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心臓のように眠らない つかれた心よ
つかれた心よ よく眠れ
夜をよく眠れ 寂しい心よ
いぢらしい心よ さあ
みじめな運命をさすっておくれ〈朔太郎〉
心象の灰色は きれいに光りなが ....
ただいま
夜の甘い想い
剥がれて尚も行進する金色の
星の色と音
高層マンション
窓辺のランプシェイド
ああ こんなに
夜が暗いなんて
指先の向こうには
....
そろそろ
そわそわ
そろそろ
そわそわ
呼ばれるかと
スマホをしまう
自分もしまって
名刺入れを確認
会社の顔をして
乗り込んでゆく
{引用=
楽曲は下記から ....
舞い揚がれ
銀の翼よ
そして山脈を越えていけ
舞い揚がれ
銀の翼よ
そして海をも越えて行け
そして想像の遙か彼方へと
舞い揚がる翼は
私の夢
もっともっと遠く
もっともっと高く ....
いつからか朝は珈琲を飲むようになった
いつからかとりあえず携帯を覗くようになった
いつからの前は何を飲んで何を見ていたのか
情報が点滅しながら僕を待ち伏せしている
おとしめる誘惑なのか希 ....
ぼくは世界の真ん中の通天閣の上で回るぐるぐると回るただあなたを待っているえも言えぬままに待っている優しさにさ身を摘まれ優しさに身を包まれ優しさにさ身を詰まれ優しさにさ身を浮かべ優しくあろうとするんだよ ....
わたしたち
ことば踊らせて
ことば踊らせて
細やかな指先のサイン
あなたを震えながら求める
受け入れて貰えるか貰えないか
戦慄きながら
それで ....
午前に怒り狂った、
土砂降り雨の冠水が、
いつの間にか、
みずいろの夏空へとすべて蒸発していて、
まるで、まる顔の笑顔のように膨らみにふくらんだ、
にゅうどう雲、
が、たくさん湧き出ている ....
オリジナルラブの宝島が好きだー
あの夜
人の吐く唾奇の跳ねる音
どこのアスファルトの硬さも同じ
いや、あの街は違っていた
あてどなく流れ着き
落伍者に優しい街ときく
何も持たず職もなく
ひたすらに古書を売り
公園で
....
ネガティブな性
何もないところに
影を感じる
少しの意思疎通で
何でもないことが
わかるというのに
臆病風に吹かれて
黙っているから
ほら
また影が横切った
影を抑えようと ....
黙祷は
鐘の音
1945
8・6
8:15
刻印は時の数字
僕の死は、
人類の知恵の粋
現代科学の結晶
14万人の命の対価
目的は
先の見えない戦争の早期終結と
阿 ....
○「不安定な天気」
空が暴れている
地上をいじめぬいている
○「戦争」
戦争は終わってはいない
今日もどこかで爆弾が落とされている
○「生きるということ」
生きるということは
....
だってぐちゃぐちゃ言ってるだけで
できる感じ全然しないんだもん
できないでしょうね
だって原液がないんだから
夢を語るものは
夢を実現しないがち
これは実現するというよりはむし ....
その{ルビ娘=こ}は
私たちが乗り込んだ都電の座席にいた
私たちが乗るのと入れ替えに
その{ルビ娘=こ}の
両隣が空いたので夫が左側に座った
私が右側に座ろうとした時
....
ゆびとゆびとのあいだに、
はずした眼鏡をひっかけながら、
頬杖をついている、
おだんご探偵、
その不敵で、きわめて意味深な上目づかいで、
ただ一つの真実だけにたどり着かせる、
愚かな過去よ
眼を閉じよ
愚かな人よ
口を閉じよ
しゃべりたいなら
心の中でしゃべれ
この空にこそ
偉大な価値がある
わたしの夢を運んでくれるから
夢なしでは愛は成り立たない ....
蝉が鳴いていると
静けさを感じる
流れる汗が背中をつたう
夏の音がする
深い夏をかいて浮かぶ
蝉の鳴き声以外
かき消されて
どこまでも静謐が広がってゆく
{引用=
楽 ....
絶望し尽くしたその先
あらゆる虚しさが吹き荒れる突風の果て
自らのいのちすら
捨て去ろうと試みた乾いた諦めのなか
ぱっくりと開いた傷口もそのままに
静かに君が座っていた
こんなにも永い ....
3日後に映画を見に行くって話になったんだ
バス停で落ち合うってことに決めたんだ
もうなんだか満たされていく
未来を決めたようで
未来が待っているようで
占い師のそれよりも確か ....
タバコを
マッチで
吸うとうまい
ジッポは
すぐ壊れる
タバコは
やめれまへん
そんな
当たり前のこと
禁煙という
無謀な際は忘れて
なんかできる気する
税金食 ....
時の海へ漕ぎだして
ふたりで過去を掬おうか
それはとても冥いのに
きんの粒子は煌めいて
さらさらさらと溢れては
懐かしい木霊を連れてくる
刻の海へ繰り出して
あなたと未来を掴もうか
....
陰翳
夕闇も深まる時、
森羅万象は一斉に陰翳に色めき立つ。
ざわざわとひそひそ話を始めるものたちは、
吾が存在により生じる陰翳に、
己の己に対するずれを確認しながら、
自分の居場所から ....
丈夫な麻の暗幕
交友録の入った書架
最善策だけ入れた鞄に
繊細なガラスの時計
灰皿自身の大事な気持ち
プラスチックの椅子に
腰かけて
カモになる予定の僕
視界いっぱいに地雷!地 ....
丸いグラスの底のような南氷洋
地球儀をひっくり返せば
ほら、プカリ天辺洋
南氷洋の狼という映画があった
嘘つけと君が言う暑い夏
それでは御簾の向こうに涼しく
南氷洋のおおきみとか
バカと ....
反語を
真に受けてしまい
申し訳がない
わたしの智慧の無さに
愕然とするべきだ
嘘ではなく反語
まったく反対のことを言おうとしていた
わたしにはわからなかった
あなたは ....
くちぐせは陽射しを遮り
ぽとりとおちる
無限に文字起こせば
ガリガリくん木漏れ日だったり
日暮れのひぐらしだったり
鈍いことほぎ
まだ早い りんごをもいで
ひとつ、ふたつ、歯型
皮を舐める 果肉に届かず
つるつるで てしてし
舌に引っかかる弾力
一呼吸 おいたら 波の音
いつの間に 手一杯に 貝殻
....
自称詩が紙になったら
紙が可哀想だ
ウンコみたいな自称詩を
塗りつけられて
トイレットペーパーなら
ウンコが終われば
誰の目にも触れられずに
流されて綺麗さっぱり
なくなるけれど
....
すみません
Vシネマの役者になりたいんですが
あなたにはムリですね
どうもありがとうございました
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