すべてのおすすめ
コンコン、と
ノックはするけど

返事もしないうちに
入ってくるママ

机の上に
紅茶とお菓子を置いて

口をあけて
パクパク、パクパク

何を言ってるのか ....
  {ルビ蟷螂=たうらう}よ その身に棲まふ禍(まが)つもの おまへの腹はおまへを喰らふ


 小学生のころに、道端とかで、カマキリの姿を見つけたりすると、ぼくは、よく踏みつけて、ぐちゃぐちゃ ....
ダイアモンドが石ころの様に落ちていたら
美しいと感じて拾い集めただろうか

僕が僕であると感じるは孤独の中だけなのか
君にあこがれる僕は僕のままでいられるのか

学者が残した幸福へ ....
ウンマカニンポーバラノミチ
ウンマラニンポーバラノミチ
ウンマンニンポーバラノミチ
フマレフマレシアイミタガイ
ウンマンニンポーバラノミチ

人からジロジロ見られるんだもの
睥睨したって ....
眠っている間に夢を見る
起きている時にも白昼夢を見る
将来の夢も見る

正しく見られた夢は
限りない力を持つ

もっともよい夢は
人を究極に救うこと
つまり
発菩提心である

 ....
いもうとぶった手鬼喰った
泣いたらもうしねぇが言われ
もうしねぇと謝りゃ手が生えた
かかのかね隠してたら
鬼に銭を口に入れられた
溢れるほどの口の銭
もういらねと言っても
鬼は許してくれ ....
(遠雷まだかな
(どうして?
(だってうるさいんだもん!
ネリーさんは水でできてるみたいだね
(夏、だからね
ってほら
言ってるそばから排水口に吸い込まれちゃって
夏は濡れやすいから気を ....
バットにボールが当たる音
汚れたユニフォーム
校歌に応援歌
いくつもの物語と思い出
流れる汗と涙
を画面越しに見ている

親戚に人見知りしながら
エアコンの効いた部屋
枝豆とビール
 ....
渚に書いた君の名前は波にのまれ潮風とともに去っていった遠い夏の日

生き物は真実のなかで生きていたのだけど、人だけがなぜだか知らないけど、言葉によって創造世界を作り上げ社会をつくり今や全地球をすっ ....
 薄緑の歩道橋の真ん中で
 さざめく街の空中で
 立ち停まっている女を見た

 遠目で黒い日傘の女をみつめていると
 眠くなり汗がじわっと体を包む
 街の建物の間を
 車が川のように流れ ....
水滴が、いた
密と疎の成熟を強く支え
きゅっとゆるむ
ゆうまぐれをくずした
罫線はぢくかな

はつぎわにきくが、綾なすしづくは
とじた後にも、しんかしかいの端に
のぼるようなものぶ ....
差別と区別とは

そうかそうか
狂人の言葉が
そんなに自己防衛に役に立ったか

人の間に垣根を作るな

これ、もと垣根を作ったのはやはり精神科医
鬱Ⅰ型 鬱Ⅱ型
珍型 穴型 誤型
 ....
月夜の晩に子ぶたが踊る
ぷひっ

ぐるぐるぐると
あっちの群れは右回り
こっちは左
マスゲームも真っ青に
子ぶたがダンス
ぶぅぶぅぶぅぷひっ

何を願掛けしとろうかい
もっと餌を ....
誰が言ったか知らないが
 言われてみればそんな気がする

            森田一義

  ※    ※    ※

女は言った。薔薇よりもあのマンションの方が良かったわ。と、
 ....
叢雨を
なぎたおす
台風の来ない
窓へ

風が吹くとき

それでも
窓を叩く音が
隙間から染み込んで
砂が石になってゆく

秒針を
あわせようとする
ちくたくと
この指で ....
高きから低きへ
流れるように


憤りの前の

ため息


それほど


無知に対して

知っているふりを

振りかざせるなら


水はいらない

勝手に
親だから

 ....
自然公園には干乾びた人々の夢が沢山落葉に埋もれていて今日の俺の漠然とした恐れもそのひとつとして零れ落ちていく、時折灰が降るような音がするのはそいつらが騒いでいるのか、午後は痴呆症の老人の笑みのような幸 .... 暗がりに獣が潜む
何にとびかかる
無用なことさ
益はない

日の下で
明るみに出せば
無用な怯え
確実に仕留める
その悪の心

Please god
Be happy
Fro ....
どんなに食っても俺は不満だ
どんなに食っても俺は不満だ
どんなに食っても俺は不満だ
どんなにファックしても俺は不満だ
どんなにファックしても俺は不満だ
どんなにファックしても俺は不満だ
そ ....
コンビニに明かりがついている
営業中
飲み物を買う
お金を払って
釣銭貰う
ありがとうございました
外の闇は黄色い月を浮かべて
雲のドレスに恥じらいかくして

わたしはいっかいも愛し ....
夏休みがくる

あの子がいますように

いや、いませんように


毎年 祖父母の家で暮らす夏休み

解放される天国の季節

いつからか

夏休みに必ず出会う少年

透き通 ....
悪人芳香経(あくにんほうこうきょう)

――現代悪人正機説・匂いの経――



第一章 悪人香義譚(あくにんこうぎたん)

聞け、衆よ。
悪をなす者こそ、よき香りを放つ。

善 ....
そんな顔をするんだ
他の人と話す君
僕はそっと寂しさを隠す
手持ち無沙汰に
じっと耐える時間

ああ
こんな自分が
夢の中まで支配する

愛されていれば
それでいいじゃないか
 ....
凍った薔薇の花を破砕するのは罪
凍った薔薇の花をそのまま盗むのは罪ではない
夏季限定のF市の市条令があるのに
薔薇の破片を踏んで血を流す人々がいる
宗教のはじまりはおよそこのようなものだと
 ....
ネットに転がっていて広告と絡まっている先生と生徒の問答集の類いが読み易くて最後まで完了してみると読後感からこれはほぼ確実にAIとのやり取りだと気づく。バレないとでも思っているのか読者を馬鹿にしてく .... カバンの中に生卵
十個パックを詰めたまま

急な用事で地下鉄に乗る
手すりにつかまり
ぐっと息をのむ

加速で取り残される きみ
片手のひらで包み込む から
いちばん弱いものに合わせ ....
少年は気まぐれだった

彼の瞳は
いったい何があるのだろうと
好奇心と喜びで
踊るようにくるくる跳ねていた
彼の気分の移り変わりで
時に灰色に翳り
緑に見えたり蒼く見えたりもした

 ....
弱った蝉を林に連れ戻そうとして
手のひらの芯を掴まれる

指に鋭い痛み
しなうほどの力で
下唇をくい込ませてくる
またか、やはりかと思う

同じことが前にもあって
どちらとも、もう翅 ....
レコードにハッカ油を垂らす
聴いたこともない政治の季節がやってくる
夏はここから始まって
そこかしこに収束する
香るハッカは
それを中和させる
一つの方法に過ぎない
そして

そして ....
官能性に
熱を帯びる
わたしの肩

肺は膨らんでは鎮まり
心臓が鼓動を打つ
胸の中には熱い思いが
腹の底には全てに打ち克つ力が

わたしの中の官能性
愛する人に触ったら
すべての ....
洗貝新さんの自由詩おすすめリスト(1157)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
虫。- 田中宏輔自由詩12*25-8-11
蟷螂_。- 田中宏輔自由詩11*25-8-11
Theory(セオリー)- 自画自計自由詩425-8-11
バラノミチ- 降墨睨白 ...自由詩4*25-8-10
真眼- 杉原詠二 ...自由詩1*25-8-10
なまはげ- 降墨睨白 ...自由詩7*25-8-10
夏の終わりのネリーさん- ちぇりこ ...自由詩15*25-8-10
夏休み- 自由詩7*25-8-10
渚に書いた君の名前- 足立らど ...自由詩5*25-8-10
歩道橋- リリー自由詩17*25-8-10
溢影(イツカケ)- あらい自由詩2*25-8-10
狂気類型- りゅうさ ...自由詩4*25-8-10
子ぶたのダンス- りつ自由詩4*25-8-10
我々は薔薇に興味がない- 降墨睨白 ...自由詩8*25-8-10
8月- wc自由詩10*25-8-10
- wc自由詩8*25-8-10
呑気な不意打ちの午後- ホロウ・ ...自由詩3*25-8-9
本当に届く愛- 杉原詠二 ...自由詩2*25-8-9
正気の王者- 鏡文志自由詩8*25-8-9
コンビニ- 杉原詠二 ...自由詩2*25-8-9
あの子のいる夏- 花野誉自由詩15*25-8-9
悪人芳香経_/ai(advocater_inkweaver) ...- 足立らど ...自由詩6*25-8-9
ジェラシー- 自由詩7*25-8-9
F市- 降墨睨白 ...自由詩3*25-8-9
生命力溢れる生き方として- 足立らど ...自由詩4*25-8-9
誰も知らない生卵- 松岡宮自由詩5*25-8-9
X(Twitter)の詩_比較- りつ自由詩2*25-8-8
- soft_machine自由詩11*25-8-8
ハッカの季節- XIAO自由詩3*25-8-8
官能性- 杉原詠二 ...自由詩2*25-8-8

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