すべてのおすすめ
砕けたガラス、こころ
鋭角な光がきれい
どうにもできないものは水に流せよ、せよ
川の水に放たれて
砂利に磨かれて
まるい石に角をぶつけぶつけて
砕いたあっちはハンマーのままなのに
こ ....
いつまでも
想い出にならない夏
痛くもなく
ただ痺れていただけの夏
ぽとり
昨日の端から
呆気なく零れ落ちたわたしは
黒い服を着せられ
どこかが
痛いような顔 ....
○「自然」
自然が怒ると怖い!
トカラ列島群発地震1000回超え
新燃岳噴煙5000メートル
猛暑に集中豪雨
7月大地震のうわさが気になってくる
○「見守り」
見守るということほど
....
『リストカットを
したこともないのが
恥ずかしい』
と彼女は泣く
眠ればすべてを忘れてしまえるから
ただ眠りたいんだ
《敏感な》心が折れちまってるんだと
彼女は照れながら笑う
....
朦朧と砕け散る空が
湿った風をゆっくり燻らせる
佇んだまま その内側で
何かを失いそうに掴んだままの人々は
定義の山を掻き分けては
{ルビ塵芥=ゴミ}のような贅沢を探してる
鋭 ....
怒りへの心掛けを知りたい
ほんの些細なことに
火が付いたように激怒する人がいる
何をもってしても許さない人がいる
そんなに怒って
何か佳いことが待っているのかしら?
....
おかま
性犯罪
洗脳
ヤニ
アルコール
女たらし
精神安定剤
睡眠薬
取り調べ
夜の街
悪友
現代詩
小説
飲尿
ク ....
○「信の世界」
人間界は人が人を信じることによって
成り立っている世界である
例えば寿司屋に出かけて
この寿司職人は
トイレに行って自分のものを握った後
手をちゃんと洗っているだろうか ....
天の河から首を抜く
ぬくりゆびぬく、ふつりぬく
木立ささめく真夜中の
さのさのたのし、ゆめたのし
しゃべくり星のおお影に
てどりおどりぬ、きぬさりぬ
布をかぶせるわら人形
さぎり ....
法律は知らんから
そこら辺の
バカはいつの間にか
テレサテンなわけ
違う俳句の歌の中でも
笑う俳句の夢を見る
一粒の 米を作る 100の汗
上手いねみよちゃんさてたくんは?
....
君が笑った
太陽のように笑った
だから
仕事がどうだとか
難しい話はやめよう
君を笑わせよう
燦々とした君と
過ごす時間
短くても
なくすことはできない時間
いつも大丈 ....
{引用=(𝘭𝘦𝘵𝘵𝘦 𝘳)
ユウヒはとてもかわい よね さいきんなにしてすごしてる の ぼくはさいきん読みものしてる さいしょはわから なくて しらないことが少しずつわかるようになると これまでそう ....
冷蔵庫を開けると
あなたが中にいた
わたしと同じ話をするので
イカを取ってもらった
里芋と煮る
母に教わったとおりに作る
調味料の分量は
いつも適当でその度に
味付けが変わった ....
恋人が蝶だった、ひらひらと羽搏きながらじゃれ合って、夏のあおぞらへとどこまでもどこまでものぼってゆく、その陽と風と葉はとても明るかった、ぼくはたしかに蝶だった、やがてそれぞれの夏空へと旅立っていってし ....
時に感じた物語
頭の内をくらぶれば
夢幻の如くなり
届かぬ場所は地にはなく
唇湿して
愛を持つ
交わせぬ夢に
働かせるは
己の良心
ただひとつ
自分の周りを
あらゆるものが巡る
当たり前のこと
そう思っているけど
自分が誰かの
景色になっていることは
どうして想像しにくいのだろう
かつての天動説は
都合が良かった
....
悪い事をしない
という強い意識が
過剰な懲罰欲求に繋がる。
、お前をしばく。
零れ落ちるのは涙だろうか
それとも赤い砂
ひっくり返した砂時計から
まるで煌めく砂糖のように
細かい粒子
さらさら流れ落ちる
ほんの少しだけ締め付ける痛みに
胸をおさえて
ガラス越 ....
犬の名前を並べる、
タロー、ルル、ブンタ、シロ
そのことを悔い、
喉元にキムチの色を塗りつけて、
俺たちは、見つめあった
北の城壁が高く聳えていた
たぶん、高さは、
喉の渇きで測った ....
とっても有名な蠅なのよ、あたいは。
教科書に載ってるのよ、それも理科じゃなくって
国語なのよ、こ・く・ご!
尾崎一雄っていう、オジンの額の皺に挟まれた
とっても有名な蠅なのよ
....
○「夢」
夢見たいものは
100年後の日本
○「考える」
頭だけでなく
体全体を使って考えよう
○「盗撮」
盗撮で捕まるのは
雄だけだ
○「幸せ」
幸せは
目立つが
....
まともなことばはなく
実直さも感じられず
目立つことばかり考えて
逃げ道ばかり探している
詩に対する姿勢は常に不真面目で
紙の無駄というよりスペースの無駄
苦労して書いた他人の詩に対し ....
手を振って笑う子ども
影も笑ってる
黒く伸びた分身
静かに埋もれ重なり合う
赤や緑や黄色の光と
頬にあたる風はやけに冷たく当たる
鋭い牙に優しい光混ぜ誰も気にもせず
行き交う街に
また ....
詩を書くときに「詩の不在」に目を奪われすぎてしまっているのではなかろうか。あなたの読みはとても澄んでいて深いのだから、もっと「詩の余白に差し込む光」が届かないところに言葉を投げかけてはくれまい ....
いつか灰になるのに
短文です。
小さな裂傷に板切れを突っ込んで開き続けるような痛みと不快感が続いていた、エアコンで不自然に冷えた手足の感触を確かめながら、今日したいことと出来ることの取捨選択に精を出していると、その選択そのものに ....
去り際の気化
ひとむらの瑠璃よ
得るも飢え
酒に濁って
凝視する
麝香 目の中の目
水走り
つむぐ 罪の
雨 糸断って
返すつばめ
その血の傾斜
あらかた生を溶かし終え
....
ほんのり朝日が差す狭い部屋
人が縦横無尽に眠る中で目覚め
I氏と目が合った
時折蘇る甘苦い記憶
I氏は誰もが認める男前
気さくな好男子
でも
踏み出す勇気 ....
へんな話をしようとおもいます。
一生に一度っきりでしたが
怯懦なわたしが踏み外してはならない欄干を踏み外すように
自制と恐怖の意識を失って闇雲に行使した
容赦なき暴力は
黒い潮騒のように周囲 ....
夜空をみあげると
冷たい星たちが
ただ、運命に流されながら
瞬いている、
私はといえば
あいもかわらず、
からだに焼きついて
剥がせない
キツい憎しみを黙らせるのに
少し ....
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