すべてのおすすめ
葬式に行っても
涙が出てこない
もう悲しむ力まで
なくなってしまったか
長生きすればするほど
友だちがいなくなる
知り合いがいなくなる
飲み放題食べ放題は
昔のこと
若い頃はいくらで ....
仕事だから しんどい事もたくさんあったけど

仕事だから やらなければならない
その思いが 私の心と体の健康を 守ってくれた

空想的な理想主義者だった自分を
現場の人間へと 鍛え上げ ....
○「クールビズ」
ワイフが暑さに堪えかねて
「パンツはかないと楽なんだけど」
と恐ろしいことをいう
ワイフが暑さに耐えかねて
「ブラジャーつけないと楽なんだけど」
と恐ろしいことをいう
 ....
剥がれた分度器を
落ちている人のように
並べていくみたいに
拙い息継ぎが
街の柔らかいところに
終わっていくみたいに
コンビ、ニエン、スストアで
スストアで
淡い方の手を近づけ ....
○「ふれあいの旅」
千葉へは仲間とのふれあい
上高地へは自然とのふれあい
どちらも感謝感激の旅だった

○「ユーモア」
「どちらまで行かれたんですか」
とすれ違った山ガールが
可愛く尋 ....
○「人間関係」
先走り、深読み、一人考えは
空回りのもと

○「再び河童橋へ」

五年ぶりに河童橋に立つことができた
実は去年の秋4年ぶりにここに立つ計画を立てていたが
当日の朝いつも ....
夜明けのあほんだら
わたしが眠れるまで待ってほしかった
○「他生の縁」
登山道で
交わすあいさつも
他生の縁
山小屋で
同室になるも
他生の縁
洋式トイレで
尻つけ合うも
他生の縁

○「下山途中」
冷たい雨に降られて
飛び込んだ ....
わたしは箸を置いた
箸はわたしを置いた
わたしと箸は同じ置かれたもの同士
夏休みの端に腰掛けて
初めての話をした
眠たい話をした
存在に挨拶をする
挨拶は水のように沈黙する
や ....
生まれ変わって、小さくなって、街でかわいい服を少しだけ買って、少しだけ仕事して、たまごボーロ分け合って食べて、少しだけの恋愛があって、少しだけ争いと仲直りがあって、春が来て夏が来て春が来て冬が .... 風が入り込み
這いまわり
出てゆくたび
ひとりになる


夜の地に立つ夜の洞
夜を二重に夜にする音
雨は洞を抜け別の夜へゆき
音だけがこちらに残される
 ....
 どこか見憶えのあるような、
 なだらかな空気のなか硝酸系の毒物を蒔く
 愉しそうな子供たち、大丈夫もう終わりだから
 地下鉄工事の終わらない夏休み 
 眠れない夜をいくつもいくつも数えた ....
雨上がり、路面電車が
湿りの中で発光したまま
緩やかなカーブを破壊していく
何の変哲もない病室に
復員したばかりの真昼と青空
そこでは誰もが幸せそうに
夕食に出た鰊料理の話をしてい ....
未だ血圧の上がりきらない朝
乳白色の靄がかかった意識の西側から
コーヒーの香りが流れ込んでくる

オールを失くしたボートさながら
廊下をゆうらりと彷徨いながら
食卓のほとりに流れ着く
 ....
中学時代から付き合ってきた
きみはもういない
焼酎が大好きで酔っぱらうと
「ありがとさん!」を連発していた
きみはもういない
何か相談事があると
真っ先に相談に乗ってもらっていた
きみは ....
インスタント闇屋さん
カップのなかで
泣き虫が笑っている
探し続けなきゃいけないものを
かんたんに手に入れようとしたことは
はっきりと罪だったと思うよ

カードは言う、
失う、だが ....
○「今日」
年を取ると
今日が「何日」というのを
言えなくなる

○「人生の季節」
若いときが
さまざまな人との出会いを通して
人生を豊かにしていく季節なら
老いたときは
さまざま ....
両面テープの夏
順番が赤ちゃんの指のように
そのままの柔らかさで並ぶ
あなたは何事もなかったかのように
テープを剥し続けている
食べたい冷やし中華に置かれた
名前の無い名札
息の仕方だけ ....
○「表現」

全裸の女性とビキニの女性とでは
どちらがより興奮するであろうか
僕は後者であろうと思う
それは後者の方が
より強く想像力が働くからだろう
表現も似ているのかもしれない
僕 ....
ホソカミキリムシよ、
君はぼくのひみつの友達、その一人、
君もまたいつの日かのぼくに似て、その身動きはまったく取れず、
やがて本格的なスピードで走行され始めてもなお、けっして振り落とされまいと、 ....
○「終活」
年をとったら
できるだけ迷惑をかけないで
生きていくことこそ
いい人生なり

○「生き比べ」
僕たち年寄りは
1日1日が
生き比べである

○「死」
同級生に僕はこ ....
日曜日の夕方
猛暑です
私がどこで何をしていても
ここは猛暑です

この世に参加して随分経ちました
参加賞を貰いましたか
まだですか
もうぼろぼろですがいつもポケットに入れています
 ....
部屋の中に集落ができた
小さな集落だった
本家、という男の人が話にきて
畑で採れた作物を
いくつかくれた
学校が無くて困っている
というので、近所の小中学校と
市役所の場所を教え ....
死の隣の鮮やかな生を知る人達の
凄みのあるあっけらかんとした笑いをもらった
なにもお返しできずに帰る

生きている不思議と不安の中でシャワーを浴びる

当たり前に続く日々、その偶然に
心 ....
波リズミカルに打ち寄せる
浜辺 灰白にて広がり

貫く漆黒の直線、
後光帯びる弧空、

やがて訪れる
深い夜闇に
点る明澄な灯り

手を繋ぎ寝そべる二人に
対立し合う世界の響き、 ....
「70歳のきみが読んでおくべき本のリスト」を
いま、作っている
レポート用紙にたて線引いて
万年筆で 
大きな文字で
書き損じたら二重線で訂正しながら
「70歳のきみが読んでおくべき本のリ ....
 真夜中に点灯した冷蔵庫の奥であらゆる向きに齧られたチー
 ズケーキが発見された\反射的にわたしもかじりつき\素早
 く体温を加え咀嚼を開始\ねっとりうっとり\うまれるチー
 ズケーキのかがやき ....
みじかい夜が始まったとき
どうすればいいかはわかっていた
どんな夢を見て
どこへ行けばいいかも
その先でかならず
あなたを失うことも
落ちている髪の毛が気になっていて
ずっとあって
ようやく集めて捨てて
清々した私の半身
切り売りされている肉の中でハラミが一番好きだから
ハラミしか食べない
ね、
切り売り量り売りのハラ ....
戦後はつづくよどこまでも
度を越え闇越え民越えて
過疎化の町までぼくたちは
占領されたまま過ごしてる

戦後はうたうよいつまでも
列車もクルマも追いついて
リスクに囲まれぼくたちは
助 ....
wcさんの自由詩おすすめリスト(1534)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
老いを生きる- zenyama太 ...自由詩3*23-7-27
とびっきり- ひろのふ自由詩423-7-27
独り言7.27- zenyama太 ...自由詩2*23-7-27
スストアで- たもつ自由詩10*23-7-26
独り言7.25- zenyama太 ...自由詩7*23-7-25
独り言7.24- zenyama太 ...自由詩2*23-7-24
夜明けの- 印あかり自由詩423-7-24
独り言7.23- zenyama太 ...自由詩3*23-7-23
名残り- たもつ自由詩5*23-7-23
プーチン来世- 片野晃司自由詩11+23-7-18
夜_消える夜- 木立 悟自由詩623-7-17
おれが愛に気づいたとき、その愛がおれに語ったこと- 中田満帆自由詩4*23-7-16
撃鉄- たもつ自由詩523-7-16
食卓に朝を置く人- 夏井椋也自由詩14+*23-7-15
きみはもういない- zenyama太 ...自由詩5*23-7-14
かんたんな闇- はるな自由詩523-7-14
独り言7.14- zenyama太 ...自由詩5*23-7-14
冷やし中華、始めても- たもつ自由詩12*23-7-12
独り言7.11- zenyama太 ...自由詩9*23-7-11
ホソカミキリムシマン- 本田憲嵩自由詩823-7-10
独り言7.9- zenyama太 ...自由詩5*23-7-9
日曜日の夕方- 空丸自由詩1523-7-9
集落- たもつ自由詩22*23-7-9
燃えかすたち- ◇レキ自由詩4*23-7-9
浜辺- ひだかた ...自由詩11*23-7-8
70歳のきみが読んでおくべき本- 松岡宮自由詩4*23-7-8
チーズケーキとリルケ- soft_machine自由詩11*23-7-8
- はるな自由詩523-7-7
ゴミが- 這 いず ...自由詩123-7-7
戦後はつづくよどこまでも- イオン自由詩1*23-7-7

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