すべてのおすすめ
 悪い子がいたら えんぴつくんに
 目がキラキラの良い子にしてもらうといい

 気難しい笑わない偉人たちも
 頬っぺが丸くなったり
 ヤクザにすぐなれるんだも ....
               090412


後継者不足で廃止される事業
後継者はいるけれど
儲からないから採算が取れないから
廃止しなければならない事業
儲かることはなにか考えて ....
 
 
夕日が沈むと
真っ黒な紙を空にしきつめ
穴のたくさん開いた
空の向こうから
いろんな色の
ランプを照らしてる
私たちは
それが星であるかのように
夜空を見上げている

 ....
 
 
扉がひとつあった
父さんの扉だ
厳重に施錠されてるので
誰も開けることはできない
父さんの少年時代のことは
聞けば話してくれるだろう
けれども僕は聞かない
なんとなく照れくさ ....
夜が終わる前に
銀河がサイクロンになって
いらない文字を吸いとりに来る
(サクラ、サクラ、琴のおと)
貼りついてしまったものを
ひとつひとつ
はがしてみれば
どれも忘れがたいもの
けれ ....
週休出勤の帰り道
駅のアナウンス(それも合成音声)が
曖昧な事を言っている

まもなく、普通、上野行きがまいります

普通って
それじゃ事によると
上野じゃない所にも行くんだ

 ....
{引用=*地下の風}啓蟄
三月の風が吹いている
この風は
地下の何処まで届くだろうか

春一番ともなれば
地下一階ぐらいまでは届くのか
台風の日
風とともに地下が
水浸しになってしま ....
漁色に耽った
日々に
思いを致し、
日は暮れてゆく。



俺が
舌の先で
乳首の先端を
舐めれば、
お前は
声を漏らす。
胸を震わす。
目を潤ます。
そう、
すべては ....
白いのかもしれない全部






ざらざらしている、
ソプラノ歌手の不安だ、工場の煙突から湧き出る、
砂を噛んだ黄色い音が、中空で消滅していく、
私の陰は深緑、ウ ....
電車の窓に映る姿
流れる瞳や鼻に心の形を委ねていた
地下鉄は暗いので
ガラスに特によく見て取れる

プシュっと、
扉が開く度に
人が出ていくヘッドフォン

つり革につかまる自分の前の ....
私はお洋服屋さん
お洋服をたたんでいるときがいちばんしあわせ

お洋服一枚一枚と
今日のできごとや
ファッションについてのこと
いろんなことを語り合えるから
お洋服をたたんでいるときがい ....
 
たかのり君
と呼んでしまった
生姜焼き定食のことを

もちろん
たかのり君が
生姜焼き定食であるはずはなく
けれども
一度そう呼んでしまえば
そのようにも思えてきて
こんがり ....
石鹸は 清潔感の象徴であるにもかかわらず


汚い手にその身をもみしだかれ その身を徐々に徐々に削り取られ


自らの一部が 汚らしさの象徴である下水道に 徐々に徐々に流れていくのを

 ....
真昼になると
饒舌になる空の色
僕は嫌いだ
昔から夜のほうがすき
もっと細やかに
動いている光の粒子を
眺めたい
窓越しにでも

ほら
手足がしびれても
誰が呼んでもふりむかない ....
 ほこりをかぶったA4の紙に
 メールの文章が綴られている。

 もう十年も前のもので
 「たーいへんそーう」
 と書かれている。

 同じ所を繰り返し
 何度も読んでいる。
 当時 ....
{引用=
吐き出したい、吐き出したい。
不安を全部、吐き出したい。
のに、あたしには口がない。
}
この口は、よく動く。
ほらね、
上下の唇が、くっついたり離れたりとせわしない。
よそ ....
雷に打たれて俺
鎖は手
地面にた俺
無視に食われ
醜い素形であるが
偏なところから
新しい目が芽吹き
光を目指し伸び
形こそ不完全だが
どうにか息ている
その不敢然さは
生き残り ....
凪と鉛
曇が地へ落とす火
色より広いまぶしさの
まなざしのふちを洗う雨


水を踏み
坂をのぼり
鈍を振る
頭は 音になる


空に浮かぶ火が薄まり
他の火を ....
ムーミン谷に不眠症はない
眠れなくても誰も困らないから

ムーミンママは
もし眠れなかったら台所の整理
夜出てくるトロールたちに
小さなお菓子をこさえてくれたり
あたたかい飲み物をくれた ....
ぽつんと小石みたいなカスタネット
青と赤の二種類
人類
未達の末の、ふたつ
月の光の終着点

光は反射して
青いビームと赤いジュース

ねじれ そよぎ
分かり合えない、ゆかり
 ....
ご飯を食べられないから
せんべいと
ミネラルウォーターだけで
生きてみようと思う
というとあなたは苦笑して
もっとやせるよ
と言うんだった

冗談ではなくて
吐いてしまうのだと話すと ....
流れる水辺にあって、冬の光が
点っている。てらてらとここは
静か。見えないものに、触れた
ことのない。めくらの。薄く紅
挿す頬のあどけない。水掻きの
広く、長い指の掬えない。指間
指間から ....
吸いかけのタバコを灰皿に残したまま
別のタバコに火を点けてしまう
もう何杯目かは
忘れた
三半規管がサボりだして
その加速が止められないまま
もう上手く歩けるような気がしない

別に酔 ....
                  081008



ちょっとものたりないんだよね
くうかんのちからが
たりないんだよ
気短な君が
でんぐり返しをする旅に
僕たちの家計は
火の車 ....
私は昔、風でした
どこからが私で、どのような私か
わからないままに
木々を揺らし、髪を靡かせ
生きていました

高いところから低いところへ
汚いところも、美しいところも
青いところにも ....
好きな色の花を好きなだけ集めて花壇を埋め尽くすと
使わなかった色が急に気にかかってくる
流行なんてそんなもの
好きな色と思っていたものは
そのとき売り場で売られていた流行で
そのときの欠落と ....
 
本家にはいつも
猫がいた
本家とよばれる所には
いつだって
猫がいるのだった

お盆とお正月に
本家に帰ると
やはり猫がいた
けれどもその猫は
おなじ猫ではなかった

お ....
ビューフォート風力階級というのは
煙突の煙がまっすぐ昇るなら風力0で
風向き程度にたなびくなら1
木の葉がそよそよしてるぐらいは風力2で
小枝までゆらゆらなら3
といったやつです

風に ....
この文章はおそらく君に読まれる事はないだろうから
だからこれはほとんどひとりごとのようなものだ

ぼくは君でオナった事をそろそろ忘れようと思っているんだ
それでも
君とジョナった事を忘れない ....
意味さえ知らず
触れては消える
水のなかへ
音のなかへ


一滴一滴
光は変わりつづけている
抄うともなく抄う指先
常に既に異なるふちどり


鉱の音が響い ....
松岡宮さんの自由詩おすすめリスト(1198)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
鉛筆くん。- ヨルノテ ...自由詩3*09-4-18
帰り道- あおば自由詩8*09-4-12
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チャイルドロック- 小川 葉自由詩5*09-4-1
サクラ銀河- 唐草フウ自由詩17*09-4-1
純粋な意味に縛られて- kauz ...自由詩8*09-3-6
地下鉄と風- 小池房枝自由詩909-3-5
漁色の日々に- 前澤 薫自由詩109-3-4
赤い砂漠- 手乗川文 ...自由詩6*09-3-4
プシュっと- K.SATO自由詩409-3-4
お洋服をたたんでいるとき- 壺内モモ ...自由詩409-3-3
とおい水- 小川 葉自由詩15+*09-3-3
悲劇のヒロイン- エルメス自由詩4*09-2-26
掃除機- アオゾラ ...自由詩5*09-2-25
メールについたほこり- 前澤 薫自由詩309-2-25
口がない。- 百瀬朝子自由詩5*09-2-23
すぐれた木々- ふるる自由詩3*09-1-22
- 木立 悟自由詩508-12-20
トロールたちの眠れない夜- 小池房枝自由詩20*08-12-14
重ね手- m-rod自由詩3*08-12-11
さびしさを吐く- かんな自由詩31*08-11-25
雨音光、少女の運ぶ- 石田 圭 ...自由詩2908-11-21
泥酔する三半規管- 皆月 零 ...自由詩9*08-10-8
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風を見ると懐かしい- 木屋 亞 ...自由詩5+*08-10-3
無いものねだりです- ちりめん ...自由詩108-9-26
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夜のビューフォート風力階級- 海里自由詩8*08-9-21
ラブレス- さわ田マ ...自由詩1308-9-9
すぎるあそび- 木立 悟自由詩408-8-4

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