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犬の名前を並べる、
タロー、ルル、ブンタ、シロ
そのことを悔い、
喉元にキムチの色を塗りつけて、
俺たちは、見つめあった
北の城壁が高く聳えていた
たぶん、高さは、
喉の渇きで測った ....
とっても有名な蠅なのよ、あたいは。
教科書に載ってるのよ、それも理科じゃなくって
国語なのよ、こ・く・ご!
尾崎一雄っていう、オジンの額の皺に挟まれた
とっても有名な蠅なのよ
....
○「夢」
夢見たいものは
100年後の日本
○「考える」
頭だけでなく
体全体を使って考えよう
○「盗撮」
盗撮で捕まるのは
雄だけだ
○「幸せ」
幸せは
目立つが
....
まともなことばはなく
実直さも感じられず
目立つことばかり考えて
逃げ道ばかり探している
詩に対する姿勢は常に不真面目で
紙の無駄というよりスペースの無駄
苦労して書いた他人の詩に対し ....
手を振って笑う子ども
影も笑ってる
黒く伸びた分身
静かに埋もれ重なり合う
赤や緑や黄色の光と
頬にあたる風はやけに冷たく当たる
鋭い牙に優しい光混ぜ誰も気にもせず
行き交う街に
また ....
詩を書くときに「詩の不在」に目を奪われすぎてしまっているのではなかろうか。あなたの読みはとても澄んでいて深いのだから、もっと「詩の余白に差し込む光」が届かないところに言葉を投げかけてはくれまい ....
いつか灰になるのに
短文です。
小さな裂傷に板切れを突っ込んで開き続けるような痛みと不快感が続いていた、エアコンで不自然に冷えた手足の感触を確かめながら、今日したいことと出来ることの取捨選択に精を出していると、その選択そのものに ....
去り際の気化
ひとむらの瑠璃よ
得るも飢え
酒に濁って
凝視する
麝香 目の中の目
水走り
つむぐ 罪の
雨 糸断って
返すつばめ
その血の傾斜
あらかた生を溶かし終え
....
ほんのり朝日が差す狭い部屋
人が縦横無尽に眠る中で目覚め
I氏と目が合った
時折蘇る甘苦い記憶
I氏は誰もが認める男前
気さくな好男子
でも
踏み出す勇気 ....
へんな話をしようとおもいます。
一生に一度っきりでしたが
怯懦なわたしが踏み外してはならない欄干を踏み外すように
自制と恐怖の意識を失って闇雲に行使した
容赦なき暴力は
黒い潮騒のように周囲 ....
夜空をみあげると
冷たい星たちが
ただ、運命に流されながら
瞬いている、
私はといえば
あいもかわらず、
からだに焼きついて
剥がせない
キツい憎しみを黙らせるのに
少し ....
花は光の器
人はなんの器だろう
鼻水やよだれを吸った枕に
膨張した夢を産みつける
きみに会えますように
きみが居てくれますように
きみが見えますように
百億の夢がいっせいにささやく
へ ....
誰かにとっての正しいは
誰かにとっては間違いで
誰かにとっての間違いは
誰かにとっては正しくて
輪郭だけが埃のように
転がってグレーになる
神や仏を信じてみても
何の役にも立たな ....
○「命綱」
日本では
救急車とパトカーは
いつでもどこでも急いで来てくれる
○「幸せ」
幸せな人ってどんな人だろう
やっぱり
不平や不満のない人かな
○「価値の天秤」
「損得 ....
スーパーにスイカがたちならび、買い物客は上腕をむき出しにしている
夏至が過ぎた日の日中は、もう夏のような暑さが
巨大円盤となって上空を覆っている
希望というのは、日にあたった蛞蝓のように動かない ....
僕が
必要以上に
欲しがるのは
けつけつけつ
な
わけだから
お前はくだらんでさ
まさ
今朝
わさ
あさ
いさ
てさ
こさ
てめーどーした?
ぶりぶりドーナツの
ま ....
親友に逢う夜
朝からつま先が浮足立つ
去年の秋 中津駅で飲んで以来
大学を出て
四百年以上続く造酒屋に勤め
今や重鎮の彼女
彼女が選んだ店で待ち合わせ
少し遅 ....
中華は旧正月に爆音轟かせ
煙を撒き散らして爆竹を鳴らしまくる
隣の迷惑などお構い無し
その中華の隣である日本は大気を汚染され
建国記念の日に喘息でゼェゼェと
息を切らしている
文句も云えず ....
植物園前で年配の女性に声をかける
戦争法案反対のビラを渡して署名もしてもらうためだ
「もしよろしければお願いできますか?」
しかし、女性からは歯切れの悪い言葉が返ってきた
「戦争法案反対い ....
頼る宛もなく、深夜のベッドタウン
僕はそぞろに歩いている
苦渋たる道
俗にそれは二人の隔たり
紛れもない
ひとつとひとつの魂のズレ
通り過ぎてく人はいない
車もバイクも通らない
ほ ....
小さな瓦屋根の付いた
土塀が続くわき道で
赤い郵便バイクとすれちがう
黄土色の築地塀はひとところ
くずれたままになっていて
原付のエンジン音が
その空隙から逃げていっ ....
怒ることはもう必要ない
今まで、神と悪魔の闘いに世界が巻き込まれ、
天変地異が起こり、
戦争で、
あらゆるものが激怒していた。
だが、それも終わった。
遠くからの雨が
仰向けで倒れたままの僕たちの瞼にも恵まれ
封じた楕円に触れてもいい頃合いだと知らせる
呼び鈴が鳴らされたが
出ていけない
、 ない……が湿った封筒を差し出し
黒い口を開 ....
たまいれ
たまいれ
はい
たまいれ
たまいれ
たまいれ
はいって言えよ
すみません はい
たまいれ
たまいれ
はい はい
はいは1回でいい
すみません はい
はい
俺が ....
○「物価高」
政治家は
まずお米を買うところから
はじめないといけない
○「物まね」
物まねの時代はもう終わった!
新しい発想力の時代だ
○「大きな違い」
学校時代の問題は
....
悪いことが起こっても
誰かが悪さをしても
時間が経てば結局は忘れてしまう
頭の片隅
どこか心の奥底には残っているはずなのに
その時その場所で起こった事件に悪態ついて
また新たな事件 ....
地獄でドーナツ食べよう
夏祭りの囃子で
爆竹もって、突っ立ってたから
今からドーナツをたべいこう
穴ばっかりあいて
不完全で、
しかし何故こんなにドーナツは
人気なんだろう ....
吸って
もっと吸って
やわらかくして
揉んでやわらかくして
来て
こっちに来て
クーリッシュみたいに溶けて
飲み込むだけ
みんな真っ白になって
クーリッシュみたいに溶けて
飲み ....
2008年に入会したサイトでは
ロマンティックな詩を書く詩人が人気で
恋愛詩を書く人はファンが群れていた
現在私が所属しているサイトでは
死や苦悩が描かれている詩が多く
私はついていけな ....
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