すべてのおすすめ
朝のみそ汁から
 かつて棲んだ磯の香りがした

循環する水にうまれるいのちのすき間
 それをすくいそそぎ入れた

湯気が消えてゆく空にうかぶ
 一羽のかもめ



炊きあがった純 ....
今日はオマエが氷壁から滑落して30年
オレは毎年この日に伽羅を焚いている
何故もっとオマエを止めなかったのか
記録を求めて命を賭けるのが解らない
あの酒席でもっと叩きのめしておけば
毎年この ....
夢の橋を渡ると、
ショートボブの君がいた
 会えて嬉しい
と、可愛い仕草で笑う

それからふたりは、
君の村まで歩いて行き、
南国風の立派な家で
沢山のキスを
揚げたての天ぷらで食べ ....
黄金の鱗粉、散らし
遠去かっていく
冬の投影に踊りながら
意識の視界に
明るむ場所が在るのなら
きっと君にも観えるだろう

 黄金の唸りが
 黄金の感触が
 黄金の蠢きが
 永久な ....
詩らしきものを書こうとするとつい指先が躓いてしまう
あたまのなかで指先を動かせばそうじゃないよと笑ってしまうものもある
誰かの詩らしき言葉の綴りを読んでは逆立ちのふりをしている自分がいる
  ....
意味する処のゼロ地点に身を置き
自分を肉身としてだけ意識する
に、何か異和を覚えるのなら

アナタの勝ちだ、哀しみすり抜け

ゼロ地点より一歩と 取り敢えず
古い家だった
古くて大きな家だった
子どもの目には
それはとても怖いものだった

しかし、大人になったぼくの目には
それは、それほど大きくはなくって
子どもの頃に描か ....
ぽっとでの自由は、老いたる自由にむかってスリッパでもつっかけるように言った
「おじいさん、あなたはすっかり、不自由なご様子じゃありませんか?」
巨匠とよばれて久しい年配の自由は、寝椅子のなかで遠く ....
地球という星がある
国境はない
猫に餌をやってから
今日のことを考えよう
子宮から出てきて随分経った
時々帰りたいが
もう帰れない
もう帰らない
三寒四温の山と谷を
喘ぎながら

自律神経と前髪を
弄ばれるまま

季節のせめぎ合いを
掻い潜り

遊歩道をふうわり漂うのも
それほど悪くない

視界の端に色を感じて
振り仰 ....
いつが最後か
わからないから
何度も繰り返し
言うの
大事な事を



一日の終りに
何はともあれ
今日を終えられることに
ほっとする
ありがとうございました。


 ....
○「地球温暖化」

人間がいくら偉くなったといっても
雨が降るのをやめさせることはできない
風が吹くのをやめさせることはできない
相変わらず
ヒデリノナツハナミダヲナガシ
サムサノナツハ ....
お気に入りのコンバース
とうとう底が抜けちゃったな
くるぶしがぬるりとつめたくて
出来たての靴擦れを二月の風が撫でて過ぎる
お気に入りのスニーカー
ぼろぼろになっても一緒に歩いて行きたかった ....
あちこちでびん笛がはじまる
うち幾人かは胴をうまく叩いている 薄暮

目は子ども時分からよくない
たくさん撲たれてきたからさ
と、隣のじいさんが笑った

にごった水晶の弛みや
かわるが ....
ただの一言も発することがない
二月の青空はとても孤独だ
ひとみを綴じた兎が
木の袂でうたた寝をしている

冬は自我をうしない
薄く目を開けて、この青い空を
くちびるをかすかに動かして
 ....
友達も少ない夜のとなりのももの肉がやわらかく半分凍っていた水の流れかけた後のようなことを言って昨日までのことをわかりやすくした。

あなたではないですと思っていることがあるとすればずっと後ろのほう ....
                     月に葉隠れとはいうけれど
      そぞろ虫の影におびえる酩酊者 

道端で眠る小地蔵が倒れて 
 まだ青い無花果の実が零れ落ちている 

 ....
句読点をつけずに
日々を綴る

嘘をトリミングして
真を気取る

可愛い思い込みを
行間に吹き込む

縦に横に伸びていく
この文字列を何て呼んだらいいんですか?

私は
 ....
もう起きるのか
朝から騒がしい 春と冬がもめている
どちらも「まだだ」と言い張っている
冬眠していた生き物も目覚めが悪い
始発の電車はすいていた
ゆっくり座席に座り
眠気の中で私の中のあた ....
トカイワインの酔いにまかせた戯れ事
名残りの花もみんなこぼれちゃったな
煮過ぎた牡蠣みたく全身で挑んだのに
ぬるい関係 軌道は 結局は変わらぬ
寝顔の頬に青い影 おとこのひとだね
伸ばし ....
時々
泣きたくなるけれど
涙は零れない
かわりに
すこし笑う



こころが
よわっているときも
むりはしないで
ながれにまかせ
足るを知ろう



いろんなことが ....
青い空
白い雲
わたしは野を走る
一両の列車になって
心のすべてを
空っぽにして
何かのふりをして歩いていると、詩を書くこころが僕
のなかからふらふらと彷徨い出て来た。そいつはゆら
ゆらと漂うように移動して、道行く人たちをとおくを
見るようなぼんやりとした眼差しで見たり、空を ....
砂時計がたてる音のように
せつないくらい小さな寝息
双生児より近くて遠い君の
魂には今生でしか触れない
血の味がする朝餉のあとで
鶴を折ってこの運命で遊ぶ
手の熱すらも知らない相棒
 あたらしい夢のなかで眼醒めることができたなら
 もうきみのことを懐いださなくともいられるかも知れない
 でも、ひとのない13番地に立つたびにきみを懐いだす
 いままで読んで来た ....
○「こだわり症」
「こうしなければいけない」
「ああしなければいけない」
とこだわりが強い
しかしその一方で抜けているところもある

○「人間関係」
「僕はこう考える」
というのはいい ....
冨の神を崇める教義では、
あなたの身体と魂は誰よりも清く
その清い身体のために、
毎朝オレンジジュースを飲む

また、あなたの美貌のために
幼い夢を祭壇で屠り、鮮血を啜る

既に世界は ....
 これは季節感のない冷蔵庫
   一定の地位を占めるドライフルーツは罪なのであります

森の中で目覚めたまま立ちつくす僕のハムストリング
                          ....
ごめん下さい 駅員さん
―はい

文化の中心へはどう行ったらよいですか
―難しいですよね 教えますよ

助かりました 簡単だったのです、少し前まで
あのあたりに住んでいたころはよかった  ....
唯一の存在証明が
自称詩だなんて
そんな悲しい
そんな悲しいことってあるかいっ!
ウンコすることに
存在意義があるって
言ってるのと同じなんだぜ

もう止めようぜ、自称詩人
自称詩一 ....
wcさんの自由詩おすすめリスト(1540)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
- soft_machine自由詩9*24-3-2
オマエに- レタス自由詩6+*24-3-2
夢の橋- atsuchan69自由詩11*24-2-28
冬の蝶- ひだかた ...自由詩824-2-25
お粥- アラガイ ...自由詩10*24-2-25
五行歌、自分というもの- ひだかた ...自由詩8*24-2-25
影。- 田中宏輔自由詩14*24-2-25
証券死場- 菊西 夕 ...自由詩524-2-23
太陽は影をつくるが道を譲らない- 空丸自由詩1624-2-23
鳥の春- 夏井椋也自由詩8*24-2-21
※五行歌_六首「いつが最後か」- こしごえ自由詩3*24-2-21
独り言2.21- zenyama太 ...自由詩3*24-2-21
スニーカー- 福岡朔自由詩10*24-2-20
夕春- soft_machine自由詩11*24-2-20
誕生日- 山人自由詩11*24-2-20
奇跡を起こす気がないやつが詩を書くな- れつら自由詩224-2-19
いやおい- アラガイ ...自由詩14*24-2-18
今日此頃- 夏井椋也自由詩5*24-2-18
まだこれというタイトルが決まらない- 空丸自由詩924-2-17
トナニヌネノハ- 福岡朔自由詩224-2-17
※五行歌_七首「すこし笑う」- こしごえ自由詩4*24-2-17
早春- たもつ自由詩424-2-16
詩を書くこころ- 岡部淳太 ...自由詩824-2-15
スセソタチツテ- 福岡朔自由詩4*24-2-14
なまえ_(overwriting)- 中田満帆自由詩4*24-2-14
独り言2.14- zenyama太 ...自由詩3*24-2-14
サクリファイス- atsuchan69自由詩17*24-2-14
WAKE.UP.TO悪夢- アラガイ ...自由詩11*24-2-14
文化の中心- なけま、 ...自由詩5*24-2-13
自称詩人、止めませんか?- 花形新次自由詩424-2-13

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52