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ふっているのに
ふっていないとあなたが言うのなら
ふってはいないのだろう
あめは濡らすばかりではないから
あなたと私に
ただ触れてゆくあめもゆるそう
僕はまっすぐ歩いているのに
人にはまったくそうは見えない
足をひきずり
右へ左へ
だけど僕はまっすぐ歩いてる
だれかが僕を評価する
価値が無いとかおかしいだとか
僕はそれでもまっ ....
いろいろに疲れて胸の穴がふさがりそう
だからページをめくります
詩がほしい
少しだけゆっくりと字を追って
あまりすきではないスタイルもかじる
頬がゆるんだら
心の穴も柔らかくなった ....
わたししをかかなくなったらすこしまとも
になった証拠
でもやっぱり
文字にたよっちゃう
指先が勝手に
動き出す時はちょっとまともじゃない
さみしいからとか
怒ってるからとか
そういうこ ....
一生なおらない病気であるならば
それは病気ではなくわたしの一部なのだろう
そう気づく秋の景色のなか
定期的に通う道の
木は色をかえて
それでも同じ木に安心して歩く
過去にあったいやなことが
頭にうかんでくる
わすれられたらいいのにな
どうしていやなことはわすれられないんだろう
いいことはすぐにわすれるのに
あなたがわたしに言ってくれた言葉も
....
あなたが動けない朝
わたしの空気も重くなる
言葉にできない気持ち
心の病気もみえればいいのに
ふれてはいけない部分を知りたい
あつあつのやかんみたいなの?
カチカチの氷みたい?
....
男がため息をついている
背中はどんどん小さくなって
いつのまにかそこには
泣きそうな男の子がいるだけになる
男はせきばらいをひとつして
たちあがって歩いて行った
その背中はまだ少年だっ ....
あなたは秋の空だといい
だれかは今日も暑いという
あめに苦しむときも
風におびえるときも
同じ秋の空の下にいる
足りないものをうめるように
文字にしたくなる心を
あなたは読んでく ....