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   静寂な朝ほど夜は深く  粉雪散り 燦めき

念い靴音が耳に響きわたる

絶望の先にも月は輝き

 ....
どうして混乱した人たちの中にいて、次の道は開けるのだろう?
どうして私をここに閉じ込めた父母は毎日家で楽しくテレビを眺めることが、出来るのだろう?
どうして私はスーパーで二年働いた過去があるのに作 ....
  

黒い夢だけを追いかけ
やましくて下を向く夜
まぼろしの水を飲みたい
まっしろになれる冷たさ

胸の花風に吹かれて
すこしだけ泣きそうになる
馬鹿みたい凍るこころの
しろ ....
愛は尿を大切にした神だから
それはこの日本で大切なんだ

私たちってどこだろう
あの道を歩き続けるならどこへゆく

アメリカか? それとも貧しい国か?

随分平和だね、仕事すれば? ....
外に出る時は仮面にマント
オレの正体は誰も知らない
家に帰って気づく
マントからはみ出たガーターベルト
誰かに見られていたかもしれない
仮面を外せば
瞳が見えないくらいのつけ睫毛
そんな ....
人生を捻じ曲げる、
まっすぐに終わりへとむかう
ひどく短絡的な直線を
乱暴にぐいっ、と曲げる

きっと皆は、この僕が
まっすぐ進むと思っていただろうな
でも突然、進路を捻じ曲げたから
 ....
こたつに眠るねこを
羨みながら 外に出る
今日もあなたのいる場所へ向かう

小雨が 雪に
ここは山だから
どんどん降ってきた
強い風に消えそうな灯しびを
手でふさぐ
あわてて落ち ....
君が去って行った方角から
雪の匂いがする
さようならと引き換えに
雪雲を連れて来る
笑い合った日の空気は
すっかり消えてしまった
どんなに懐かしんでも
現実に戻ることはない
儚い夢のよ ....
一週間前が期日だったのに
できなかったことを
今日やろうと思っても
一週間も前のことだしなって
諦めてしまう

1日遅れでも行けばよかったな
2日たっても許してくれたかな
3日って実は ....
雨が降りそで降らない
日曜の午後は
ポテトチップ食べながら
録画しといたホラー映画を観る

夜は自然薯を擦って
遠州流に鯖と味噌で味付けて
あったかいごはんと
新鮮なまぐろと一緒にいた ....
かわいた月は夕間暮れ
水気をとりもどす
井戸底に 灯る骨
白く鳴り
つめたく響く 唇は
もう血肉を夢見ない

かつては跳ねる想い
着物を乱し帯を解き
胚芽から
鋸状の風が渦を巻いて ....
あなたが好きだった
あなたの好物はベジタブルで
わたしはベジタブルよりも
あなたが好きだった

同じ所に住んで
同じお役所で手続きをして
世界中で一番好き
なんておこがましいけ ....
夕暮れの折 裂いた柘榴から
流れる血を見ている
けれど本当に
私がここにいるのか
判然としない

ビルを倒し 空を割り
海を干上がらせる
気持の強さに反して
指先ひとつも
動か ....
書に少し重ねて
僕の筆跡とは異なる
朱色の字が書かれる

僕の黒の否定
朱形の強要

求められるのは
誰が書いても同じ字

僕の書は大出血していた
 

水滴が窓にみえても
この部屋はしろい光が
寂しさをかるく引き裂き
古いいき新しくする

新しいとしを迎えた
夜だっていまは明けたわ
悲しみがすこし残って
なんとなく蒼空を ....
○「前向きな生き方」
失くした片足を嘆くよりも
残っている片足を有効に使って
生きている人であろう

○「助けてもらう能力」
わからないことやできないことが
あったら
自分から頭を下げ ....
片方の蹄鉄を無くして
雪質の異なる地を疾る
御者の視界を曇らす
涙は凍りついてしまった

何処へ向かうと問う声は
風切り音に消されて宙に舞い
遠くの街の相棒よ
同じ暗い空を見て ....
寝床に沈み込んで壊死した夢が肉体に浸透して悪い気分になる、細胞の拒否反応、対応策の無い流行風邪みたいなさむけと身体の痛み、何も起こってはいないのに酷く摩耗している、油の切れた機械になってしまったか .... 雪の中歩いてく
膝まで埋まって歩いてく
春が来るのを信じながら
明日は明日の風が吹くと
無理をして
引かれ者の小唄を歌っていた

雪の中歩いてく
腰まで埋まって歩いてく
来るはずのな ....
寒い季節になると
いないはずのあなたを
つい探してしまう

枯木立の向こう
ベンチの連なり
落葉を踏む音

いないはずのあなたは
寒い季節に紛れて
すぐにわたしを探し当ててしま ....
愛の欠片が粉になり
冷たい風に飛ばされ
寒空に消えてゆく

残ったものはセピア色の影となり
再び戻ることはない
{ルビ掠=かす}れたフィルムがカラカラ回り
観客はぼく独りだけだった
楽 ....
仕事を教えてやるよと
レトロな喫茶店に連れていかれた
ノートパソコンより新聞が似合い
年上の人ばかりがいた

テーブルに置かれた
丸い占いのマシンに百円玉を入れると
丸まったおみくじみた ....
内に鐘打つ渇望の 
解き放たれ
声を発した途端、
子の生まれ
袖をまくれば
ぐんぐん育ち

来てはまた逝きまた来ては
点を辿る以前にもう円周を想い

後に残すお部屋にぶち撒けられた ....
小さな魂
と云ふと
魂に大小があるかのやうだが

親しい筈の隣人
である彼ら、を
英語圏では
Nine livesと呼ぶ事は
周知
9回の生涯を終へた老猫は
もはや小さな
魂、 ....
炬燵に潜った黒い詩のかたまりを蹴とばした
かたまりは、黄色く悲しい柄の炬燵布団を這い出して
畳に埋め込まれたトランジスタの蜜を指で掬った
雪と雨の雑じった空の涙を、吊し柿はただ見ている

正 ....
 虹の国

ヒバリは高く飛び
庭で虹を作って
笑いあったひかりの季節は過ぎた
あの虹は
偽物だったのかもしれないし
本物だったのかもしれない
空に虹が架かるたび
そこへ行ける気がして ....
枯れ葉が、自分のいた場所を見上げていた。
木馬は、ぼくか、ぼくは、頭でないところで考えた。
切なくって、さびしくって、
わたしたちは、傷つくことでしか
深くなれないのかもしれない。
あれは、 ....
きみの手は、
しっとりとした雪が、
もうすでに降り積もっている、
ひんやりとした夜の雪原である、
夢は別の世界で
自由なのに束縛されて
真夜中の街に出た

街はもうひとつの世界で
お金がなくても
歩いているだけ でも
楽しかったはずなのに
休まる場所が見つからない

暗い歩道に ....
世界はゆめ
みてる
木々の上で
鳥が鳴いている
その光景を見ている
鐘の音が
どこかで聞こえる
耳を澄ます。

日々、


暗闇のなか、一日がはじまる どこか
に行こうと、 ....
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