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すんでしまったことは 
もう
とつぶやく

握りしめたこぶしを
ためいきといっしょに開くと

あの頃の、
なんて夢がしわくちゃになって

君の高く振り上げたこぶしにも
 ....
白鳥が悲しい最後の鳴き声をあげて飛び立つ、
夕暮れの鮮烈ないのちの地平線が、
赤いインクで跡形も無く修正されてゆく。
絶えず流れ出ている蒸留水の蛇口に、
コップを置いて眺めても、
決して溢れ ....
ぼくは詩人

見えないものが見えるとき
それは美への認識

今日もまた

朝の散歩をしていると
風車に出会いました

無下に野原に落ちていたので
手ですくい上げて
風の吹く方向 ....
 嵐の去った大地に
 若い芽が顔を出す

 その生命
 その希望

 絶えることなく続く命のバトンリレー
 僕達もそのサークルの中で生きている

 さぁ 手を伸ばせ
 さぁ 心 ....
 
   バーボンだ、もっと
   バーボンを焚け

今日 なにを焦がそう
もう 骨しか残っちゃいない
それでも 
小さな炎で 
じりっと炙れば

ピシ ピシと

春の芽吹きの ....
ぼくは詩人

挨拶は言葉と言葉を結び
心と心をも結ぶ

今日もまた

朝の散歩をしていると
アゲハ蝶に出会いました

バタバタ パタパタ
大きな羽の音が聴こえてきそう

まず ....
「樹を」
折れてゆく私の直線をめぐって溶け出す樹々、の泳ぐべき海の直線。泳ぐのは海、ひらくのは海。樹の斜線は海を分解して新しい樹々の斜線を生産する。いくつもの遠さに囲まれながら樹はかわくのをやめない ....
フルルフルルと
大地を震わせ
雨が降る
ふわっとむずむず
芽吹いて緑

ちっちゃくても
若芽はやっぱり
イチョウ型

ハンガーの代わりに
お寝坊な樹々の若枝を
ポッキリ ....
ぼくは詩人

時の流れとは世代から世代へと
その心をゆずり渡すこと

今日もまた

朝の散歩をしていると
ポケットコンピュータに出会いました

電卓よりもちょっと大きい
道ばたに ....
必死に壊れつづけている

飛び散る銀色のビス
耳には音楽のようにつづく歯車の諧音
プリミティヴな装置に
青い微笑み
必死に壊れつづけている

遠くから重く暗い地響きのようなうなり
は ....
ぼくは詩人

転がるときに感じるのは痛み
同時に気づかぬ優しさ

今日もまた

朝の散歩をしていると
川に流れる小石に出会いました

もともとは上流にあった大きな石
水に流され
 ....
昔から怖かった

♪ボクの大好きなクラリネット
 パパから貰ったクラリネット

この歌はコワイ

♪とっても大事にしていたのに
 壊れて出ない音がある

象徴しているすべてがコワイ ....
まだ、透明でありたい
と願う
それでも底は見えない
私にも

小さな器に
海を夢見る私は
包まれているのか
包んでいるのか

穏やかな声
温かな手
優しい目

 その名を叫べずに

二重にも三重にも
 ....
ぼくはカエル

ふだんは道ばたでひなたぼっこ
からだが乾いたら水の中へ
のんきな生活

今日もまた

朝の散歩をしていると
シジンとやらに出会いました

シジン?
ぼくにはなん ....
いつかまた
離れていくのに
君は今度もその腕で
僕を抱きに来たんだね。

どこをさまよったのか
野良犬みたいな
疲れた
君のひとみ。

僕はだめな大人だから
君が小さく
ごめん ....
ぼくは詩人

わかっているようでも
未知にはじまり
謎で終わる
ことの方が多い

今日もまた

朝の散歩をしていると
クモに出会いました

不気味に大きく巣を張って
ひたすら ....
富良野に行こうと思うのさ
もちろん君を連れてさ
そりゃーいいところさ

水色の空の下で
パステルに揺れる
あのラベンダーの薄紫をすくって
両手からこぼれる
光の匂いを
嗅ぎまくりたい ....
「この花きれいだね」


あなたは美しさの形を指先でなぞると
風の誘うままに微笑み


未だ慣れぬ白い感触を確かめながら
おぼつかない足取りで
わたしの半歩先をゆっくりと歩む

 ....
粉々に砕けている銀色の空の傷口から、
降りそそぐ驟雨は、わたしの灰色の乾いたひとみを、
溢れるほど、潤してゆく。
壊れている、遅れている砂時計のなかで
わたしは、眼を浸す溢れるものが涙だという ....
あいされたい
きれいに見られたいと思って
心を宝石で飾り立てても
光の底に泥沼がよどむでしょう


あいされたい
つよく見られたいと思って
心を諸刃の剣で守っても
自らも世界も黒い血 ....
ぼくは詩人

同じものを見て
何かが違うと思う疑問は
この世には何一つ同じものがない
ことを忘れているからかもしれない

今日もまた

朝の散歩をしていると
化学者に出会いました
 ....
 春の光よ
 降りそそげ
 我に 
 君に

 太陽の季節の予感に
 この胸の情熱よ
 目覚めよ

 新緑の風に吹かれる
 緑の香り
 その頬を
 撫でていく

 嗚呼 ....
ぼくは詩人

絵画は色の詩
詩は言葉の絵画

今日もまた

朝の散歩をしていると
画家に出会いました

のどかな風景を描写して
きれいに光の線が加わる

感心していると
ぼ ....
青空に
まっすぐ追いかけて
あなたを

揺れながら消えていく
ひこうき雲に

私は
なりたい
 
 
 
ボタンが取れて
心も取れた

はだけた世界に
乱れて飛んだ
あなたの思いは
月に溶けて

宙を舞う力なき手に
ただ一つ
霞だけでも掴めれば

わたしの思いも粉にして
あなた ....
ぼくは詩人

何が現実で何が夢なのか
寝ても覚めても同じかもしれない

今日もまた

朝の散歩をしていると
野原に出会いました

誰もいない
寝転んでみると気持ちがいい
目の前 ....
君が帰った Cafeの 空席に 
さっきまでノートに描いていた 
空へと届く望遠鏡の幻がぼんやり浮かんでいる 

別々に家路に着く 
君の切なさも 
僕の切なさも 
この Cafe に置 ....
幸せの真理はいまだによく解らない

蹴飛ばしてくるおなかを摩りながら

この夏母になる彼女はうれしそうで

生まれるのを 抗っているようだと

なんとなく感じてしまったあたしは ....
こんな晴れた日
野の緑はしなやかな腕を
天に向かって伸ばし
陽射しに仄かな生命を温めている

草むらをすり抜ける風は
蜜蜂の
しじみ蝶の
か細い肢に付いた花粉を
祈りに変えて
次の ....
ぼくは詩人

星は自分で探すもの
幸せは自分で見つけるもの

今日もまた

朝の散歩をしていると
少女に出会いました

 星を探しているの

しゃがみながら熱心そう

朝に ....
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