ぽえむ君−光心−
ぽえむ君

ぼくは詩人

絵画は色の詩
詩は言葉の絵画

今日もまた

朝の散歩をしていると
画家に出会いました

のどかな風景を描写して
きれいに光の線が加わる

感心していると
ぼくに語りはじめました

 光は一色だけでは塗れない
 緑に降り注ぐ陽光
 柔らかな和光
 うららかな春光
 きららかな彩光
 神秘な極光

 全て異なる塗りかた

ぼくもその言葉にあわせました

 心も一言だけでは表せない
 変わらぬ恒心
 ひたむきな熱心
 一途な専心
 純粋な童心
 汚れなき清心

 全て異なる書きかた

描かれた光に
その心が映し出されました

気持ちに言葉はいらない

明日もまた

言葉のない詩を作りたい


自由詩 ぽえむ君−光心− Copyright ぽえむ君 2006-04-25 13:51:20
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