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14歳の頃 心から信じていた先生が言った
「今の君には無限の可能性がある」
「でも君がそのうちの1パーセントの可能性を選択した瞬間に、残りの99パーセントを失うことになるのだ」と
それは冷酷な  ....
わたしの嘘はわたしがよく知っている
でもわたしの本当なんて
わたしにもわからない

もっと自分をさらけ出せとか
魂の叫びを!などと言われても
わたしにはよくわからない

独りよがりにな ....
茜色の雲から
茜色が抜けていくのを眺めていた
わずかの間に光を失い
灰色の雲に戻っていく

その色を目に焼き付けて
覚えておこうと思ったのに
ほんの少し
視線をそらせただけで
もう  ....
その人は
一生の間に六匹の猫に出会うのだという
わたしが知っているのは
九回生まれ変わるという言い伝え

あなたに会いたくて
も一度生まれてきたんだろうか?

昔死んだしろちゃんに
 ....
あなたは目を閉じる
すると見えてくる
哀しみ

逃げるのではなく
拒むのでもない
内側にある哀しみと
向き合う

泣いている人が
本当に悲しいのかは
外側からはわからない
笑っ ....
潰してきた

気付かぬふりして
舗道の上の
見えにくい蟻を
踏みにじるように
見て見ぬふりして
胸の奥の
後ろめたさを
正当化するために

取り返しがつかない程
多くの時間 ....
寂しいから寂しくないふりを
しているなんてお見通しなの
寂しくないならどうして
そんな限界集落の無人駅に
会いに来ないかなんて言うのよ
あなたの孤独を映し出す
鏡のように澄んだ湖はもう ....
久しぶりに電話してみる
着信音が十回で、切る
内心ホッとする
まもなく向こうからかかってくる
少し慌てる
「なに?どうかした?」
声を聴いて安堵する
「いやどうもしないけど。今話せるの? ....
本当に怒っているとき
誰にもそれを
気づかれたくない

本当に深く傷ついた時
誰にもそれを
知られたくない

本当に寂しいとき
誰にもそれを
見られたくない

だから
本当に ....
はじめから僕は登場人物ではなく
舞台の上を見上げ
憧れるだけの観客で

まもなく幕は下りるというところまで来て
なぜか華やかなカーテンコール
僕が不在の僕の人生
始まることのなかった ....
水宮うみさんのLucyさんおすすめリスト(10)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
空の扉- Lucy自由詩11*21-5-11
わたしの嘘はわたしがよく知っている- Lucy自由詩9+*19-6-17
茜色の雲- Lucy自由詩12*18-11-28
六番目の猫- Lucy自由詩22*18-9-27
ジョルジュ・ルオー_「ピエロ」- Lucy自由詩9*18-6-23
潰してきた- Lucy自由詩14*17-1-16
白のブルース- Lucy自由詩19*16-9-29
会話- Lucy自由詩17+*16-9-14
本当に怒っているとき- Lucy自由詩16*13-1-19
僕を抜け出し- Lucy自由詩6*12-12-19

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