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桜が咲いているのを最初に見かけた日
あくる日にはいつも激しい風が吹く
思い起こすと毎年そうだった気がする

咲いたばかりの桜は見かけによらず強情で
千切れそうで千切れず
散りそうでも散らな ....
僕は荒んでいたんだ
何もかも

隠れてタバコ吸って
バレないのを面白がってた

高校生なのにね

君とテキトーなアパートの裏側に忍び込んでさ
アパートの住民に激怒されたね
タバコを ....
普通の内容の事なのに
あるいはそこまで大したことじゃないのに
あるいは責め立てるようなことじゃないのに
深刻な事みたいに話す人が嫌いだ

罪もない人に対して脅しているのと同じではないか

 ....
硝子の欠片ひとつひとつ拾っても粉々に砕けたパズルは元に戻らない

壊れた絆
傷痕に吹きつける風
虚しさが胸に込みあげる

精神(こころ)の弱さが僕を責めるから
うなだれるキモチが不安を掻 ....
なにやら
胸の奥が粟立って
仕方がないから
五月を
描こうと思った

ところが
緑の絵具を切らしていて
仕方がないから
青と黄の
絵具を混ぜてみたが

五月にはほど遠い

 ....
散歩うた


毎日は似ているようで違う日々人も変われば立場もかわる

速すぎる子らの足どり尋ねれば実験室を飛び越えて

慟哭はすまいと誓ったあの日より甲殻類の共食い始まり

気がつけ ....
○「雨にも負けず」
雨にも負けず
風にも負けず
雪にも夏の暑さにも負けぬ
丈夫な体を持ち
欲はなく
決して怒らず
いつも静かに笑っている
一日に玄米四合と
味噌と少しの野菜を食べ
 ....
五月は淋しい月
新緑の匂いに惑わされながらも
それらと一つになることのないジレンマ
暑くなり始めた気候に
責め立てられているような気分
五月蝿い虫どもがまとわりつく
ありえない煩わしさ
 ....
あなたは間違った解釈に人を誘う
人に悪意を向ける
だから善意を持たれない
そのことに気づかない

あなたとは仕事ができない
あなたの講座を受講できない
あなたと時間を共にできない

 ....
細い月は
つややかにしろくひかる
両端はするどく研がれて
夜を切り裂く
しずかに
きれぎれてふってくる
夜の
はぎれ

地上の犬たちは
それらを
おもいおもいに選んで
てんでに ....
これは海の味がするな
どっかしった気がある星座
それともきのう
耳がひとつ、余る。
あまるみひとつ
つきをみにわたる墨で
かすむ おろか あかり  
隙から。陽だまりエコー。
ぼたぼた ....
○「心臓」
心臓は夜も眠らない
起きて規則正しく動いている
ドクッドクッドクッドクッ┅┅┅

○「長寿」
*僕たちは薬によって生かされている
*僕たちは年金によって生かされている
*僕 ....
今までのいつよりも 

今日の私はものごころがついていて


今日より明日

明日より明後日

日毎 呼吸が浅くなって


今までのいつよりも 

今日の私はものごころがつ ....
君は爪を噛んで下を向く
白い時間が二人の間に流れてゆく
むなしく流れるジャズの調べ

僕は言葉を切り出す勇気も無く君を見つめるけれど
もうボクの事なんか君の瞳にも映らないんだ
明日になれば ....
つまらないのは
本当に頭のおかしな奴が
いないからだと思う
昔はほんの一握りだけど
確実にイカれた奴がいたもんだ
俺なんか無理しておかしな振りを
しているだけで
極めて真面目で知的な人間 ....
○「穴診療内科友の会」
この度
さんざん
人の悪口を言う会を結成いたしました
無料です
入会金もいりはせん
会の出入りも自由です
画面中央の穴へ向かって
気のすむまで
悪口をおっしゃ ....
白い牙を覗かせて、
獰猛なうねりが崩れ落ちる
老いた小舟は
海の奈落へ吸い込まれてゆく

ゴオオオーと大波は唸り、
水の壁をふたたび聳え立たせる
曇った空には、
騒ぎ啼く海鳥たちが浮か ....
 ブーニンが
 ブラウン管から姿を消して
 ゴルビーが
 民衆にもみくちゃにされていたころ
 楽しい
 未来の思い出話に
 盛り上がる
 クラスメイト達を
 現実に引き戻す
 チャイ ....
握手をしたら
相手は刃物だった
血が流れても
誰も咎めやしない

悔しさだけが
胸に錆びつき
刃が冷んやりと
血の温度を下げていく

それでも信じたい
人のあたたかな掌
滲む血 ....
あめをくださる
あなたはさて
そこの街の
大概はてな、な、美を
どう捉えますかね

あめをくださるのは
もしかしたら
あなたとは全然違うかも
しれないよ

もしもしー
ではあと ....
○「穴診療内科」

画面中央に大きなまるい穴が書いてあります
この穴へ向かって
「バカ!アホ!スケベ!ハゲオヤジ!クソガキ!死ね!」など
人に対して言えない言葉を
この穴へ向かって
気が ....
淡い水色がどこまでも広がる空は僕の心を呼び醒ます
思い出の欠片が瞬くたびに響く記憶

風に乗ってあの山を越えれば苦い感情もやがて甘美な詩となるのだろうか?

蒼い海を渡り君の住む街へと還ろう ....
俺たちの時代を連呼する
前世代のゾンビと対峙して
赤ずきんは立ち尽くす

赤いケープ翻し
腐敗した風を避け
御伽話からリアリストへ

子供のお使いからは卒業
虚構の世界に鞭を振るい
 ....
わたしはサイくんのおしり
おしりにできたぶつぶつのおできです。

でもサイくんは、どんなにかゆくっても
てでかくことはできません。
(だって、てがとってもみじかいんだもーん)
あしでか ....
失われつつあるものを思うことは、
まるで水のように渇望する、
真っ赤な炎に染まった夕焼けの光景だ、
その時になってそれは何と美しかったのだろうと、
その時になってようやく特別なかがやきを放って ....
 橋を渡る時に目に映る

 川辺の桜並木の下にベンチがある

 幅広のベンチを占領して

 ただ川面を眺めているらしき人

 新聞を読んでいるらしき人

 音楽を聴いているらし ....
印画紙に染みついた影
人生から落とすまいと誓っていたものから
手を離した瞬間を覚えている

何度も何度も反芻する
記憶が消化器官と口内を往復する
輪郭がとけ筋も擦り切れ味もなくなる
そん ....
シャッターのおりた憂楽街
眠りに落ちた改札口
プラットフォームの底
沈んだレールから
明日が聴こえますように
仕事の夢を見て悪夢だと思う
だから現実も悪夢の中を生きている

崖っぷちギリギリに
目隠しされて立たされている

手探りで伸ばす指に触れるのは
錆びた鉄のマニュアル

黒塗りで
行 ....
波長が合わないだけでクラクション鳴らす、か?
スピードもバランスも把握している足りない忠告いらない結構、結婚もする
時空の流れ方及び流され方が十色、故にズレているただそれだけ
気分屋のオムライス ....
洗貝新さんの自由詩おすすめリスト(781)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
鬼女近影- ただのみ ...自由詩3*25-5-3
不良界隈等の嘆き- 林 理仁自由詩725-5-3
深刻そうに- sonano自由詩4*25-5-3
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五月- 夏井椋也自由詩15*25-5-3
散歩うた- 足立らど ...自由詩7*25-5-3
独り言5、3- zenyama太 ...自由詩5*25-5-3
五月- 岡部淳太 ...自由詩525-5-3
家族- sonano自由詩225-5-2
はぎれ- そらの珊 ...自由詩10*25-5-2
し_ん- あらい自由詩3*25-5-2
独り言5.2- zenyama太 ...自由詩1*25-5-2
ものごころがついたら- 短角牛自由詩6*25-5-1
忘れずの君- 栗栖真理 ...自由詩325-5-1
スカトロ大戦争- 花形新次自由詩325-5-1
5.1独り言- zenyama太 ...自由詩2*25-5-1
安らかな茫々- atsuchan69自由詩17*25-5-1
昭和64年をまたいだ後に- 北村 守 ...自由詩9*25-4-30
刃と掌- 自由詩7*25-4-30
ねぞうの市- 林 理仁自由詩225-4-30
独り言4.30- zenyama太 ...自由詩1*25-4-30
涙の海- 栗栖真理 ...自由詩525-4-30
やがて頭巾を脱ぐだろう- 自由詩8*25-4-29
ぶつぶつ。- 田中宏輔自由詩11*25-4-29
夕焼けのアメンボ- 本田憲嵩自由詩1025-4-29
らしき人- 佐白光自由詩6*25-4-29
反芻- 凍湖自由詩725-4-28
夜の底- wc自由詩18*25-4-28
悪夢の淵で- 自由詩6*25-4-28
caえrE- 饂飩(う ...自由詩225-4-28

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