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てっぺんでは

からすがしんでいる

この長い坂で

唯一すれちがった女の嘲笑を

不可解には感じたが

歩みを止める権利のない僕は

そのまま

遊園地へむかうとする
キレイになろうとする
ボクのそのココロが
いやしいと
思ってしまうのです

ピュアであることの
残酷さが
好きなのです

中途半端ではなく
魂のあるコトバで
ちゃんと
キズつき ....
 


青い絵が燃えている
二つの円が溶けてゆく
月の上に咲いた花
まぶしさのなかに消えてゆく


いくつもの想いが踊り出す
いくつもの響きが
いくつもの震えを撒きながら
次の ....
いつのことだったか
おーきな木に寄りそって
声もなく泣いたのは

知ることのできた空は
果てを知らずに膨らむ奥行
しっとり流し目をすると
逃げ迷う合せ鏡の黒髪

時が来れば尽きる
 ....
堕ちる 堕ちる 堕ちる どこまでなんて知らない
視界は真っ暗ってわけじゃなくて
パチンコ屋のネオンやらスナックの看板やら
妙に見慣れた景色や知人の顔が通り過ぎる
おおい ウォッカ・ライ ....
遠くの丘の教会の厳かな鐘の音が届く


私は
{ルビ如雨露=じょうろ}を止めて
目を閉じた

愛の門出のサインであろうか
永き眠りのサインであろうか

私がこの手に
掴め ....
「メタン・ショック」

  世界の
  メタンガスの1割は
  牛のげっぷで出来ている

  君が泣いたら
  二酸化炭素は
  アサガオを揺らすだろうか

  ボ ....
地球の自転に逆らって

飛び続けてみたら

いつかは

取り戻したい時間に

辿りつくことができるだろうか
ふらふらと酔っ払いの千鳥足
さみしがり屋のピエロは口笛吹いて
今宵も月夜の道を歩いています

膝を落とし 手を差しのべ 愛を乞う
寒がりな裸の心を胸に{ルビ潜=ひそ}めて

夜空 ....
暑さ 流れる空間
   自転車に乗った二つの目、通り過ぎるガラスの扉を見つける。
   君は靴を履き、靴は君を支える。
 
   バイクに乗った無数の汗、道路を挟む水田を通る。
   路を進 ....
君が言わせたがる言葉を
どうしても言えず
唇をかむ

うながされ
催促されて
思わず口からこぼれそうになる言葉を

唇の裏側で
なんとか押し留める感触
口腔器官が発熱している

 ....
街は、宣伝する車の謳い文句と、気にも止めない通行人を生贄にして
せり上がる暑さよりも、乾いた空虚さを従えていたので
僕等は、長い橋の上からきらめく水面を眺めている。
そこにありもしない目印を探し ....
あけらかんと

ゆみをいだいて

まひるのつきを

ねらいうつ

とどくどくろは

笑みをたやさず

かすれたくもに

キスしてる

リネンきろくの

ひるまのゆめ ....
ねえいま

花瓶の水が

静かに動いて

グラジオラスの茎を

そっとなでたのをみましたか





そう まるで

首筋のキスでした





 ....
ひらがなを覚えたのは
褒めてほしかったから

泣かなかったのは
泣けなかったから

望まないのは
叶わないのが怖かったから

受け入れられないのが
受け止められないのが
拒絶され ....
ふと、気づけば 星々は消えてゆく
ふと、気づけば 星々は生まれゆく
死と生を正味する確かな空間の中で


嘘もすっと透き通る夜の無のように
嘘さえも返って来ない虚空のように
優しい嘘つき ....
暮れそうで暮れない夜を抱えて

西の空は橙色の熱さを振り絞る

雲はたそがれいろに染まらずに

うっすらとはい色のヴェールで

どこかに逃れるのを阻んでいる

境界線を緩め昼と変わ ....
あなたが 

いだきはじめた

きもちは

はなびらが

ゆっくり

すこしづつ

やわらかに

ひらきはじめた

はなのきもち



ひだまりで

 ....
「ママ、ママ、ママ」
と呼ばれて
振り向く
ホームセンターの中
カゴの中に
ふくろうの仔
ああ、
お前かあ
覗き込むと
何度も何度も
「ママ、ママ、ママ」
ふと気がつくと
周り ....
私の葬式がささやかに執り行われ
友人らが久しぶりに集まった
青空には透明な道が果てしなく続き
新緑に人々の喪服が映えて美しかった
一滴の涙も流されず むしろ
想い出を懐かしむ声で
小さな式 ....
君に出会って
感情は高ぶる為にあるのだと知った

君と話して
初めて
人間の声を聞いた

君と見つめ合って
今まで僕は
何も見えなかったのだと知った

君に触れて
僕は一瞬
 ....
 しあわせは
 すりぬける風
 ひとときのやすらぎ
 明日のことは
 わからない
 
 しあわせは
 すくいあげた水
 たやすくこぼれるけれど
 歩けるぶんだけ
 あればいい
  ....
 


星のように
はじまりと終わりが溶けあいながら
夜の水は空を巡る
岩と岩の間から
枯野と土を錆つかせながら
夜の水は流れ出る


ゆるやかな傾斜に囲まれた道が
少しずつ雨 ....
その岩は岩でしかない。
だからただ、そこに居る。

雨が降り、風が吹き、雪が積もり、雷が落ちても、
その岩は岩でしかない。
ただそこに居続ける。ちっぽけなふやけた岩だ ....
 悔し紛れの薄闇は
 投げつけた卵の黄身のなかにかくれた
 まだ夜は知らない
 夕焼けばかり見ている

 今日はもう帰らない
 ビビッドは細胞を壊すの

 今日はもう帰らない
 太陽 ....
真夜中の森で月を見た
満月には程遠い
アンバランスな円
妙に自慢げに
名も知らない鳥が一羽
きれいな円を描いて飛んでいた
欠けた月を
笑っているのか
飛べもしないおれを
嘲っているの ....
ぼくは というと
このからだに いま とどまっている
このからだが うごくことを やめたとき
ぼくは からだと ともに
たしかな きおくを おいて
どこへ つながってゆくのか
わか ....
渇く渇く渇く潤う
行き止りのない道を
いつまでも

忘れていることがあるにせよ
それは帰れない{ルビ道程=みちのり}であって
忘れていることなど何もないのだ

あどけないうすい影は
 ....
帰り道に迷って
泣いてる子羊
あの空の羊雲は
違うよ
君の帰るところじゃない

涙を拭いてよく見てごらん
発見はいつも
ほんの足元からはじまるんだ
背伸びをしてると
ほんと ....
化粧水の小瓶とか歯ブラシとか
絆創膏三枚とか手鏡とか
そんなものが入った小さなポーチ
あなたの部屋に忘れてきたみたい

わざとだなんて思われたらどうしよう
歯ブラシ一本 髪留め一つ
あな ....
たりぽん(大理 奔)さんの自由詩おすすめリスト(3653)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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