まったく売れない
女の子
誰にも相手にされないけれど
俺は知っている
綺麗でもない
スタイルもよくない
頭もよくない
みんなそう思っている
だけど違うんだ
俺は知っている
...
わたしのことばが
唯一のものではないと知っている
幾千万の文字列を従えて歴史は動いている
止めどない比喩の群れを追って
捕まえた星のひかり
何億光年も前に息絶えたいのちの尊さを
思い出して ...
殺してほしいと
見知らぬ奴が言った
俺は面倒なことに
関わりたくないから
目を合わさないよう通り過ぎた
そうすると奴は
俺の足を引っ掛けて
転ばせた
殺してほしいと ...
「疼き」
わたしは女吸血鬼
逞しくばしっと叩くような男が好き
やるかやられるか
そのスリルがわたしを余計興奮させるのよ
でもね最近
草食系とか言って
わたしを見ただけ ...
君に憂鬱が訪れるたび
向日葵が深紅に染まる
太陽に背を向けて
哀しげに項垂れながら
闇を一身に背負った向日葵は
自らを切りつけ
地面へと倒れ込む
ひとつ
ふたつ
みっつ
...
ねえ君はゼブラ
等しく白と黒のゼブラ
でも誰も知らないゼブラ
黒い名前のゼブラ
でもほんとうは等しく白いゼブラ
ねえ僕達みんなゼブラ
等しく白と黒のゼブラ
でも誰も知らないゼブラ
...
母さん、ねぇ、お願いがあるんだ。どうしても欲しい本があるんだ。もう僕は、他には何もいらないから、その一冊だけ、ね、いいでしょ。その本は図書館には置いてないし、発行部数も少なくて、でもそんな事はどうで ...
指先つまんで3g
親指人指し
ひろげて14cm
手の甲浸して3cm
両手かさねて
おむすびできた
熱っちっちっち
耳たぶひんやり34度
おでこに手をあて
38度 う〜ん
右 ...
数人の人が
現れて退き
出会った白髪の老人
何か言い残して
消えたが
印象に残って
束の間の老人よ
また来ておくれ
船の上で皆が天を指差している頃
私の感心はただただ音の方へ
皆が競って星を奪いあううちに
ステップは外れ
ビールはぬるくなっていること
気づかないでしょうね
むしろ離れていったのは陸地 ...
私達は風景を食べている
そしてもうひとつの地球のような
そんな世界を造りその上を歩いている
しかしそれはとても、とても小さい
幾つもある小さいを繋いでみようと試みるが
誰も縫い目ひとつに ...
蝉時雨
もうすぐ初盆です
と言った義母の心が
くみとれなかった
その気持ちが解らないまま
私の口からも
同じ言葉が出てる
蝉時雨
記憶をたどろうとすると
嫁は不思議そ ...
落ち着いて考えるために
一杯の水が欲しい
築き上げた二人の関係が
目の前で崩れ落ちていくのに
ぼくはまだ戸惑っている
どうすればいいか
なんて悠長なことを考えている
手が ...
アブラハムサラと共エジプトに入り苦労をしては吾らが先祖
(創世記12の10)
エホバ神アビメレクをさとしてはつみからすくい異邦人にも
...
遥か昔 人がまだ平穏に暮らしていたその地で
類なき大罪を犯した五人の人間がいた
天に住まう神々はその所業を咎め その者達五人の魂を
永遠に奈落の世へと封じ込めようとしたが
果てし無き ...
大人になって
触れないものが増えました
まもなく
トンネルを通過します
と車掌が告げると
列車はわたしの耳を
通過していくのだった
長い車両は
途切れることなく
睡眠の世界を通過していく
暗闇の中
回転する ...
日曜日
おまえと遊ぶよりも
おまえに見送られることが
多くなった
きょうもおしごと
といって
目を合わせて
目をそらす
自転車に乗せて
おまえと出かけられる日は
...
あの車窓から
見えているのだろう
二階の窓から電車を見てる
私が景色のように
走り過ぎていったのは
私かもしれなかった
あわてて階段を降りていくと
そこには妻と息子が ...
かーん
こーん
き〜ん
ポタポタ
ぽた
真っ暗だ
でも在る
見えないのにわかる
キ〜ン
かーん
カーン
掘られている
掘られている
打ち捨てられた
横倒しのトロッコ
こー ...
01
何にもない道で、自分のことを追いかけて、楽しんでいる。
02
何にもない道で、私は言葉を叫ばされていたので、どこまでも暗かった。
03
何にもない道を歩いていくと、疲れ ...
混沌の渦が、芯に落ちて
花びらは、瞬き
カオスは、一つの流れを示した。
示された約束は、熱を帯びて青く
一筋の光りを仰ぐ
あまりに短い時間を惜しむかのように ...
いつしか 夢みたいな甘い言葉は厭きてしまった
だって 嘘ばっか
だから 幻として楽しんであげることにした
男はいつも自分に甘いから
赦してあげないとね
時々厳しく鞭でぶ ...
あたしは
バンパイア
夜な夜な 赤い愛の血を
求めてさまよう
あたしのことを
愛してくれる
赤い血は
匂う 匂う
いい匂い・・・
今夜は キミか
かけ引きも大事 ...
ランドセルを背負った少年は気がついていた。
長距離走者の後ろには必ず、
テレビ中継車がいるものだと。
どこかの遠い悲劇は、誰かが
後ろから写真を撮っている。
だって、教科書には戦争の写真 ...
にんげんで悪いか俺は
にんげんだ
俺も人間
俺もジェロニモ
甲斐バンドキューブリックキース・リチャー ...
孤独でない人間なんていない。
その事実だけが、私を安堵させる。
職場の上司が、手品を始めた。カード手品ってやつだ。時々、その成果を披露してもらう。だいたいは金曜日の飲み会である。飲み会自体が手 ...
名もなき花という言い方がある
名もなき花はたいてい
名もなき花を見かけたり見つけたりされる
でも
毎日一緒にいるクラスメートから
やぁ名もなきクラスメートさんって言われたら
変な気持ち ...
ははは
ひひひ
ふふふ
へへへ
ほほほ
愉快でならない。
自分の時間が進んでいる。
自分の思い通りになり
好き勝手な事を言って
感謝される。
強引でない。
心を聞いて
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
売れない女の子
ふくだわらま...
自由詩
1
10/6/28 17:09
間奏
かんな
自由詩
7*
10/6/28 17:02
殺してほしい
くなきみ
自由詩
6*
10/6/28 16:34
疼き
乱太郎
自由詩
12*
10/6/28 16:01
深紅の向日葵
うずら豆
自由詩
3
10/6/28 14:33
白と黒のゼブラ
瑠王
自由詩
2*
10/6/28 13:10
十三歳、
光井 新
散文(批評...
2
10/6/28 12:34
手計り
ryou
自由詩
0
10/6/28 12:29
束の間の老人
生田 稔
自由詩
4
10/6/28 12:05
航海
瑠王
自由詩
3*
10/6/28 11:50
Patch Work #1
〃
自由詩
11*
10/6/28 11:34
無回転姑
AB(なかほ...
自由詩
3
10/6/28 9:17
シュール
寒雪
自由詩
2
10/6/28 9:13
アブラハム
生田 稔
短歌
0
10/6/28 8:23
語り
十二支蝶
散文(批評...
0
10/6/28 6:53
雨上がりノスタルヂック
瑠音
携帯写真+...
4
10/6/28 6:10
無回転姑
小川 葉
自由詩
3*
10/6/28 4:47
プレゼント
〃
自由詩
4
10/6/28 3:48
ホーム
〃
自由詩
1
10/6/28 3:26
地下鉱脈
秋也
自由詩
1
10/6/28 3:05
何にもない道へと
番田
自由詩
1
10/6/28 2:16
さよならのスタート。
終
自由詩
3
10/6/28 0:51
男の教育
れもん
自由詩
3
10/6/28 0:09
バンパイア
森の猫
自由詩
4*
10/6/27 23:49
長距離走
ブライアン
自由詩
1
10/6/27 23:38
サンシャインなんか2秒で倒してやる
TAT
短歌
1*
10/6/27 23:34
ぼくはホニャララが好きです
〃
自由詩
0
10/6/27 23:29
Magic
uminek...
自由詩
19*
10/6/27 23:09
促す雨
海里
自由詩
3
10/6/27 22:58
笑い
ペポパンプ
自由詩
6*
10/6/27 22:35
3854
3855
3856
3857
3858
3859
3860
3861
3862
3863
3864
3865
3866
3867
3868
3869
3870
3871
3872
3873
3874
3875
3876
3877
3878
3879
3880
3881
3882
3883
3884
3885
3886
3887
3888
3889
3890
3891
3892
3893
3894
加筆訂正:
Patch Work #1
/
瑠王
[10/6/28 16:29]
ちょっと修正
食傷
/
salco
[10/6/28 2:53]
かあいそう→かはいさう に訂正。ついでに誤字1字訂正。
4.68sec.