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夕焼けの海辺には
この世の終わりを求める人々が集う
だが終わるのは夕焼けのみで
皆とぼとぼと何処かに散ってゆく
蜘蛛に触れたい
蜘蛛に
あなたの脳に棲みたいと言われたら
空けてあげたい


雀に触れたい
雀に
あなたのうなじに棲みたいと言われたら
開けてあげたい

 ....
これが言葉になった言葉
話しようもなく
離しようもない言葉
待つもののない
またたきの言葉
曲がり角の雨
踊り場の雨
常に潜む雨
葉を照らす雨


理由もなく
人のかたちをしている蛭が
街を造り
歩きつづけている


空の子蜘蛛
低い青
かすか ....
水宮うみさんの木立 悟さんおすすめリスト(4)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ノート(終わり)- 木立 悟自由詩522-12-1
ノート(蜘蛛_雀_ヒト_霧)- 木立 悟自由詩322-12-1
ノート(ふりくる)- 木立 悟自由詩318-10-27
しずく_手のひら- 木立 悟自由詩516-10-19

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