すべてのおすすめ
人に聞いただけではわからない
実際に行ってみたくなり
車を走らせる
知らない場所だからこそ
知ることが出来感動に浸れる
どんなに遠くても行きたい
着くまでの時間も楽しい
渋滞して ....
どうせ狂ってるなら詩人ぐらいが適当だ
アメリカは暫くは大変な様子だろうけど
妻は何時も歳時記をかたてに句をひねり
僕は使いっぱで夜金を稼ぎ汗をかくんだ
でも良いこともいっぱいあって内緒 ....
もうおわりだと口に出して何度それを言ってそのたびに母の心をキリキリさせたか知らない
不登校だったとき
高校を3日で退学したとき
大学でうつになり死にそうだったとき
引きこもっていたとき
働き ....
前日からトゥードゥーリストで頭が一杯
考えまいと早くふとんをかぶるが
挙句寝言でもそれを呟く
まだ日が昇って間もない時に目が覚めて
高鳴る胸を撫で下ろそうとするが
到底無理な相談のようだ ....
とても間違った言いまわしが
ひとに伝わってしまったとしても
とてもお気に入りの財布が
型崩れしていくように
しょうがないことだ
人はエンジンのまわる間は
やすみなく動き廻って
....
あの手この手を駆使し
時間にしてほぼ二時間
ぼくは自分がいかにこれまで我慢してきたかを伝える
君は自分もあなたと同じだけ我慢してきたとさらりという
ぼくはこれでもかというくらいほとんど全身全霊 ....
部屋に雲が入って
雨に濡れていく、色も形も音も
僕らはどこにも繋がらない二つの心臓
匂いもたくさん嗅いだ
かつては他の何かだったものが
また他の何かになっていく
記憶に触れれば ....
本物ではないが
似ていると自慢できる
越えることはできないが
映えることはできる
お高くなくても
弾けることができれば
薄い人生でも
クリーミナーな
泡に包まれるかも
左手で何ができるか
考えている
終わらない季節があるのが
どこだったか
どんな街だったか思い出してる
左手でできるのは
右手をつなぐこと
なにか新鮮で見入っていられることが
本 ....
《そこ》では、
だれにも読まれないから、
詩を、
詩のサイトに投稿した。
詩、だから、
詩のサイトでは、
読んでもらえると想った。
でも、そこでも詩は、
読んで ....
登攀する指たちの鮮やかに泳ぐ風景を目の当たりにしては、花を捥ぐ
稲光として照らされるまなざしは避けがたいせせらぎを背なに負うのだ
その熱を委ね夜へと色をうしなっていく様々な病たちがしなだれて
耳 ....
生きることが下手なのに
頑張れだなんて
生活的嫌がらせだよね
あーぁ
ライフハラスメント
一人で居るのが好きなのに
一緒に居たいねなんて
活動的嫌がらせだよね
あーぁ
ライブハラ ....
記憶の色が
褪せて来たのは
古ぼけた写真のせいだろうか?
アルバムを契機にしないと
過去を思い出すことも
なくなってしまったからだろうか?
テレワークの窓から
望む景色はいつも
突 ....
宇宙の果てに、ひとりでいれば、
虫の音が、眼の奥底に浸みてくる。
空には人の気配は無くて、
星も何にも語りはしない。
虫たちは、頭の中の波打ち際で、
幻みたいに、光ってる。
....
・
目が覚めると、今日もプリンの一日です。
円グラフ、黄色で塗りつぶしちゃうのです。
・
夏の朝、粉ゼラチンを制鞄の底に隠し、隣町へ密輸の旅さ。
その町に住む不登校の友達に、プリ ....
父母の割れた声が響いている
ここは家ではない
扉を閉め、鍵をかけ
空気を隔てても、まだ壁が振動している
ここは家ではない
布団を被り、耳栓を押し込み
脳の奥にツンと一本の線が走る
....
この味がどこから来たのか
わかってほしいと思ったりしないで
黒ずんだまま 泡を噴いている
時間が経ちすぎていく
泡はゆっくりと消える
レモン型の炭酸飲料を道すがらに買って
宙に浮かぶの ....
{引用=熟れた太陽}
暑い日だった
「スキンヘッドの大工さんの日焼けした後頭部に
もう一つ顔を描いて冷たい水を注ぎたい 」
マスクをした金魚がエアコンの波に裳裾ひらひら
上気したザリガニ ....
難病に苦しむ人間が
7年半も首相の座に就いたってことは
自称詩人という
不治(は日本一)の病を抱え
地獄のような人生を送っている
お前らにとっては
輝かしいスーパーヒーローであって
決し ....
古くなった器たちに
未練を残しつつ
将棋の神と八人の
タイトルの精霊たちが
選んだのは
初々しい羽織と袴の
さわやかで
やさしい眼差しをした
挑戦者の少年
ビクトリーロー ....
夏風にそよぐ
無数の葉のなかで
蝉時雨を浴びながら
自らに問う
――今日
ひと時の
今を
生きたか
僕は今日
仰向けに横たわる
蝉のうつくしさを、知った
国道で
風上に向かって泳ぐトンボをみた
光の隙間を
上流に向かうメダカのように
少し斜めに傾いて揃って空を見上げる街路樹
一斉に翻る木の葉
光を透かして揺れるエノコログサの長い ....
日本国憲法は
完璧なものであり
ただの一言も変える必要はない
憲法改正には激しく反対する……ってね
日本国憲法第二十五条
「すべての国民は健康で文化的な
最低限度の生活を営む権利を有 ....
昔
だからって
古いって
発想自体が古い古い
今
だからって
新しいって
感覚自体が荒い荒い
捨てに捨てて
身軽になって自覚
削り削り
気軽に慣れて実 ....
なみせんを もがき ふけることは
およげない たましいの あぶくたちの
うまれたら いいのだろうと きりのない
もやのなか で あって しまったことです。
えらく傷ついた古鯨の少しの命を垣 ....
真面目に仕事してても文句ばっかり言われるし
客だけじゃなくて同僚からも恨まれるし
何のために仕事しとるんか、よく分からんわ
自分のためとか家族のためとか金のためとかさ
いろいろ自分自身に言い訳 ....
詩がとなりに座っているとき、
目的地なんていらないと思う。
浮かんだ言葉がとても綺麗で、
うれしい気持ちで書き始めていた。
午前0時過ぎに(表現の誤解にもとづ
いて、近所の土手を(地滑りしていく
永遠を這うように、散歩している。鉄
塔の灯りが点滅しているのを眺めなが
ら「あれは飛行機のためにあるという
のは建前で ....
暑気払い思い出シロップかき氷忘れられない今年のことは らどみ
緞帳(どんちょう)は引かれた
とつぜんのゲリラ豪雨
内側の避難民はグズグズしていられない
カーテンコール迄の短い時間のメイク直 ....
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