すべてのおすすめ
訳もなく
溢れる涙があって
訳もなく
叫びたくなる夜で
独りがつらくて
それでも孤独をもとめて
飲み込んだ薬が
にがい
誰にも知られなくなくて
こんなにこんなに
吐きそうな ....
トコトコ トコトコ 路を拓いて歩いてきた
山あり谷あり色々あって生きてきた
雨の日も風の日も晴れた日も
トコトコ トコトコ 路を拓いて歩いてきた
路端にはいつも美しい花々が咲いていて
乾 ....
いちごイチゴで苺だし
ちょいとスポンジ乗せましょう
明日が晴れなら問題ない
毛糸丸めて逃げ惑う
22日にチェック付く
可愛いからにきまってる
おかわり即ちありがとう
生死の世界のエントラ ....
女は朝早く家を出て行って、俺は彼女の最後の言葉をシンクの中で火葬する、昨日まで続いていた雨は止んで、ブルーの薄いスクリーンが貼られてでもいるように空は均一に青い、真夏の様な猛烈な光と熱が暴れ始めて ....
171号線を
バイクで走る
奇跡的に壊れずにいたから
赦されたのだろうか
色々なものを振り切って
走る走る
道がずっと続いていて
色んなところに繋 ....
五月の緑が伝い合い
誰かが消えた満月のよる
なみだとずっとの約束を結んで
いくつもの場面を通り
ためらいなくわたしは生まれた
しらほねしらぬか
しとしと
しとど ぬれそぼり
問い尋ねる先の
みえないみない
むなしい
だけ だから
隠れたお月様
姿を現しませぬか
陽を求める迄を
しませぬから
....
嗚呼もう
愛してる
阿吽の息
逢えたね
青い鳥も
赤くなる
飽きたら
悪夢見て
明け方に
憧れたの
朝日の方
足を向け
明日から
汗かいて
遊びたい
あたしは
あちこち ....
あの人がまだ何か言ってるのに
灰青の夢が覚めてしまった
また置いてけぼりだ
溶けたまま起き上がる
準備しなくちゃ
背中にあるはずの羽を隠す
曇りガラスの眼鏡をかける
おっと ....
#これはAIによって書かれた詩#否、そうではない#このトンネルのむこう#かつては人であった#魚の怪物#フルーツ・バスケットを捧げなさい#おかしなファッション#タピオカが好きだなんて#おかしい子#屋台と ....
狂った国土で正気を保つのはむつかしい
猫なで声が
泥で出来た人形たちを踊らせ
盲いた人たちが
拍手喝采する枯野のアンフィテアトルム
野糞を始末するトイレは
すぐに壊れた
だれもが
口か ....
自由詩のお墓参り(10年ぶりの)、
黄色い花を想像しながら。
そこに何を見ましたか?
水仙、菜花、ミモザたち。
爪にもピアスをした、
耳にも、めにも、内側にも。
だから自由詩にも穴をあ ....
朝方は雨に近いみぞれだったが、いつのまにか大粒の牡丹雪となり
真冬のような降りとなっている
誰にけしかけられるでもなく、雪は味気なく空の蓋を開けて降り出したのだ
すべての平面が白く埋め尽 ....
夜が狂うから眠りはぶつ切りにされる、幾つもの夢が混ざり合って、筋書が存在しない奇妙な色で塗り潰される、なぜこんなに身体が強張っているのか、眠ってはいけない理由がどこにあるのか、俺は理解することが出 ....
毎日アンパンを食べている
このアンパンはすべての栄養がバランスよく入ってると宣伝されていて
飢えないためだけに食べる
完璧な栄養のアンパン
それを手にしたブラウン管のなかの刑事、張り込みを ....
はる、
勉強机と低い本棚の間に架けられた、
一本のクモの糸、
その事が今なんだか妙にうれしい、
それは春が春のなかを渡り歩いたという、
ささやかで、
たしかな軌跡、
ひさしぶりに開け放っ ....
三角形を甘く飾って、光る石を食べようよ
うん、そうしなよ
飴玉と目があうのは君とだけ
君と目があうのは飴玉とだけ
チョコレートをたくさん用意したんだね
パフューム、
オルゴール、
ストー ....
わたしの三十歳になる
自閉症の息子は
通っている作業所で
仲間のリクエストに応え
曲をYoutubeで再生して
みんなに喜ばれているそうだ
小さい頃から
誰が教えた訳でもないのに
ただ ....
瓦礫しかないところに生まれた
悲しみにあやされ泣いた
涙を飲んで眠った
夢の中で大海を漂っていた
目覚めれば変わらぬ瓦礫がそこにあり
泣くことしかできなかった
破壊が運んできた種が
瓦礫 ....
近頃は三途の渡し場も
やたら混んでいて
三途の川も
一年に一度しか
渡ることができなくなった
高度経済成長の団塊世代の人達が
大勢でやってくるように
なったからだ
中学生時代の ....
紅い涙の河を渡ったら
青い星が一粒落ちました
それを拾おうと旅にでかけます
暗い夜道は白く浮いていて
寂しさは少しだけ薄らいでゆきました
突然の別れは胸を突き
思ったように息ができ ....
川口の方へ
バスではこばれていると
ひかりに透かして
平熱の町が浮かんだ
病院前駅では
うかがい知れないおもいに黙るひとたちが乗り
次の駅で降りるボタンを
別のひとがつよく押す
一様に ....
あなたが夕日の
真似をするものだから
わたしはすっかり
あなたを夕日だと
思ってしまった
ほんの少し
音を出してみる
それもまた
言葉だった
誰かが黒板に描いた
綺麗な ....
寒い日は プリンたべたい
寒い 寒い プリン プリン
プリンは からだがあったまる
風邪も なおります
(個人差 あります)
プリンは プリン体がたまりますか
どうだったでしょうか
....
こごえがちの小鳥
手のひらから雪のかけらひらめく
みずうみの果て 赤くしもやけた薬指から結晶化していく蜘蛛の巣をはる
ほんとうのことはどこからわきでてくるのかわからないので何も信じられない
ほ ....
大根を千切りにする
人参を少々千切りにする
合わせて塩にしておく
サバ節と昆布で出汁をとっておく
塩と砂糖と酢と出汁を
あわせてかき混ぜる
砂糖が溶けたら大根と人参にかけて
混ぜ合わ ....
母は人間で父は鬼だった
私と兄は半分ずつの鬼だった
理由もなく殺され
重ねて竹林に埋められた
だからあの子は竹から生まれた
あの子は人間だった
兄を吸い取り鬼となった私は
....
何もかもがあるべきところにない夜
君は月の鳥になって訪れる
冷たく冴えた光を浴びて
その羽の光沢はほのかな虹色
君はうたう
はるかな過去からのように
はるかな未来からのように
その調 ....
朝の迫る 小屋の中で
瞼のない鶏が 夢を見ている
句点の間に
翔び 落ちて
読点の染みになる
それは
憧れ 贖い
取るに足らない
それでいて
代えのきかない
祈り
....
陽だまりの停留所に
車椅子の老人
声かけようか
たとえば
今日もお陽さん輝いていますね
でもすぐそこには冬将軍で
そのブランケットは暖かそうですね
サングラスがずれて ....
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