すべてのおすすめ
鴨が一羽、二羽、三羽
四羽目は遠く遠く向こうにいる
夏の青空が美しい
ただ、狂った夏であるには
違いない
この川は暗渠を抜けて
特段鴨が多い川ではないが
地元では
その川を鴨の川と呼ん ....
○「SNS情報」
過激なことや
極端なことほど
伝わりやすい

○「夏休み改革」
子どもたちの夏休みを
短くしようという案は
ないのだろうか?
学校に行っているほうが
健康面でも学 ....
ガス燈の灯る、
光の街は
地図にない
ヴィヨンの橋影が
夜の流れに
揺らめいている

街行く人も
名を伏せた仮面のまま、
濡れた石畳の道を
忙しく
通り過ぎた

裏通りの女も ....
悪しき平等の上に建てた
お城に住んでいるあなたは

奨学金返済のローン地獄に
苦しむ若者にも欠落してる
ところがあるとどこかで
思っているのだろう


ABEMAニュース ....
さようならの時、楽しみ 楽しみ
だけども、どこか? 寂しく 悲しい
戒めの時を、受けずに 去るのさ
なにを残して、立ち去るのか?

雨が止んだら、空は晴れ
何事もなく、人は行く
最後の言 ....
禅宗の硬直、堕落よ
ただひたすらに座ること
自分でいろいろ体勢を変えながらも
苦行を戒められた釈尊の
その教えも省みないで
警策でたたく
作法にこだわる
それに何の意味がある
人間は動 ....
誰も知らんが
ここには
どうしようもない
芸人が居て
そいつは
舞台も利益も
ぶっ飛んで
なんだかんだ
探しまくってんの

そんだからさ
もうどうでもよくて
俺は救われんし
 ....
ナイフは指の延長
だとすると

包丁は掌の延長、か

すると斧は腕の延長
そうだな 

では鉈は?

仰向けのわたしに
思い切り振り下ろされる鉈
ギャッ!と叫んで
深夜のベッ ....
どんないろがすき
あおいいろがすき

クレヨンに巻かれた包装紙が画用紙をこする音
が部屋を満たす
リリーは一日寝ている
サリーは右手にフォークを持ったまま、
左手を器用に使って手づかみで ....
ムシムシ
またムシムシ
確信的ムシ
ムシし続ける
終わらないループ
ずっとずっとずっと
出口のないトンネル
まっくらで気味が悪い
そしてムシムシ
またムシムシ
平気でムシ
ムシが ....
森はうすい木漏れ陽
誰知らず湧き水が澄みわたる

泉の
閉塞した世界に生まれる
山女魚は けして他の暮らしを知らず
夢さえもみず
泉に生きる

存在は、認識の果て
山女魚には街 ....
6歳だった
80cmの溝を飛び越えられずに
何度も何度も砕けたのは
歯が欠ける衝撃があった
頭蓋骨をぶつける痛さがあった
心底、怖かった
泣きながら家に帰ると
泣くな!と父が怒った
ど ....
目を伏せて話しても
心のまなざしを感じる
そんな関係でいたいね


見るものすべてに傷つくから
いつしか伏目がちになって
あなたの視線は地を這って
たくさんの蓑をまとっているよう

 ....
もうさ
何もかもを
楽しもうと
観念すればいい
どの道行くのなら






 ※ 五行歌とは、五行で書く 詩歌のことです。
○「私の愛する旦那様」
出世もできず財も築けず
平凡な夫だけど
一生懸命に働いてきた
その働きに免じて
「私の愛する旦那様」
一度はそう呼ばれたい呼ばせたい
たとえお世辞でも

指輪 ....
真夏のさなか
もう風は
一足先の
秋の空気を
連れて来ている

赤トンボが
悠々と飛び
稲穂は実りに
お辞儀して
浅い夜に
涼やかな虫の
声を聴く

鈴虫の独唱
リイィィ ....
四角い顔によく似合う
四角い眼鏡によく似合う
視界良好よーそろそろ
まちのしかいは
眼鏡のレンズ
魚眼が見る
マサキ

まわるコンクリートから
目のはしでとらえる
四角い眼鏡が運ば ....
私達の冷え切った心には
いくつもの氷柱が立っていて
この夏の暑さでさえ
決して溶かすことが出来ない

地下鉄の中で
赤い傘を差した女が
「触らないで!」
と金切り声を上げている

 ....
海は月を抱いていた

なみまに煌と反射する夜の呼吸
涼やかな翳りを洗い
ランタンの灯は銀に光り
夜光虫を呼び寄せる

沖を行くは朝を待つ手漕ぎ舟
ポーラスターを目印に海を渡る
東へ東 ....
東京駅で(またもや)ぶつかりクソじじいにぶつかられて有楽町の駅まで吹っ飛んばされてる間にわたしの頭のなかに浮かんだのは(いまだに詩なんて書いてるからだよ)それから(有楽町でぶつかられたことはないな ....
月は毒に満ちているよう。毒の水、
流れ、パプリカに葉っぱを付けている。

インターネット? そんなもの。
僕は宇宙より大きなネットワーク。

あるとき僕は夏の波にさらわれて、
夏の ....
海の上だけが居場所
心があるのは網が続くどこか
魚たちが網目をくぐって去っても
くぐる様子を波音に伝えて
それが繰り返し鳴っている
確かなこと
いなくなった魚たち
駄目ではない
そ ....
真の孤独が
完全なる感覚と記憶の遮断状態に於いて、

自我だけが

デリートされずに機能するという状況に於いてのみ、

成し得るように

真の自由も

自我の抹消無くして
あり ....
仕事場の
可愛いねえちゃんが
必ず
昼飯食べたあと
ハミガキをしていた

その
美しい
品のある横顔は
なんとも忘れがたくて
なんだか鮮明に覚えてる

僕は男だけど
ある日、 ....
わたしたちは
しろい子猫を一緒に殺して
裏庭に埋め
墓碑はたてずに 祈った

わたしたちは
月の欠片を一緒に食べ
呪われるよう
密やかに笑った

おひさまがみえる午後
わたしたち ....
きびしい、
現実の靴底に、容赦なく踏みつぶされた、
その蝶の夢の、ぐちょぐちょが、
きみの蛹をかたちづくった、
ごくありふれた、
きわめて地味で地道な蛾が、
ごくありふれた、
日常の風景 ....
運転中 

不意に現れ 目の端で捉える

蔦の絡まる建物

 もう、その時期か

あの夏から

幾度 高校野球が開催されたか

懲りずに毎年 

十七歳の夏に引き戻され ....
真夜中、夜の公衆便所
  消毒済の白磁の便器のなかで
    妊婦がひとり、溺れかけていた
      壁面の塗料は、鱗片状に浮き剥がれ
       そのひと剥がれ、ひと剥がれのもろ ....
髑髏山の蟻塚は
罪人たちの腐りかけた屍体である。

巣穴に手を入れると
蟻どもがずわずわと這い上がってきた。

たっぷりと味わうがいい。
わたしの肉体は余すところなく美味 ....
扉から漏れる光

次の扉を開けるのは怖い

本当に変化を望んでいるのだろうか
その変化は嬉しいものとは限らない

光はいいものだと思い込んでいる
生まれてからの日々しか知らない

 ....
洗貝新さんの自由詩おすすめリスト(1157)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
鴨の川- 降墨睨白 ...自由詩3*25-8-1
独り言8.1- zenyama太 ...自由詩3*25-8-1
ヴィヨンの橋影- atsuchan69自由詩26*25-8-1
奨学金返済地獄をはたで見て笑う人たち- 足立らど ...自由詩3*25-8-1
ありがとう(OLD_MAN)- 鏡文志自由詩5*25-7-31
禅宗- 杉原詠二 ...自由詩2*25-7-31
こまつかいが来て- 林 理仁自由詩325-7-31
延長- SDGs自由詩1*25-7-31
- fujisaki自由詩625-7-31
ムシ- 自由詩5*25-7-31
_夢をみない魚_- 月乃 猫自由詩13*25-7-31
原点- りつ自由詩5+*25-7-31
心のまなざし- 乾 加津 ...自由詩6*25-7-30
※五行歌「何もかもを_楽しもうと」- こしごえ自由詩2*25-7-30
独り言7.30- zenyama太 ...自由詩4*25-7-30
涼しい秋の夢- りつ自由詩4*25-7-30
しかく- wc自由詩9*25-7-29
赤い傘- 花形新次自由詩125-7-29
約束を迎えに- りつ自由詩3*25-7-29
いまだに詩なんて書いてるからだよ- はるな自由詩1025-7-29
メモ(ノートに書いた詩)- 由比良 ...自由詩2*25-7-29
心のすみか- 自由詩11*25-7-29
自我- りつ自由詩4*25-7-29
ハミガキな話- 林 理仁自由詩4*25-7-29
禁じられた遊び- りつ自由詩4*25-7-29
青虫- 本田憲嵩自由詩12*25-7-28
ひと夏の甲子園- 花野誉自由詩13*25-7-28
蛞蝓。- 田中宏輔自由詩14*25-7-28
蟻。- 田中宏輔自由詩10*25-7-28
次の扉- 自由詩625-7-28

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39