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とうめいになる

そらでもなく
流体でもない
ただとうめいに なる

ボクはここにいて
キミを見ている

キミはボクを見ようとしない
意思の力で

とうめいになる
全身で
 ....
こっそりと
ゆびわをかじると きいん とする
ぽっかりと
ちいさなあなのあいた夜

空の一部を
せろはんてーぷのぎざぎざで
ひかりのかたちに
切り抜く


わたしのへやで
ちか ....
人体模型は海を見ていた
筋肉の組織も内臓も剥き出しなのに
それは自分の何をも語りはしない
こうしていると
かつては本当の人間だったのかもしれない、と思う
電池の切れた玩具を
大事そうに ....
僕の黒い革靴と
君の銀のパンプスとが
白黒市松模様のなめらかな床の上を
並んで踏んでゆく
とうとう此処まで来たんだね

誰も居ない 此の世の果てのバルコニー
数メートル先 白い手すりの向 ....
   {引用=ケンタウルスの夜に


ケンタウルスの夜に
星屑を降らせよ

砂糖菓子のように甘くかたまって
壮大な橋をつくれ

研ぎ澄まされた露を舐めて
硝子の角を指先に絡ませて
 ....
{画像=080413012058.jpg}
ただ
生きているだけで、
疲れただなんて、
ぼくもいったい
いいかげんなものさ。
二十三の
ぼくの人生なんて、
いったいなんなんだろうと、
 ....
今晩は。お仕事大変そうですね。
身体にはお気をつけて下さい。(笑)

私も、仕事仕事で。
これでいいのかって思う日々。

明日がお休みなんですね。
私も明日ほんと久しぶりの休みをとります ....
へのへのもへじみたいだねと問いかけたら
「へへののもへじ」が正しいんだと
あのひとは言った

―へのへの

叱られて家に帰れなかった
夕焼け空に
ロウセキで描いた
へのへのもへじ
 ....
 
 
見えない先から
ひさしぶりに糸を引かれ
私も
糸を引いて応える
紅い汗を流して彫刻のように削りだした核から伸びている、それは
時にたわみながらも千切れずに今も

在る、確かめ ....
現在を座標としてとらえると
それは常に原点であり
未来は北の方角になります
そうなりますと
過去は南の方角ということです

西やら東やらは
存在はするのでしょうが
詳しいことは不明 ....
バスは行ってしまって
ロッカーが三回も中身をぶちまけられている間に
発車してしまって
投げやりかつ従順に仕舞い終わったら
コートの裾は後悔の埃まみれだ

ぴかぴかの手を颯爽とひと振り
帰 ....
ふわ、り
風に追われた桜
川面にちいさな州を作り
その薄紅のしたを
きみの遠い息遣いが流れる

いつか
それはシロツメクサの匂い立つなかで
流れていたのと、きっと同じ
けれど今日は
 ....
桜は薔薇科
Prunus jamasakura
じゃまさくら、じゃないよ やまさくら

あんな硬い造花みたいな花と
ふわふわほわほわのピントのあわない花と
根っこはいっしょ

自分勝手 ....
溝が流れの通り道

濁りの淀む
吹き溜まりには枯葉
それでも雪解け水は
地上へ
いななき駆け下りる

暖かさの消えた夜
水面の波は途絶える
幼い土の寝床の中
凍えるに違いない朝を ....
あなたは

からできていた

あなたのことば
髪の毛も
どこまでも
あなたは詩で

豊かなるリフレイン
反復
倒置法

波のように繰り返す

反射する
重ねた
手鏡 ....
先週末に桜が散ったばかりなのに
あなたは
物置から引っ張り出したビーチパラソル
具合を見たいからと
これ見よがしに拡げてみせる

どうやら使えそうだな

アルミパイプの椅子まで組み立て ....
(チューリップが 咲いたよ)

君は少しずつ
透きとおって消えていった
虹色の血液をめぐらせる
心臓と血管だけは
しばらく其処に残っていたが
やがてそれらも
透きとおって消えてしまった ....
「せんせいのては やさしいかたちしてるね」

いきなり言われたので
僕は自分の手をじっと見た
どうみても普通の手だ

「どういうところがやさしいの?」

血管がういて筋張っているし ....
穏やかな日々というものがある

一日一日に
棘があり沼地があるのは
ほんとうは知っている
ひとびとは
うまく避けながら果実を探して
今日の美食を味わう

それでも僕は
虹の掛か ....
しずかな時間に光がうまれた
わたしの心に映り形作られるもの
それは木もれ陽 それはうた
あたたかな陽だまりの中で
わたしを見つめるあなたの瞳
どこか遠いその瞳


あなたの眼差しに海が ....
灯りは星のひとつひとつ
身動ぎしない風景の
その一個となって
孤独と添うには
十分な夜である

静まり返る街角の
路地の向こうから
細く聞える口笛は
独りの耳にも届いて
胸をふるわ ....
             08/04/01




高速道路の下にも
桜が満開
できるだけ遊ばなくては
どこでもごはんは
売り切れるから
三時のおやつは
ゴム消しがいい
 ....
右には 点目にゃんこ
左には 点目ぶたさん

問:これらの ぬいぐるみに 囲まれていると
幸せなのは さて 何故でしょう?

回答率2人中2人 正答率100%

答:お前が 点目ふかふ ....
世界が
よくない方角に
倒れこもうとしている様は

ちょうど
伐採される老木の
ゆっくりと
森に倒れる姿にも似て

何もかもがスローな速度で
笑い声も
ブランコも
つないだ手と ....
あなたはいま、幸せですか?

君の単純な問いかけに
イエスともノーとも言えなかった僕は
不断桜の幹に身体をあずけ
枝先の小さな葉を気にしていた

こいつも光合成してるんだなあ
陽ざ ....
柳の慈悲に手を払う
今私の道の側に
不器用な目で在る柳

振り返らず歩き去り
月に伝言を頼んだ

いつか必ず立ち止まり
枝をつかむその日まで
ただ見つめてと
舗道が、濡れていく。
霧雨の小さな粒が、
少しずつ少しずつ洗っていく。
踊り始めた足元の波紋は弱く、
止む気配の見せない水脈もまた弱い。
傘も差さずに佇んで、
薄暗い空と浸された舗道を交互 ....
1.


上履きの色は赤か青で
たまにみる緑が
私はうらやましかった
ぺたぺたと
音もなかった
たくさんの足
あの
はためく日の丸をもう
みることがないから
ここがどこかわから ....
わたしの頭にもやがかかってゆく
わたしの目に霞がかかってゆく


何も考えられず何も見えず
わたしはまはだかで歩こうとする
草がからみつき肌を切り裂くのもかまわずに
風になぶられる髪がど ....
あの光を見るためには
少なく見積もって三昼夜を
眠らずに過ごさねばならない

昼に見れば
赤い眼は赤く
白い冠羽は白く
くっきりと残像を残すのだが
それは光ではなく
単に赤い眼であり ....
たりぽん(大理 奔)さんの自由詩おすすめリスト(3653)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
とうめい- umineko自由詩8*08-4-17
月を飼う- はな 自由詩15*08-4-15
記憶- たもつ自由詩2408-4-14
此の世の果てのバルコニー(Last_Dance)- 塔野夏子自由詩4*08-4-13
素描- もも う ...自由詩11*08-4-13
人生なんて- beebee自由詩1108-4-13
メール- tonpekep自由詩2+*08-4-12
もへじなひと- 恋月 ぴ ...自由詩30*08-4-11
オレンジ- 石畑由紀 ...自由詩13*08-4-11
「現在座標」_(青年詩片)- ベンジャ ...自由詩5*08-4-11
帰路- かや自由詩4*08-4-10
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笑い桜- umineko自由詩2*08-4-8
凍らない川- 砂木自由詩5*08-4-7
リフレイン- umineko自由詩10*08-4-6
気の早いひと- 恋月 ぴ ...自由詩33*08-4-5
春の窓辺で- 塔野夏子自由詩7*08-4-5
「やさしいかたち」- ベンジャ ...自由詩27*08-4-5
陽光- 乱太郎自由詩26*08-4-3
しずかな時間- 石瀬琳々自由詩9*08-4-3
風の人- LEO自由詩6*08-4-3
さくら祭り- あおば自由詩5*08-4-3
高確率- アザラシ ...自由詩4*08-4-2
終の森- umineko自由詩5*08-3-30
leaf-Rain- Rin K自由詩24*08-3-30
伝言- 木葉 揺自由詩5*08-3-30
- 見崎 光自由詩6*08-3-29
春離れ- 簑田伶子自由詩17*08-3-27
とらわれの春- 石瀬琳々自由詩10*08-3-27
あの鳥は夜を飛ぶ- 佐々宝砂自由詩7*08-3-25

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