのは
海に砕けた夏の記憶
恋の夜に{ルビ馨=かお}るほ ....
傘までも逃げ散る月曜に
体温を奪われた透明傘
水玉越しの水溜まり
電線は交差しない方が良い

映り込む景色を真っ直ぐ走る
線、雨上がりの青い天井
別世界へ潜りたくて
足を踏み入れて拒ま ....
難しい本を読み漁っていた
色々な知識を得るために
だけど哲学や道徳を覚えても
やさしい人になれるとは限らない

難しいことを考えていた
遠い国の病気や争いのこと
同情しては心を痛めて
 ....
 
 
台所で人形を洗っていると
まだ生きた人しか洗ったことがないのに
自分の死体を洗っている気がして
かわいそうな感じがしました
列車が到着したので
あまり混んではいなかったけれど
 ....
{画像=080602022745.jpg}
波打ち際に沈む
ガラス片のように
毀(コボ)れて
流れて
静かな時間の中で
出会いを待っている

満ち足りた時間が
角を丸く取り
いく ....
辿りつくただひとつの島を探して
泳いでいた日々があった
そんな歌があった

{引用=
見知らぬ人よ
あなたは何処にいるのですか
めぐりあいを信じていますか}

探し続けていま ....
けれども胸は 青く傾斜してゆく 怯える意識には
透明なふりをする思惟が 蔓草のようにからみつく
窓の外では 涙のように 果実の落下がとめどなく
そのさらに遠く 地平の丘の上では 二つの白い塔が
 ....
片手くらいの
かわいい顔した手帖があって
女の子のような
詩がたくさん書き連ねていた
僕には
春の風を思わせる旋律が聞こえ
夏の陽気さを感じる水彩画でもあり
ちいさな言葉たちだが
海原 ....
灰色の雨が上がって
ようやく緑が光り始めた
葉脈を辿る水の音さえ
響いてくる気がする

穏やかな五月の庭で
白いシャツが揺れる
遠くから届く草野球の掛け声が
太陽を呼ぶ


きみ ....
ことばの森の中
今日も歩き続ける

迷い込んだ
ずっと奥深く
流れていく
ささやかな小川は
さら さら と
どこに
流れ着くのだろう

ことば
それはただの
ツールにすぎない ....
 
知らないことが多すぎるけど
それは知りたい事じゃない

空が青いときは
 夜の暗さを忘れるように
  星空を見上げるときは
   雲の形を忘れるように
    二人はずれていく、す ....
{引用=
雨宿りをしている間に
ぼくらは近づいて
それと同じくらい
ぼくらは遠ざかった


ピンクのクレヨンで太陽を描いた
みさちゃんが先生に怒られてるのをみて泣いた

だってみさちゃんはピンクで太陽を描きたくて
それを怒るのは可愛そうだと思ったし
ぼくが赤のクレヨンで描いた太陽よ ....
夕暮れの川辺から
対岸の街を
眺める
私の前を
私と共に
過ぎ去って行った時間
満ちて行く川面の
流れが速すぎて
網膜に到達出来ない
暗い流れが
流れる音にすりかわる時
見えない ....
腐った落葉の下から
湿った地面の
つぶやきがもれている
庭石の下では
キリギリスがあたりをうかがい
とかげやかえる達は
アジサイの葉陰で
会議を開く
庭に埋まった
ねこの死骸を
ど ....
「水槽」




1.
とりあえずそこに
水槽(けっこう大きい)
を買ってきて置いてみた
魚はいない
でも「水槽」っていうぐらいなので
少なくとも水は必要だろうと思い
満杯にし ....
目蓋をゆっくり開く
再び動き出す身体

声が聞こえるんだ
僕に遠くから
呼びかける
僕に

その正体が誰なのか
本質は気にしない
ただ
深くその声を
受け入れるだけ

声に ....
雨雲の隙間から
空がこぼれ落ちてくる
だくだくと海に注がれ
灰の海に青が生まれた
レインコートの黄
レインブーツの赤
くしゃくしゃの日傘に
さんさんと陽色のシャワー
石組みの赤茶の ....
さあいよいよ
螢の季節が近づいて
探し始めるのです
はかなく綺麗なものを
風景に重ねたいと
螢を狩る人が
暗闇にうごめくのです

もうそっとしておきませんか
いのちの営みの輝きは
 ....
コンクリートの地面の穴から断続的に棒状の水を宙に吹き上げる公園。
今の俺には水は必要なかったから、ブランコを揺らしていた。
空中に放り出されそうになるのがこんなにも怖いものだとは、子供の頃はまだ知 ....
面白い冗談で笑わせてくれ
出来れば流行の三秒で笑えるレンジなお笑いがいい
シャツに小汚い染みをこれ以上
増やしたくは無いグレイト・ジーニアスを
知っていたらここに電話してくれ

彼は待合室 ....
まるでもう梅雨が明けたような日だった
絡みつくような熱気
三番線のアナウンスが陽炎に揺れる
横ではサラリーマンが
つまらなそうに電車を待っている
僕はただ
いつもの青いタオルで
額の汗を ....
人格のスーパーマーケットにて
宇宙の漬物を買う
星と星とが交際している
水生のマクドナルド
切っても切ってもくっつく血液
ピクルス硬貨でお支払い
学校の墜落を授業参観
騒ぐな貴金属ども
 ....
ダイヤモンドが燃えた
白い皮膚で
月が燃えているという
小さな嘘で
笑い飛ばしてしまおうよ
わずかばかりの白い炎が
燃え尽き果ててしまう前に


穴のあいた靴下を
霧雨のより糸で繕 ....
文明の傾斜地を走るのだ
逆さまの政治学から唾液が垂れる
花々は全滅した
茎はただ茎のために根を垂れるぞ
雲との契約など
どうすれば思い出せるんだ
神々が粉になればとても呑みやすいが
依然 ....
若草色に綴じこめた瞼のうえから
わずかに身をのりだして夜明けを待つ
もう 冷え切った息を止める必要もない
もう
五月だから

去年の金魚
紅い軌跡を残したまま闇に ....
ジム・プリマスさんの自由詩おすすめリスト(930)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
一時の春を君と- 進羅自由詩3*08-6-6
緑色の雨が降るとき- 未有花自由詩12*08-6-6
雨が好き- 相良ゆう自由詩6*08-6-5
緑の雨- 石瀬琳々自由詩10+*08-6-5
水蜜桃- 月下美人自由詩14*08-6-4
晴れ時々、愛め- 木屋 亞 ...自由詩5*08-6-4
無力- 1486 106自由詩6*08-6-2
笹舟- たもつ自由詩16*08-6-2
硝子の欠片- beebee自由詩7*08-6-2
島へ- 青の詩人自由詩3*08-6-1
月のない夜- 塔野夏子自由詩20*08-6-1
ちいさな手帖- 乱太郎自由詩25*08-6-1
日向の匂い- 銀猫自由詩15*08-6-1
アリス- こゆり自由詩16*08-6-1
ある断層について- たりぽん ...自由詩12*08-6-1
雨宿り- ゆうと自由詩3*08-5-31
「模索する太陽_(みさちゃんとぼくの色)」- ベンジャ ...自由詩16+*08-5-31
川の音- フクスケ自由詩308-5-31
梅雨の記憶- ばんざわ ...自由詩5*08-5-31
「水槽」- ソティロ自由詩9*08-5-30
- AKiHiCo自由詩108-5-30
水張月の雨の日- ススメ自由詩108-5-29
螢棲む暗闇に- たりぽん ...自由詩8*08-5-28
街の鳥葬- しろう自由詩108-5-28
ドアの外- aidanico自由詩508-5-28
平行に吹く風- つばくら ...自由詩2*08-5-28
help_I_need- 葉leaf自由詩608-5-28
炭素の道程- しろう自由詩508-5-28
go_to_zone- 葉leaf自由詩608-5-27
「五月」- Utakata自由詩508-5-27

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