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部屋のキャンドルライトが
グラスをほのかに照らす
あとは二人が一緒にいれば
今夜は言葉はいらない
外の星空の光が
時間をかすかに止める
今は二人が一緒にいれば
今夜は言葉はいらない
....
前を向いて歩きたい
自分だけの長い道のりが
ずっとずっと終わることなく
ゴールは見えない
歩かなければ
風が背中を押してくる
いや
何かが背中を押してくる
前を向いて進みたい
自 ....
言葉は心と心を結ぶ橋だから
言葉をたくさん知ることと
言葉を多く使えることは
言葉と心が一つになる
言葉の心は心の言葉
言葉は自分の心と
言葉の心を結ぶ
言葉は結ばれ
言葉の心と
言 ....
ぼくは詩人
壮大な響きを求め
研ぐものは微弱な変化
今日もまた
夜の散歩をしていると
銀の夜の詩に出会いました
静かなる夜に佇み
星々が輝きわたる
音もなく風はそよめき ....
ぼくは詩人
形は違えど心は同じ
同じ心ならば形に意味はない
今日もまた
夜の散歩をしていると
家族に出会いました
父と子と孫が集まり句会かな
祖父が詠む
聴く耳立て ....
ぼくは詩を書きたい
沈黙を語るものほど
雄弁を語る
今日もまた
朝の散歩をしていると
森の木々に出会いました
天を知らないのではないかと想うほど
夏の風とともに
その幹 ....
ぼくは詩人
星の光は心に希望を
心の希望は人に勇気を与える
今日もまた
夜の散歩をしていると
たくさんの星に出会いました
いつもの星空よりも
たくさんの星が広がる
....
ぼくは詩人
静寂なる空間は心を癒し
癒す心は静寂を創りだす
今日もまた
夜の散歩をしていると
月の光に出会いました
澄みきった夜空に
煌々と輝き
ぼくとぼくの心を照らす ....
ぼくは詩を書きたい
熱意に必要なものは
冷めた頭脳である
今日もまた
朝の散歩をしていると
経済学者に出会いました
彼はいつも悩む
なぜこの場所は道なのか
どう ....
ぼくは詩を書きたい
自然がもたらす恵は
人にとって心の糧
今日もまた
朝の散歩をしていると
夏に出会いました
川に沿って続く草花の帯
その中で風が遊びまわる
草を生 ....
ぼくは詩を書きたい
何も気にしないことに
気になるものである
今日もまた
朝の散歩をしていると
ネコに出会いました
目が合うなり
さっと距離をおかれてしまった
嫌わ ....
ぼくは詩を書きたい
当然に疑問を抱かないことが当然ならば
疑問を当然とすることが疑問である
今日もまた
朝の散歩をしていると
清風に出会いました
この風は太陽からつくられ
....
ぼくは詩を書きたい
早いか遅いかは
その時点の問題であり
大切なのは
その時点で何を創り出したかである
今日もまた
朝の散歩をしていると
草船に出会いました
小川に架 ....
ぼくは詩を書きたい
たとえ自分を見失ったとしても
進むべき道は必ず存在する
今日もまた
朝の散歩をしていると
静寂に出会いました
林の中
光をも遮り
薄暗いその空間は ....
ぼくは詩人
苦しいときこそ
明るい心
今日もまた
朝の散歩をしていると
優しさに出会いました
苦しいときに
苦しいと言ってしまえば
それは苦しい
苦しいと ....
ぼくは一般人
どこの世界も奇異に見えるが、
見る自分もまた奇異
今日もまた
朝の散歩をしていると
詩人に出会いました
その詩人は
詩人でありながら
気持ちに言葉は ....
ぼくは詩人
自分の中にいる自分を
表現することが
どんなことよりも
難しいのかもしれない
今日もまた
朝の散歩をしていると
詩人に出会いました
ぼくは詩人
詩 ....
ぼくは詩人
気持ちのよい日は
あいさつから始まる
今日もまた
朝の散歩をしていると
鳥たちに出会いました
数羽の雀は朝ごはんを探しに
地面に下りて
みんなにごあいさつ
....
ぼくは詩人
何かを理解したり習得してこそ
過去になる
今日もまた
朝の散歩をしていると
少女に出会いました
自分の知らない花の名前を
図鑑で調べる
彼女は現在に夢中
....
ぼくは詩人
共鳴は同情以上に
心に広がる
今日もまた
朝の散歩をしていると
不思議な玉に出会いました
野球のボールかと思う
大きさと白さ
やわらかい布でつくられた
....
ぼくは詩人
大胆にも謙虚さがあれば
それはそれで
その変化は大きくなる
今日もまた
朝の散歩をしていると
卯の花に出会いました
ここにも夏の訪れ
5枚の花びらを重ね ....
ぼくは詩人
自然がすべての自然と
つながっているように
人の心もすべての人と
つながっている
今日もまた
朝の散歩をしていると
藤の花に出会いました
野生に生えたその花 ....
ぼくは詩人
立派なことをするには
基本や初心を継続する努力が大切
今日もまた
朝の散歩をしていると
おじいさんに出会いました
お話好きなのか
自分のことをぼくにいろいろと ....
ぼくは詩人
時は自然に過ぎ
自然が時を過ぎ去っていく
今日もまた
朝の散歩をしていると
ほととぎすに出会いました
高い木の枝に止まったまま
ただじっと
遠くを見つめて
....
ぼくは詩人
何かのために走ることも
走って何かを求めることも
人としての営み
今日もまた
朝の散歩をしていると
疾風に出会いました
勢いよく真正面から
ぼくを飲み込む
....
ぼくは詩人
今は昔の話となってしまったが
と言える自分もまた自分
今日もまた
朝の散歩をしていると
青年に出会いました
若々しいその姿は
自信に満ち溢れていました
....
ぼくは詩人
幸せは時代によって
人によって大きく異なるもの
今日もまた
朝の散歩をしていると
無人販売所に出会いました
百葉箱みたいなものに
たくさんの野菜が入れてあって ....
ぼくは詩人
明と暗は
それぞれ逆があって
はじめてわかる
今日もまた
朝の散歩をしていると
朝影に出会いました
朝日の光の方向と反対に
ぼくがつくる自分の朝影
い ....
ぼくは詩人
夢は自分で見るもの
そして自分でつかむもの
今日もまた
朝の散歩をしていると
少女に出会いました
道ばたに
持っていた枯れた草花を
やさしく蒔いていました
....
ぼくは詩人
多くの生まれてきた言葉を選ぶとき
それは選ぶのであって
捨てるのではない
今日もまた
朝の散歩をしていると
ツツジに出会いました
黄緑の葉の上を赤や赤紫に染め ....
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