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久々に琥珀の水を10杯飲み干した
泥の船を造り
沈没する夜が深まった
曇った夜空に一番星は見えない
カッチーニのアヴェマリアをカウンテナーで歌い
凝り固まった背中をほぐす
悲しい母は何処に ....
詩人たちは皆何がなんでも
会を存続させる意思に溢れていた
 総会は紛糾して最後まで意見は纏まらない
そんな母の思惑は外れ
詩人としての居場所を守りたい
そんな活気に溢れていた

詩で集い ....
冷たい指先で触れた過去
黒いインクが滲むように
記憶からじわり漏れ出す
あの日ぼくが殺した夢が
まだ静かに息をしている

硝子越しに見る自分の影
歪んだ顔が口角を上げて
逃さないと脳内 ....
絶望を嫌がってました
実は気持ちよかったね

でさ

苛立ちを嫌がってました

でさ

実は気持ち良かったね

闇を嫌がってました

でさ

実は気持ち良かったね

 ....
つーかよ
そんな少年
だからなに
だから何とかよ
つーかよ
ギャー

鳩っていいよね
そんなもん

あのおばさん
悪いよな
何が?

すなすなすな
ビルの上

まわる ....
人はみな

命を奪い

生きている

手のひら合わせ

感謝する
苦痛も
さてと分かってしまえば
さてとどうもない

つまり
分かっているわけか

そういうからそうなる
あの子は良い子なのに

黙れ
それでも私は良くなる

あんな敵に
勝 ....
たんまり稼ぐのなら稼いでもいいからワクチンは水
でもよかったのに、その上、命までとるなんて──
にんげんはつくづく欲張りだ
そして
狂っている

通常10年はかかる臨床観察を短縮し
通常 ....
降るひらは
何も想ってないのかもしれない
舞うひらも
はせる思いは重いだけよと
愉しませ哀しませ
ことばのない、季節空間
散るひらが
揺り動かすのは勝手な
人のつくった情動、記憶、 ....
きみ、
こけし、
その目をつぶれば、
やわらかなこけし、
その目をつぶれば、
切り揃えたばかりの、
茶色いショートボブのヘアーが、
その瞼の内がわで、
そよ風になびいて、
あかるい、 ....
俺がキッチンで魚の鱗を飛ばしているころ、君は花壇の雑草取りに夢中になっていた、キッチンの窓は花壇の正面にあるので、俺は君のそんな実直なまでの姿勢を存分に眺めることが出来た、草花への愛情、美しく咲く .... 愛惜の遠路をのばすわかれ歌
   ~海がしずめば星がのぼり、星がしずめば海がひろがる~


愛のめくばせはむなしさの海を一瞥でかきけし
なみだの一滴をはてしない夜空の星へとかえる
ひとつの ....
なぞなぞ

5つあれば
じゅうぶんでしょう
人指したいって
からだにフィットしないけど
中指よりも親指がよくないかい

さくら公園の彫刻でもあるまいし

猫は小指
薬指だったら良 ....
左手にピックを持つと、濃いピンク色の闇が拡がる
涙の成分が違うだけで、私たちはみな
同じだと思う、誰かに馴れ合うために
闇を捨てる、軍艦みたいな色の
ドラム缶みたいな、モノクロの街へ

寒 ....
この灰いろの曇り空の下、
君のくちびるだけが赤い、
mysterious eyes,
そんな、頬杖の突きかた、
ボロボロになった羽を纏い
紅い涙を流しながら
きみは太陽の熱波を目指し泣き叫ぶ
泥沼でもがくぼくは
その悲しみを視界の端で黙って
祈りを捧げる
互いに別の境涯を選び
行く先はいずれも地獄 ....
蝉時雨の日に緑の紙に捺印をすると決めた
いつまでも友達でいようなんて嘘をつき
きみは天を突き抜け歓喜の歌をうたい
ぼくはどぶ板を這いずり回るゴキブリになるという
今までの18年は悲喜こもごもの ....
川は土壌や石のミネラルを削りながら流れ大海に辿り着く
人は何を削りながら現在を生きているだろう
そして人がたどり着く先には何があるだろう
誰も知らないその先へ向かっていくのはこわいけれど
どう ....
燃えるような思念が月明かりに照らされて夜に漂う

あぁ、いますぐ君の腕にしがみ付いて
そのまま溶けてしまえたらどんなに良いだろう

たった独り不安定な砂利道を歩く侘びしさよ
歩くたびに小石 ....
高級官僚になれますように
七夕の短冊に、そんな願い事が書かれてあった。
デパートの飾り付け。
ユーモアあるわね。
それともユーモアじゃなかったのかしら?
ひばリンゴ。
ひばりとリンゴを ....
○「一人買物」
この頃どういうわけか
じいちゃんの一人買物が
目立つ
今日はレジをすませて
買ったものを袋に詰めていたら
両隣が僕みたいな一人買物じいちゃんだった
じいちゃん三人が並んで ....
空気は暖かい
そして重い

死なない程度に手をつなぎ
死神と桜の道を歩く

路肩駐車。点滅信号
誰かの笑い声が遠ざかってく

腕がないおもちゃを拾う
灰衣の裾で風が舞う

 ....
漆黒の夜空に閉じ込められ
花びら散り敷く公園のベンチに座り
きみの透明な瞳から溢れる涙を見たよ
白い頬を伝いながら嗚咽が止まらなかった
ぼくは ただ背中をポン ポン ポン… と
ポケットに忍 ....
桜の花が空を染める
淡いあわいの下で
小さな願いを編み込んだ

見上げた花の色が
頬に溶け込み
はにかむ気持ち

平常心から手を離して
花びら舞う空に手を伸ばすと
淡い万華鏡のよう ....
昨日は近く
今日は遠い
明日はその中間くらい

夏は遠く
秋は近い
春はよく分からなくて
冬は一周回って背中に
張りついている

夕は近く
朝は遠い
昼はいつも手探りで
 ....
私の愛しいヒト
聞いてください
どんなに高価な指輪も服もバッグもいりません
莫大な財産も家も欲しくありません
その代わりあなたの本当の愛が欲しい

だから聞かせてください
あなたのココロ ....
なんにも知らない雲が
上空をすたすたと過ぎる

鷹揚に茜がさす
大地がぐんっと拡がる
早く
つかまって!
新しい風に
風はあちこち移動するのが好き
つま先に海が触れる
かかとにはな ....
雨は犬だ
土砂降りの日に玄関で雨宿りをしていた
雨はなんてことはない普通の犬で
雑種でうす茶色の毛の混ざった
すこしくたびれた顔をした犬だ

家の中よりも外のほうが好きで
雨の日には窓か ....
朝の冷たい床を踏んで
温水を浴び始める
髪を洗う事にする
泡を立てて
それを洗い流す
泡が伝う
うちがわの
頬を触る


冬をひとつ
生き延びた
ことになる
手を握る
生き ....
琥珀の水を飲み
紫煙を漂いながら想いを馳せる
数十年の迷路を未だに彷徨いながら
素粒子が固まった肩を抱き締めた
言葉を失ってからどれくらい経つだろう
答えが見つからない迷路の壁は高く聳え
 ....
洗貝新さんの自由詩おすすめリスト(795)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
メーテルへの想い- レタス自由詩3*25-4-8
詩人の意気- 栗栖真理 ...自由詩3*25-4-7
黒の残響- 自由詩6*25-4-7
むさしもかなしまたかいさん- 林 理仁自由詩425-4-7
きもちもめいらん- 林 理仁自由詩2*25-4-7
五行歌__祈り- レタス自由詩4*25-4-7
わいまだなるさけ- 林 理仁自由詩3*25-4-6
コロナ下のことば- 室町 礼自由詩3*25-4-6
はらはらせん- 唐草フウ自由詩12*25-4-6
こけし- 本田憲嵩自由詩825-4-6
はじまりが歌えているかどうかが- ホロウ・ ...自由詩2*25-4-5
愛惜の遠路をのばすわかれ歌- 菊西 夕 ...自由詩3*25-4-5
猫と宇宙とネットの海と- wc自由詩7*25-4-5
イコール- 由比良 ...自由詩2*25-4-5
手摺- 本田憲嵩自由詩1025-4-5
地獄に仏- レタス自由詩4*25-4-5
真夏の別れ- レタス自由詩4*25-4-3
川と時と- 自由詩7*25-4-3
哀しみの墓標- 栗栖真理 ...自由詩2*25-4-3
DESIRE。- 田中宏輔自由詩12*25-4-3
独り言4.3- zenyama太 ...自由詩2*25-4-3
魔法が追いつく- mizunomadoka自由詩1025-4-3
さくら散る- レタス自由詩4*25-4-2
恋心- 自由詩5*25-4-2
距離- 夏井椋也自由詩11*25-4-2
セイレーンの誘惑- 栗栖真理 ...自由詩2*25-4-2
雲と風- ふるる自由詩5*25-4-2
雨のこと- プル式自由詩4*25-4-2
エイプリルシャワー- 大村 浩 ...自由詩13*25-4-1
迷い路- レタス自由詩7*25-4-1

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