すべてのおすすめ
ベルリンの壁は民衆に崩され
ベルリンの壁の欠片は土産屋で売られた
私もあの壁の欠片はちょっとほしかった

デヴィッド・ボウイは喜んだか
ボウイはベルリンの壁に向かって歌った 
ルー・リード ....
今朝 
植物たちに水遣り中 
衝撃が走る

私のサボテンが
土の上に倒れていた

唖然としていたら

「サボテンがコテン」

チラと見た夫が言う

西宮から一緒に越してき ....
土佐の女がはちきんなのは
たっすい男の尻を蹴っ飛ばすため
きんたま八つではちきんだけど
涙を隠す気丈さを
いったい誰が分かろうか
情はこわいが
太陽みたいに朗らかだ
人情に脆く
駄目な ....
ひとつの時が停滞し
その膝の上わたしは猫のよう
乳飲み子の舌の音
水の音色をさかのぼる

叢に覆われた
つぶれかけた空き家の中で
ひとりの少女に会った
帰る場所がないという
行き着く ....
海に漂うプラスチック
食物連鎖で還ってくる
魚を食べながら話すと
顔を覆いながら言う
「その話はしたくない」

世界に散らばるマイクロ
蓄積されていく
世界に目を伏せたまま
逃げ切る ....
立ち尽くしてしまった
青空が 白く強い綿雲を
ぐいぐい牽引していく 
数秒目が離せなかった
帰ってきますも
すれちがいも もうない ところへ

橋の下には
紅い まるく掬った両手たち
 ....
年金やめると竹中が
もちろんもちろん踏み倒し

そんな暴挙が通るかや
初手から前借り使い込み

手厚い介護に感謝して
おりますとも、えぇ、続けましょう

翻っては小学生が入眠し
c ....
雨に濡れた道をさ迷いながら
私たちは
雨宿る場所を探さなかった
少し冷たい10月の雨は
火照ったこころを心地好く冷ましてくれた

越えてはいけない一線がある

私たちは同じ曲を小さくハ ....
たった一滴舞い降りて
たった一刻
あなたを潤す露となりたい
それは結露だとひとは言うでしょう
雨粒と言うひともいるでしょう
けれどそれは
もっとも純粋な想い
幸せであれ
と祈る私の涙が ....
風はほどよく
乾いていたと思う
光はここちよく
和らいでいたと思う

丘の上の
大きな声で呼ばなければ
気がつかないあたりで
君が花を摘んでいた

君の名前を
呼ばなかったの ....
雨が降る
季節の隙間に
ぼくの代わりに
泣いている

君に届かないのは
違う景色見ているから

雨が降る
ぽっかり空いた心に
ぼくの代わりに
泣いている

始まらなければ
 ....
破れた糸を縫うように 紡いだ言葉が、ハラハラと
汚れた過去を洗うように 心に雨がホロホロと
繋いだその手を払うように、一つの意思がムラムラと
笑ったことをかき消すように、怒りの想いが悶々と
悪 ....
私が産まれた九樹の家は
もうない

それは不動産上
他人名義となっただけなのだが
喪失感は計り知れない

一年に数回帰った故郷
夏は藺草の香りの草いきれ
滅多に食べられない
インス ....
淡淡(あわあわ)。たばねた頭のてっぺんに今まさにのせている、その小さな雪だるま。それをつねに片手でおさえながら、淡いくりーむ色の肩と細ながい腕を露わにして、露天風呂に浸かっている。けれどもその小さな頭 .... わたしもそうであるように
かりそめのうたのように

罅に食い込んだ
潟を
中心とする
もとは海だったが
どれも残さず
しずかに抱いておく

耳のない旅行者を思い起こさせ
あとには ....
真実の芸術は偽りの名誉を超越している。
(ナボコフ『青白い炎』註釈、富士川義之訳)

Verba volant, scripta manent. (言葉は消え、書けるものは残る)
(ナボコフ『 ....
任侠とロマンは、
彼らの得意分野だった
つまり人買い、
産地偽装、
海と陸の物流、
そして廃棄物の処理など

コンテナの積み上がる港から、
数多の流通店舗まで
関わる人と物流、
リ ....
暑い秋なのに

 
雲がひとつもない
悲しすぎる空を
覚えているかい

やっと終わった
9月の末日に
いつもの如く
何処からか
現れては

見透かしたような仕草で
滑らかな ....
ハム子が今日天に召されました。
かなり老衰してきて動くのもやっとだったから
ご飯の入れ物もおトイレも平たくしたらちゃんと今朝まで
自分でおトイレにいき、ご飯も食べていました。
今日は脱水症状に ....
やさしさになれなくて
君の手をはらいのけた
その夜は眠れなくて
星ばかりを見て過ごした
誰かのことを好きになるのと
大切に思うことの違いを
分からないまま明日も
君に幸せを渡そうとしたい ....
ミモザの美しい頃に
父さんと手を繋いで
理由も知らず
バス停まで歩いたことは

覚えてるわけもない
わたしは二歳

父さんのの掌はきっと
わたしの小さな手に
この世で他には見つけら ....
この寂しさはすみれいろをしているから
今わたしが自画像を描いたなら

涙のために
すみれいろの絵の具を探すだろう
土砂降りの中まちに出て
東京で一番上等な画材屋さんに迷うことなく
空っぽ ....
わたしたちがfeedされているうちに
すべての季節が終わり
逆剥けの夜がやってきた
両面が【YES】のカード

何もやっていない、とあなたは言う
自然

 
僕は自然と一緒にいたかった

高層ビルの合間からみる
空は小さなピースだから

都会詩人は詩人になれない

 
 
○「AI相方」
老いも死もないAI相方と
どこまでつきあえるのだろうか

○「危険運転」
時速194キロも出る
車をつくった会社の責任は
ないのだろうか?
またそれを認めている政府の責 ....
帰って来た 私は
ここに
果てしない
終りを待つために。
苦しくても

はるか昔に
亡くなった星の
光が今
人知れず
途切れて
息絶えた
思い出を
なぜか
思い出している私 ....
木漏れ陽のような
小さな音を立てて
空論が机上に落ちた
静かに生む
静かに壊す
その繰り返しが
繰り返される
知ってる
ずっと昔から知ってる

誰からも
忘れられた窓があ ....
星がちいさく歌ってる
乳白色の光の海に呼応して
ひとつの宇宙が生まれ
ひとつの宇宙が死んだ
繰り返す生々流転
私たちのいのちもまた詩ってる
沸き上がる情熱のままに
声を放てと
やがて大 ....
長い長い旅をして
家に帰ってきた
そんな気がした
私自身という生命の家に。
自分自身からは逃れられないから
自分の生命を浄化するしかない
自分という生命の家に
帰ってきた私は
本当の意 ....
答えはひとつじゃない
誰も採点なんかしない
だから思うままに
自由でいいんだよ
他人と違ったって
心配なんかしないで
持って生まれた感受性
自分を信じて

テストみたいな回答で
伸 ....
洗貝新さんの自由詩おすすめリスト(1471)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ベルリンの壁は…- 佐々宝砂自由詩4*25-10-5
サボテンがコテン- 花野誉自由詩17*25-10-5
高知ブルース「土佐の女」- りつ自由詩4*25-10-4
寝過ごす夢を見た- ただのみ ...自由詩11*25-10-4
世界を見て- 自由詩6*25-10-4
- 唐草フウ自由詩7*25-10-4
末法の世- りゅうさ ...自由詩4*25-10-4
煙る雨- りつ自由詩6*25-10-3
玉響- りつ自由詩5*25-10-3
コスモス- 夏井椋也自由詩14*25-10-2
十月の雨- 自由詩825-10-2
DO_IT_AGAIN- 鏡ミラー ...自由詩5*25-10-2
夏の故郷- りつ自由詩6*25-10-2
淡淡(あわあわ)- 本田憲嵩自由詩12*25-10-1
tailagoon- あらい自由詩2*25-10-1
全行引用による自伝詩。_03- 田中宏輔 ...自由詩1125-10-1
レシートの亡霊- atsuchan69自由詩15*25-10-1
暑い秋なのに- 足立らど ...自由詩6*25-9-30
ハム子追悼- 秋田の米 ...自由詩1325-9-30
眠れなくて- 降墨睨白 ...自由詩5*25-9-30
父と娘____蒼風薫- 梅昆布茶 ...自由詩11*25-9-30
sすみれ色の絵の具______________蒼風薫- 梅昆布茶 ...自由詩525-9-30
両面がYESのカード- はるな自由詩425-9-30
自然- 足立らど ...自由詩5*25-9-30
独り言9.30- zenyama太 ...自由詩5*25-9-30
ある希望- こしごえ自由詩8*25-9-30
机上- たもつ自由詩10*25-9-30
うた- りつ自由詩5*25-9-29
- 渡辺亘自由詩425-9-29
がんばらなくていい- 自由詩8*25-9-29

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