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キケンな暑さだというから
不要不急な外出を避けて
涼しい部屋で怠惰を決め込む

ドアが開いて
ドロリと溶けかけた君が
熱い外気と共に入ってくる

君と僕の温度感の差は
いつになっても ....
過去は変わらない
だから安心できる
未来は分からない
だから不安だ

人は皮肉に翻弄される
弱い人も強い人も
必ず弱点を備えている
それを夢がつく

わたしは善がいいものだと考えた ....
誰もが愛されたいのだ
どんなに醜い心の状態であっても
どんなに小さく弱いものであっても
キリスト教の神はそのあまりに大きな愛のため
自分を信じないものたちを憎んだ
キリスト教の神は愛し愛され ....
輪舞する死の神々は
私のこころで
ほほ笑んでいる
今は亡き
あの人と

空の海で泳ぐ鳥は
一羽でずっと行く
私の魂を乗せて運び
あの人の魂と会わせてくれるために
どこまでも

 ....
○「漁夫の利」
自民党と立憲が
対立し
小党が
利を得ている


○「薩長連合」
国難ならば
大同団結せよ

○「鳥の鳴き声」
朝早くから鳥が
鳴いている
ふだんは聞かない ....
{ルビ小夜=さよ}、{ルビ小雨=こさめ}降りやまぬ{ルビ埋井=うもれゐ}の{ルビ傍=かた}へ、
{ルビ遠近=をちこち}に{ルビ窪=くぼ}溜まる泥水、泥の水流るる廃庭を

葉から葉へ、葉から葉 ....
{ルビ屑屑=せつせつ}と自慰に耽る{ルビ雌雄同体=アンドロギユヌス}。
{ルビ人葬所=ひとはふりど}にて快楽を刺青するわたくし、わたくしは
──溶けてどろどろになる蝸牛。*

さもありな ....
窓ガラスに

雨垂れと

蝸牛

頬伝う

私の涙と

あなたの指
物には物の構造があり
独自の色や質感がある
なおった眼でそれらの語りかけを見ていると
やはりかつて生きていた木材に一番親しみを覚える
物になってもかつての生が痕跡を残している
暗い筋と明るい ....
強く手を引かれて
連れられていった花畑
しわくちゃの笑顔と
あなたの瞳が語った
「今日で最後」

どうして
約束したよね
ずっとそばにいるって

もうすぐ
あなたがあなたでなくな ....
・・・無音の荒れ地から、

地球の景観は むごたらしいほどの壮麗な美しさ
海と雲のコントラスト
星の陰 マイナス170度の砂は、
手の届かない 蒼い海を懐かしむ

月は人を受け入れ
 ....
駅伝のタスキも手元にないまま静謐の儀 残るおいぼれ  らどみ

ひとりひとり違う個々人の特性があるわけで一概には言えなくても
ひとりの人が生物として生きている時間は有限なのは間違いなくて、
も ....
アリが爪でガラス窓を登った
でこぼこしているからだと
思い込んだ
道が変化した
思い詰めてスグリの実の生る
植え込みのしたに人の声を聞いた
「用心に用心をかさねた」
「手に手をかさねた」 ....
瓦をこじんまりにしてさえ
桜はまだ冷凍しており
叢を手分けして切り捌いても
漁師の足もとにも及ばず
だからとて裁判を穿けば
そこらじゅうが泥だらけに成る

まだ紫陽花か
愛されたもう小 ....
夜、開け放った窓から、
しとしとと雨の水の気配、
その少し生ぬるい涼しさに、
ぼくはなんだか妙にワクワクそわそわ!
夜、その湿った夏の夜風に混じって、
青々とした草木のにおいが、
さやさや ....
ひゅーん
ぱーん
ぱぱんぱんぱん
ぱぱぱんぱぱんぱん
ひゅーんひゅーん
ぱぱぱんざざん
ばりばりばり
ひゅーん
ぱんぱぱんざりざり
ぱーんぱーん

熱い夜
炎の花が咲く
君の ....
本当の青空 見たことあるかい

良く晴れた日でもそんなに青くはないよ

水色とかそれこそ空色とかって感じで

カリフォルニアとかモンゴルなら

本当の青空が見えるだろうか

本日は ....
誠実な人が好きですって
そうして人を追い詰める

誠実ってどういうの
会いに来て
三食昼寝付きマイホームを提供
とかじゃないですか

セフレになってくれとか言わない人ですって

お ....
勝手のうえに
勝手をこぼしてたら
「それをじぶんに言われてたら
どう思う」という矢印が向いて
ハッと
黙ってしまった

おむつなどを買いに走り
熱り疲れた頭で
排尿日誌がいるか、とか ....
人間らしさとは微妙にズレていることかと思います。
浮き沈みがあればこそ夕陽に泣いて朝日に笑うのかな
そうした解釈もまたどこかズレている気がします。
そういう君はいったいなんです
善行知能です。 ....
夢の靴底が踏んで行くありふれた風景
地球は派手な{ルビ風景=けしき}に満ちてるが
都市の風景は今 お決まりの景色で{ルビ闌=たけなわ}だ
欲望の灼熱が どんなに道路を覆っても。

小さなエア ....
一日の縁を、刷毛でなぞるように
蜩はかなしく、ひたすらに鳴いて
いたずらに夏は強度を増し
暑さはまるで言葉を持たなかった

川魚は消え入るような息で
わずかばかりの小さな淵にうずくまってい ....
 空が青い
 一車線道路の縁石で
 鎮座ますコーヒーの空き缶は
 吹きつける生ぬるい風に
 耐えている

 一枚の白紙のような
 灼熱の路面に立っていると
 なにも見えなくなって
 ....
閉め切った灼熱の部屋で
自称詩人が腐臭を放って
最後の近所迷惑をしでかした

死因は自称詩に当たったことによる
自称詩中毒だと検屍官は言った

死体の横には
ヨレヨレのノートが
主人 ....
足元で油蝉が腹を見せて静かに死んでいる
目からの距離が遠くやけに小さく見える乾いた亡骸
その隣に腕時計を外して寝転び
同じように静かに死んでみたいと思う
誰がが通報した真夏のサイレン
十数分 ....
日ばかりで 
葉がみえない

三ツ矢サイダー塩素のプール

麦わら帽子はどこ
探している

霧積まで
百日紅のみち

消費期限ぎれの
サクマドロップスの山を
走っていた
 ....
この世に
植物以外に緑のものが
あるだろうか
緑の鳥
カメレオン
葉緑素は
愛を作る

草は否が応でも生える
草の意思に
光が答える
地球上の植物と動物の
互恵関係―
とうと ....
月が歌を唄ってる
安らかな慈悲に満ちた
それでいて微かな哀しみの滲む唄
優しいひかりは影を揺らし
遥かな大地へと続く

 ひかり ひかり ひかり
爆発し散らばって
わたし金平糖になって ....
カーテンを閉め切った
黴臭い部屋の中で
俺は自分の人生を
振り返っている

あの頃思い描いていた未来は
そんなに輝かしいものでは
なかったけれど
まさかこんなに侘しいものだとも
思っ ....
眠い時に眠るしあわせ
憂鬱を忘れる時間
シェルターの中にいる
夢でシミュレーションして
現実に還っていく

眠れ眠れ眠れ
泥のように

眠れ眠れ眠れ
泥のように


{引用= ....
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- 降墨睨白 ...自由詩12*25-8-2
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緑の島- 杉原詠二 ...自由詩3*25-8-2
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