すべてのおすすめ
○「朝日」
冬の朝日ほど
有難いものはない
今朝は朝日がみられる
有難い!有難い!
生きる元気がわいてくる
今日は忙しいぞー
郵便局に年賀状印刷注文に行って
ガソリン入れて
市の広報 ....
雪の白い日
音のない足跡
市街地の中心に
常設された景色の中で
瞬きは行き場を
失っていく
人が人である
その隙間に
転がっている
肋骨の断片の表層に
季節外れの
浮腫み ....
 マクレディの{ルビ長老教会派=プレスピテイアリアン}の良心は、一旦めざめさせられると、彼を休ませてはおかなかった。
(J・G・バラード『沈んだ世界』3、峯岸 久訳)

 ウェンデルの質問は、も ....
透明なグラスに注がれたコカ・コーラには西陽が射し込んでいて、そのなかには幾つもの氷が沈み込んでいる、その一番上のものには幾つかのちいさな罅が入っていて、まるで浄土の影がわずかに映っているみたいに、その .... 普通って何
異常が
普通になっちゃった
異常が普通の
顔して歩いてる



私は
無力だ

思うこと自体
おこがましい



さまざまな存在に
感謝することを
 ....
{引用=「○○をめぐんでくれないか}
うす目をあけた明日が見つめている
月の向こうからじっと
沈黙は花 だがあれには歌がない
臨終の瞳を覗くようで
どれほど愛おしんでみても(仮に)
概念だ ....
踏切で通過を待つ献立の色は
徐々に透明を重ねて
温かい食べ物が相応しい
そう思うと
環状線の列車が織りなす風が
調味料の先の方まで伸び
わたしもまた誰かの
呟きのようなものだった ....
文字

何年も
あでもないこでもないと
試行錯誤 繰り返して

全裸で森羅万象について
興味を持ち続けていれば

世界が相手でも耐えられ
赤子のうんこもタラーリ

おいしいワク ....
良い詩、隅々が瑞々しいよ。
よいしすみずみがみずみずしいよ


躱した私は蚊。
かわしたわたしわか


水もなみなみと、皆水面住み。
みずもなみなみとみなみなもずみ


澄 ....
綿毛、その種、
ほとんど重さのない、
雪のしたの土のなかでも、春へと耐えしのぶ、
石ではない、ちいさな有機の礎、
晩秋のくもり空の下、
とてもめずらしい、
綿毛のタンポポが、白い球体のまま ....
かぜのつよい日の、
晩秋の白い寒空のした、
剝き出しのコンクリートの壁に、
ただじっと、
垂直に命(いのち)している、
垂直に命(いのち)している、
冬、
という死の季節がきわめて近づい ....
新聞という情報ツールに
改めて、心底感心させられる

新聞配達をしていた十代の頃
それは重くて辛い紙束
それはただの新聞紙

日曜日の午後、夫の髪を染める
風呂場へ行く夫を見送り
足 ....
めいめい

そんなちんけな捉え方を
こぎつねな甘さでどうしろと
意味をもらったよ

走り疲れたあんた
まだわかりまへんの

不器用ですから
いや、不気味ですから



司法 ....
黒に青が混じって 紺
夜に空が混じって 海
髪と瞳が混じって 睫
うちの眠った 場所はどこ
約束のトンネルに咲く花の色 
ちいさな嘘を薄めたら もっと哀しい
泣いた朝を薄めたら もっと止ま ....
朝、西の港にちかい道路で白いセンターラインから少しだけずれて、一羽のカモメがその羽を閉じながら蹲っている。前方に何台か続いている自動車がほんのすこしだけハンドルを切りながらそれを避けてゆく。寿命なのか .... 自称詩人の口から尻に
鉄串を刺して
炭火の上でグルグル回転させていると
自称詩人は最後の足掻きとばかりに
自称詩を口にした

回る回るよ
私は回る
表面こんがり焼かれながら
昨日は無 ....
裸の枝に実る柿

菊西 夕座


季節が頭をめぐらせて仰ぐ空へと囁くたびに
懐かしさは生まれた日の ....
つたのお家は さびしいね
 枯れ葉が ほろほろ はだかんぼう


秋のお庭は さびしいね
 のこったアサガオ ひとりぼっち


月夜のデッキは さびしいね
 子猫が 母猫おも ....
右、心房に届く
夜明けの海を
寄せては返す
ブランコたち
知らない
光の
所在なんて

笑う唇の端に
救急車のサイレン
初めてキャベツを
買った日の静けさ
何も無い
 ....
見失った

時に一体何ほどのものがあるのか

先ほどから少女が現れては立ち去ってゆく

それこそ命懸けの眼差しで訴えては  やがて悲しそうに

というよりは私が

邪険に   冷酷 ....
○「偽情報」
僕は
正しいかよりも
自分の見たいものを見
信じたいものを信じている

○「ネット犯罪」
スマホを持つなら
免許か一定の研修を義務づけることが
必要ではないか
ただ注 ....
やさしさちゃんは家に帰ると 
いつもぐったり疲れている 
ベッドに倒れ込んだら
着替えるのもメイクを落とすのも
もう何もしたくなくなってしまう

やさしさちゃんはみんなにやさしいから  ....
誰もいない 焼け跡の 歩く
その 田んぼの先の この
光る街をジープがどこまでも走る
特に誰がいるわけでもない


戦車の進むように そして
行く 自転車で
何も そして 僕は
特に ....
もっとお金があれば
幸せになれるはず

もっとお金があれば
惨めな想いもせずに済む

この身の鱗を
醜いとお想いなら
裏も表もない

嫌っていただいてけっこうよ

ただ ....
醜い天使が卵を守っている
パン屑たちは本の海に溺れて、光から逃れた
あなたの手のやわらかさを
表現することばが見当たらない
まるで世界が瞬きをしているみたいだ
シナプスのきらめきが脳内をかすめて

墜落する飛行機のニュースを見ながら

この夜が終わらなけれ ....
金木犀がたった数日でいなくなった公園で
わたしたちはどんぐり拾いをした
ここにも
そこにも
あっちにも
おいで、おいでと
どんぐりがわたしたちを呼ぶから
キミのズボンのポケットはすぐにい ....
最初から知ってた

きっと私のどこかが感づいてた

あなたが私のことを好きでないこと

好きになろうとしてくれたのかもしれないけれど

あなたは一人で夢を見てた

私の笑顔が素 ....
歯を抜いてマイナス1
噛み合わない分
噛み合うところで負担して
馬力は8割か9割

失ったものは
帰ってこない
マイナス1のまま
工夫するしかない

マイナス1のことばかり気にかけ ....
素直さのない
夏の熱砂が残す灰、夜想曲の静かさで
降り積もる
森は、夏の温もりになごり
いつか 一つの季節を追いやる
季節風は海の果てに姿をけし
かけ違えられた犠牲の森の彩
見捨 ....
wcさんの自由詩おすすめリスト(1843)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
独り言11.14- zenyama太 ...自由詩4*25-11-14
雪の日の話- たもつ自由詩1125-11-14
全行引用による自伝詩。_09- 田中宏輔 ...自由詩1125-11-13
コカ・コーラの氷の中にはちいさな罅が入っていて- 本田憲嵩自由詩1425-11-9
※五行歌_四首「私は_普通ではない」- こしごえ自由詩11*25-11-9
×零の幸福- ただのみ ...自由詩7*25-11-8
父の献立- たもつ自由詩20*25-11-7
文字- 足立らど ...自由詩425-11-6
月の傷(回文)- 水宮うみ自由詩525-11-5
晩秋の綿毛- 本田憲嵩自由詩1325-11-3
讃歌- 本田憲嵩自由詩1225-10-29
足元の新聞- 花野誉自由詩12*25-10-27
意味をもらったよ- 弥生 陽自由詩525-10-27
NAVY- 唐草フウ自由詩11*25-10-27
無常戦争2- 本田憲嵩自由詩925-10-26
自称詩人の串焼き- 花形新次自由詩425-10-26
裸の枝に実る柿- 菊西 夕 ...自由詩13*25-10-25
みすゞ- 月乃 猫自由詩16+*25-10-25
所在- たもつ自由詩11*25-10-24
感傷_____蒼風薫_- 梅昆布茶 ...自由詩525-10-23
独り言10.22- zenyama太 ...自由詩3*25-10-23
もう1ミリたりとも動けません(悩み多き感情たちの詩_その2)- 涙(ルイ ...自由詩525-10-23
戦いは終わった- 番田 自由詩525-10-23
- 秋葉竹自由詩325-10-22
星屑と月- 水宮うみ自由詩325-10-22
可惜夜- 青の群れ自由詩825-10-22
どんぐりを置く- そらの珊 ...自由詩12*25-10-21
最初から知ってた- 花野誉自由詩10*25-10-20
マイナス1- 自由詩1025-10-19
秋無月- 月乃 猫自由詩13*25-10-19

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62