すべてのおすすめ
たまに失敗するよね
そして自分を責めるよね
そしたらまた
失敗が重なっちゃって
嫌になっちゃうかもかもね
だけどねみんな一緒だよ
失敗ばかりで毎日送ってる
いつかそれが花咲いて
笑って ....
他人(ひと)のことを
悪く言うのは
言った自分も
傷つけてしまう
それでも言うか?
・
※ 五行歌とは、五行で書く 詩歌のことです。
覚えているのは
あなたの横顔
あなたの手
忘れているのは
あなたの思い
私の思い
強い雨の日に
冬に
生まれた
その延長線上に
夏でしょうか
まくしたてる悲劇
....
いなむ
豆のかたちに
言葉が 易く裂けていく
わたしは かたくなだった
わたしは 虚ろだった
だれかの影のような 夏
気づかないよ
愛がよく理解できなかった
だからなのか歳をとっても
理解できているのかわからないけど
愛の裾野は理解を超えるほどひろくて
詩とは何かを悩み続けていると
ときどき現れ ....
異国の地で
僧形の者に道を
問うた記憶
答えは
こころ
こころ
こころ
こころ、という
それで
こころ
こころ
こころ、と
三度道を曲がり
小高い丘が
小さな山のようにあっ ....
忘れていませんか
と自分に問う私を
失われた記憶の空は
いつまでも青く
青く広がっている
絶対的に 失われた存在は
二度とここに戻って来ない
これでいいんだ
と自分に言い聞かせる私 ....
幼いヤコブが死んだ
通りがかりの旅人が埋めた
弔いの言葉が添えられ
墓石の代わりに
ヤコブより背の低い
バス停の木が植えられた
幼い死の尊厳は守られ
旅人は旅を続けた
バス ....
世代や時代に割り振られ
多様性に翻弄されている
ニュースは同じ言葉を繰り返して
私の名前を呼ぶことはない
溶けてしまいそうな
ごく少数の部類を混ぜて
最高気温と心中しようか
バブ ....
モリモリ元気にごはんをたべてね
食べた分全部愛のパワーに変えてね
元気にガツガツ愛してね
たまにはそれもナイスじゃない
いいよね
美味しく食べれるってこと
好きとか嫌いとか好きでしょう
....
○「理想的な死」
僕の理想的な死は
ぐっすり眠って
目が覚めたら
そこは天女の舞うお花畑だった!
というのがいい
そういう死に方だってあるかもしれない
死は決して怖いものじゃないんだよ
....
儚いよ
過ぎゆく毎日
草臥れた帰り道
どこからか
ドレミファと
音が流れてきて
思わず見上げたんだ
ソラ
涙が出ていた
それは明るくこぼれてるから
小さな声で
シド
って呟くよ ....
この街から
本当の暗闇が消えて
どれほどの時間が
過ぎ去ったのだろう
街の暗闇から追われた
人ではない者達は
やがて人の内の暗闇に
棲みつくようになった
今宵
宴の余韻を ....
わたしが森でじとじとになっていたとき
ショコラウサギのおかあさんが
やさしくガーゼで顔をふいてくれた
ホームのベンチにひとり座って
走り去る夜汽車を見送っているだけでは
ありえない出来事だっ ....
たぶん失望されたと思い
失望された方がいい
元々そんなデカいものではないので
ダメな奴だと思われてれば
イヤな仕事も回ってこない
これ、至高
ダメな人たちが、好きなんだ
....
和歌の浦の光る海に8月が跳ねた
いつしか殺人鬼に仕立て上げられた8月
遠くから見ればあんなにゆっくり
揺蕩う海だというのに
灯台のもと白いワンピース着た
あの日の君の笑顔は清らかだった
今 ....
遮光カーテンの隙間から
薄明かりが射し込んでいる
もう蝉が鳴きだした
命の残りをかけて
命がけじゃない一晩を過ごす
目をつぶっても眠れない
思いを巡らせるのは
もう戻らない
かつて ....
二十歳くらいの頃
梨の皮をビーラーでむいていると
それを見た父が怒りだして言った
「そんな梨は食べたくない」
わたしは内心、バカみたい、と思ったのだが
火に油を注ぐのも面倒なので黙ってい ....
ことばって不思議だよね
ことばに泣き
ことばに笑い
ことばに憎悪する
ことばはカミソリになり
蜜になり
花にもなる
機関車にもなるし
風にもなる
芥川 ....
追いかけて速く走って
つかまえて逃げちゃうよすたたああ
てかてかてかてかなんで
わたしあなたから逃げてんのかな
胸に手を当てて聞いてみるけど
胸はドキドキ他のことでマンタン
ちくちくちくち ....
日記を失くしてから
別れの痛ましさなんて
忘れてしまったな
おかげで もう
愛のうたなんか
うたわないで 済むよ
切った爪をインクに浸して
言葉を垂らす
部屋のどこかで
コオ ....
ヤングリュイナンギュリュイ何語ライ?
ヒトニュノサーバーギーバ馬鹿ラシュイカ
背中ニュイターターカレシハジンムテイワカルシカ
吸うとティカラヌキナンセカアングライ
ドンクライドンクライカワカリ ....
ほんの一瞬のため息みたいなきっかけで降り始める夏の雨、傘を持たない僕たちは高速の高架下に急いだ、雲の上の貯水槽が割れてしまったみたいな降り方だった、それでなければ、広範囲に拡散された滝のようだった ....
新米を炊いた
土鍋で炊いた
二人暮らしなので
小さな二合炊き
二十分蒸らして
蓋を開ければ
しあわせの香り溢るる
神棚に供えて
日々の糧に感謝
「こんな美味しい米 ....
足元の
石畳から
ひろがりつづける
あおうきの
さかい
とぽんと
深く
トビが
青浮いて
空のベンチから
晩の献立を
湖の
はるか稜線まで
/即興ゴル ....
石はまだ乾かず
コケが時間を遅らせている
胞子 肺の空気 風が
わずかな誤差を告げて
記録する人はいない
わたしもあなたも
無限からの光芒に賭 ....
っていうのは
重力って
星の重さで時空が歪んでるので
投げたボールは時空の歪みに沿ってまっすぐ進んでて
結果落ちてるカーブになるわけ
ってことは
この辺もあの辺も全部ぜーんぶ
歪んでる
....
よく晴れた日の空から
黒百合を見たことがない
するどさに似た曲線は
忘れたふりで 眺めたりした
真似た楽器を奏でても
すこし怠惰だったせいで
合掌する 風がひびく 火がひらく
すこし ....
AI詩(なんのことやら)に関するログが増えてきてAI推進派としては嬉しい限りだけど、素人の私たちが書き読む詩は結局のところ、上手い下手よりも大切なことは読み手のなかに居る書き手の内的世界と現実の関係が ....
目覚める
と、
ここは深夜の密林
灯火に浮かぶダイニングバー
戦闘服のジェシカが店で
バナ・ナンカを刻む
よく切れる
薄刃包丁を手に、
ジェシカが正義を振り下ろす
....
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