失ってから本当に大事な物に気付くんじゃなくて
失ったから本当に大事な物に化けるんだよ
なんだじゃあ負けゲーじゃないか
無理ゲーじゃんか
そう ....
無理に口にする必要なんてない
言葉は
言葉は気持ちだ
無理に話さなくていい
言葉は音楽のように
あなたに届かなくてもいい
言葉は魔法のように
どこにもいきはしない
言葉は必殺技のように ....
さあ、次の旅を。
マリーゴールドが咲いてしまった。
悦びだけで
日を暮らすわけにいかない。
間違い探しの街を抜け
答え合わせの国を出て
イルカのように光を浴びる。
君には ....
きみの時をおもうときそれは高速でときどき届いてわんって鳴るよ
わたしはさわれる展示物よく動く指を持ってるきみの恋人
ultraを辞書では引いたことがないわたしのものだうるとらちょー ....
ふほふほふほほほほほほふほふほ
ほふふふふほふふほふほふ
ふほ ふほ ふほ ふほ
ふほほほほほほほほほほほほほほほ
ふほーーーーーーーーーー ....
自分を赦せないほどに朝が好きで
自分を騙せないほどに明日を待っている
償えない森羅万象への数数を軽く、靴で踏みながら
今日も生きていくことを
省みるようにと
春の梢が歌っても
ふわあ
なんとも落ち着かない気持ちは
文字を書き殴ることで和らぐ
書き殴るとは随分乱暴な言い様だ
けれどもこれは事実だ
事実だから曲げる訳にはいかない
なんとも曲がりようがない
....
乖離した俺の右半身が壁の亀裂の中で瞬きの真意を窺っている、先週までの熱が嘘のように冷えた部屋の中、とある境界線の上から確かに爪先は僅かに踏み越していた、変えたばかりの蛍光灯の白色がギロチンのよ ....
例えば
星の名前を知らないから
ありえない点と点を結んで
新しい光をつくりだしたりする
って 平和の使者かよッ (汗)
国境を鼻歌まじりにこえる
あの銃口か ....
新しき文庫本をば繰るときの糊のぺりりを聞きたく購う
古本に「著者謹呈」の栞あり 著者の代わりに憤慨してみる
積年の手垢に朱き愛詩集 眼にて撫でつる活字にも朱
色々の付箋貼 ....
僕が知らない 君の顔
見たことすらない 君の顔
弛んでいる君の顔を 僕は知らない
泣いている君の顔を 見たことがない
緩んでいる君の顔は どんなのかな
泣いている君の ....
ひらがなのきみでいて
そのほうがよく笑う
ひらがなのきみでいて
そのほうがよく眠る
書かれた文章は
いつか嘘をつく
だから意味もなく
生きていたいのだ
朝焼けや夕焼けに
驚いてい ....
虹の混じりかたをみていた
天気雨のバスで
バスは曲がって
虹は見えなくなった
言葉や心で世界をみれば
少しづつ燃えているようだ
陽炎はほんとうに燃えている
世界の混じりかたと虹の ....
思考が超インテリジェンスなのに
大自然の中、ダンスと音楽で無心に
IN アメリカ
その舞台に立つまでに
語学、肉体のトレーニング、格闘技、そして科学と哲学、。
1年がかりで準備をして、
....
一生なおらない病気であるならば
それは病気ではなくわたしの一部なのだろう
そう気づく秋の景色のなか
定期的に通う道の
木は色をかえて
それでも同じ木に安心して歩く
Hey, 一体どうしたっていうんだ?
スマホ片手にそんなにも酷く落ち込むなんて
オマエの爆発した頭の上には、
真昼の太陽がまだギラギラ輝いてるというのに
いつも素晴らしいことばかりじゃな ....
{引用= ふたたび、小沢健二に。}
さよならは言わない、を
忘れちゃいないがさよならを言った
大好きな黄色い花 まだあんなにも咲いてた
馬鹿イチの公園デート
....
常識って
当たり前で
つまんない
ぶち壊すために有るって
思ってたけど
違うよねって
感じるようになりました
お肌も曲がり角過ぎたしねぇ
なぁんだ
イケてない奴って
思われ ....
「あいてのあること」
なのですね
なんでも
芸術でさえ
一人で
恋できないのと同じで
毛の生えた分厚い胸板に
甘えるように「の」の字を
何度も何度も何度もグリグリ描く
紅 ....
生きてるって
何をしてるの?
あなたがどこで
何をしてたってかまわない
次の惑星で会おう
同じ鞄と同じ事情を抱え
ぼくたちはそんなもの
いつの世に生まれても
手ぶらでなんか生きられない
疑ってごめんね
大きな魚の幽 ....
ゥゥオン{ルビ。=+}オン{ルビ。=+}オン
=
{ルビゴッッ=sound}。{ルビボゴッ=当リ}・・・・・・・・
ゥワン{ルビ。=+}ワゥンン
=
{ルビガンン=too ....
過去にあったいやなことが
頭にうかんでくる
わすれられたらいいのにな
どうしていやなことはわすれられないんだろう
いいことはすぐにわすれるのに
あなたがわたしに言ってくれた言葉も
....
寂しいから寂しくないふりを
しているなんてお見通しなの
寂しくないならどうして
そんな限界集落の無人駅に
会いに来ないかなんて言うのよ
あなたの孤独を映し出す
鏡のように澄んだ湖はもう ....
「子どものための幻想詩」
子どもらしい子どもにしたがる
大人のためかもしれない
大人になりきれない子どもがえがく
むなしい まぼろしかも
けれど中にはよいものが
目を磨くん ....
生活感のなかに、だいすきな匂いをかぐ
ゆれるカーテンを抱きしめる
そういうとき、私のなかには
愛しかなくて心細いの
透明な血が流れている
母のお腹のなかにいて
私は目を閉じながら目 ....
水の{ルビ簾=すだれ}がそこかしこに垂れ下がっている夏の部屋に居て、ぼくはもうあの郵便配達夫が来ないことを知っている。ぼくの胸のなかには白い綿毛のようなほわほわした生命体がいつも棲みつ ....
愛は始まりを告げなかった
愛は終わりも告げなかった
愛は形も作らず
愛はどこにも現存しなかった
愛は幻のように思えた
愛は煌びやかな化粧をした戯言のように思えた
愛は歌のように高まる感 ....
秋の細い雨が降る朝
毎日通る通勤路の道路脇に
今日も静かに、丁寧に置かれた小さな花束
三年
置かれる花は変わってきたけれど
変わることができないこともまだあるのだと気づく
止まってしまった ....
ぬれて可愛い犬のあたまを撫でてやる
自分の手が よいもののようにみえてくる
ほんとうのことを言っていればいいと思っているひとのとなりだと
まるでほんとうでないように見えるわたしの手が
....
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