すべてのおすすめ
     散乱する格子らに
     畏まって居られないらしく
     文字達が泳いでいる
     水族館にしては蒸し暑いし
     少しも苦しくない
     もともと肺呼吸がとくい ....
シンディのお勤めは6時から12時まで、『クリスタル・パレス』
お酒は弱いからいつもヘロヘロになって帰って来る
新聞も取ってないしワイドショーしか見てないから
話題と言ったらお客さんに合わせるだけ ....
ひらいた
真っ青な夏の花、の小さな朝のこと
誰も忘れていたそれは、僕の机にあったらしくて
迷わずに僕に返還される
空に混ざれば見えなくなりそうな
僕の目は青に染まる

誰もいない部屋のこ ....
夏の空は不必要に青過ぎて
まるで現実感がない。
蝉の不協和音も陽炎も
在り来たりの遠さでしかない。
立ち止まって振り向いても
君が居ないのと同じように
希薄。


印画紙に切り取 ....
わたしは 生みの親だもの
おまえが憎いわけは ない

けれども わたしは 手を貸さない


さぁ

潔く 
心地良く
羽ばたいて ゆけ



誤解も あるだろう
嫌悪 ....
空が終わりかけている
月が想いを失っている
星が笑いかけている
罪を思い出している

誰かが腐りかけている
雪に埋もれて眠ってる
明日が来ないと知っている
昨日が終われないでいる
 ....
今も覚えてる。
素っ気ない茶封筒。
ボールペンで書かれた名前。

八枚と、一枚と、三枚。
四枚と、二枚。

一ヶ月はぺらぺらしていた。

時間について考えた。 ....
きれいなあきびんを
ひろったので
ひとり
となづけた
ごしごしあらって
ちいさながらすだまをいれると
そこをころがって
からからおとをたてた
まどべにおくと
ひとりは
かぜやあ ....
−いとしさは
−追い込むために存在する


恋は坂道を
下る自転車
こころがきぃきぃと
あやういブレーキで

問題は
この下り坂が
どこまで続くのか、
という ....
何故愛は歪むのか

君と僕

互いの人生を粉々に打ち砕き

震える欲望のままに

燃え立つままに

交じり愛

啜り愛

傷つけ愛

彷徨うふたりは愛に震えて

愛 ....
つよくつよく
いだいていたきもち
ふとしたしゅんかん
このどうしょうもない
スコール

おねがいです くものきれめを さがしているのです

たいようは
あたたかいことを
しって ....
光の
光りはじめと共に
鳥が始まる
朝の


あと、少しなんだ
四角い窓枠がなければ、人間を忘れられる
身体がなければ、わたしを忘れられる


朝の
鳥が始 ....
行きたい
夢にまで見た
あの公園に
屋号
ぶら下がるプレート
呼ばれる過去
超高速
ピカ
落ちてくる
大音響
豪雨
超高速大音響
晴れ晴れとしてすっきりして
缶ビール
超高 ....
僕は一頭のロバ
痩せこけて貧相な一頭のロバだけど
君の重い荷物を背負って
毎日運河沿いの道を
とぼとぼ歩む

僕が何か粗相をしたときは
右手に持ったサボテンで鞭のように
僕を叩いておく ....
空が割れて
夏で満たされたプールで
泳いでいる
さかなのアンテナで
誰とも触れることなく、すり抜けて
泳いでいる
すれちがう誰もさようならをうたわない


体の中心がどこなのか
わ ....
ここが
せかいのはしっこだ
もんばんが
ゆびさした
しょっていたものを
ぜんぶすてると
からだがかるくなった
せのびやくっしんをするあいだ
もんばんはうでぐみをして
かぎのたばを ....
それは
いまにも
きえいりそうに

ふわふわと
ぼくらのまえに
あらわれ

ながれにおち

うすみずいろに
ひかりながら
ながされていったけれど


あのひ
こげちゃい ....
末端の夜で
日常にある
輪郭のない
さびしさを
手繰り寄せる

その顔は
か細くゆがみ
青白い灯火に
照らされて{ルビ寝=い}
さまざまな角度で欠けている

ほおいほおい
呼 ....
忙しいと言いながら
忙しそうにしている人がいた

忙しい毎日が嫌だとぼやきながら
忙しいのは何故かしらと呟きながら

忙しさから解放されそうになると
忙しく何かを探しはじめる

忙し ....
瞳を閉じれば 海が聴こえる
心はいつでも航海したまま・・・

瞳を閉じれば 田園が見える
心はいつも旅に出たきり・・・

瞳を閉じれば 街の雑踏のなか
心はいつも出会いを待って ....
夏の時間が立ち止まって

気まずく澱んでいく空に
                   ボクは向日葵のように
からすがためらっている        お日様に向かって飛ぶ
           ....
僕は陽に晒されて良く焼けた肌を
君に見せつけるように
ビキニのスイムパンツに履き替える。

丸出しのおへそから地続きでつながる
僕の思いやり
君は、はにかみながら指先で弾く。

えっ、 ....
たとえば
君が僕の背後に忍び寄り
両手で目隠ししても
見えちゃうものは見えちゃうよ
君の指先は細くてやわらかいから
ついでにぺろりとしてあげる

隠すから見たくなる
子供には毒って言い ....
わけもなく
海に行かない


青ざめた
この肌の下の水脈に海の素質があるとしても


夏において
情熱的な、情熱的な
世界中の観察眼と観察眼が合い続けているとし ....
今日も額に汗を滲ませて
門前払いは覚悟の上
蝉の鳴き声しか聞こえない
住宅地のあちらこちらを歩く私は一匹のありんこ

無数のピンポンを押して
ようやく玄関のドアは開いて
満面の笑みと話術 ....
ある日の夕方
ポチは神妙な顔をして
私の前におすわりをして
喋りはじめた

ねぇ。
ボクはずっと前から考えていたのだけど
どうして人は平気で人を傷つけたり
いがみ合ってみたり
 ....
 *


ロックは死んだ とか
文学は死んだ とか
ジャズは死んだ とか
詩は死んだ とか
絵画は死んだ とか
アートは死んだ とか
アイツは死んだ とか


 * *

 ....
サービスで付いてきた
しおりの柄が気にいらない
本の中身は上等なのに
どうにもこうにも
これではいけない

気にいったしおりを
自分で作ろうか
それでは本に失礼ではないかな
それでも ....
今し方まで

泳ぎ回ったシーツの海は

すっかり波立ち

闘うように繰り広げた時間を物語る



抱いたのは

きみのかたち

果たしたのは熱情



 ....
洗濯物をたたむうちに
不意に可笑しさがこみあげてきた

昨日までの
それまでの
汚れを落した衣服の形
そうだとしても
ひとつひとつ
笑顔や葛藤や
その他{ルビ諸々=もろもろ}の生活を ....
たりぽん(大理 奔)さんの自由詩おすすめリスト(3653)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
泳げない八月十六日_(即興)- 窪ワタル自由詩12+*05-8-17
シンディ- クリ自由詩605-8-17
ひらいた- 霜天自由詩1005-8-17
夏の死- 有邑空玖自由詩10*05-8-16
うたの掟- 千波 一 ...自由詩16*05-8-16
継続- 雄太自由詩405-8-16
「_十五歳、夏。_」- PULL.自由詩8*05-8-16
ひとり- アンテ自由詩12*05-8-16
ばいすくるのソネット- umineko自由詩9*05-8-16
Spiral(螺旋)Act.3- 恋月 ぴ ...自由詩4*05-8-16
スコール- 玉兎自由詩4*05-8-15
朝の砂- A道化自由詩1305-8-15
超高速道路- チアーヌ自由詩405-8-15
ロシナンテのように- 恋月 ぴ ...自由詩7*05-8-15
満水の夏- 望月 ゆ ...自由詩37*05-8-15
はしっこ- アンテ自由詩17*05-8-15
ほたる- 草野大悟自由詩7*05-8-13
眠る空- こしごえ自由詩15*05-8-13
忙しい人- ベンジャ ...自由詩13*05-8-13
心象風景- 藤倉けい自由詩705-8-12
*鴉*- かおる自由詩7*05-8-12
粋なニボシになろうぜ- 恋月 ぴ ...自由詩7*05-8-11
宅急便は二度ベルを鳴らす- 恋月 ぴ ...自由詩8*05-8-10
海に、行かない- A道化自由詩1705-8-9
昼休みのラーメン屋にて_〜ありんこ営業マンの夏〜- 服部 剛自由詩8*05-8-9
犬的思考- 落合朱美自由詩9*05-8-9
re*birth- 大覚アキ ...自由詩1705-8-8
サービス- こしごえ自由詩14*05-8-8
君は眠りに向かう- 銀猫自由詩5*05-8-7
笑う形- こしごえ自由詩16*05-8-6

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122