夕日に抱かれて思い出す
子供の頃に一人で遠くまで行ったことを

夕日に焼かれて強く思う
今の僕は随分遠くまで来てしまったことを
はやく留守電になれよ

追いすがるような絵になってしまうじゃないか

用件さえとどけばいいんだよ

夜のカラスがちぎれて言った

留守電までの時間6秒ぐらいにしろよ
天気予報を鵜呑みにしたら、雨に濡れていた

流したいことなんてなかったはずなのに

晴れの日、雨の日、

あたたかさ、つめたさ、

よろこび、かなしみ、

次から次へと降りつも ...
百年目の風船が飛んでゆく
百年目の風船は一つではない

それぞれには手紙と花の種が結わえられ
それからヘリウムと
教会の創立百周年なので
天への思いが詰まっている

風船は一つだけでは ...
夜が明けきらぬうちに
息で曇ったメガネを通して
見える街灯の明かりは 屈折して
一つ一つが
完全な円形の虹のようだ。

こんな時 寝床では まだ
おそらく 多くの人がもぐったまま
それ ...
                    100702




地震が来るとブロック塀は崩れやすく
危険です
3段以上積むのは非常識で
人の安全を考えない自分勝手な人です
新しい標語 ...
「もえろほえろほえろほえろ」


ほーかい学会
メラメラ燃えろギガンテス

窒素
テッチッソ!!!

いいかスピードが勢いなんだ
カタツムリの速度でクシャミの初速度で一喜 ...
階段の電気が切れた

行く先の足元が照らされていない

少し、自分の足がたよりなくなる



人が光を欲しいと思うのは

どんなときだろうか
もしも、もしもだよ

詩に学校みたいな”決まり”があったら、いまごろ

私はどんな詩を作っていただろうね


きっと作り方が”決められ”ていても

僕は作りたいのを止められないからさ ...
「梅干し」がそこにあるということは
「梅干した人」が居るということ
灰色の石ころと
黒い土の上に
色鮮やかな黄緑色の落ち葉

鮮やかさの下にある
黒や灰色

ではない

そこにあるのは
鮮やかな
黒と
灰色と
黄緑色だ

誰に問うでもなく
何を問うでもなく
それでいて ...
 チョコレート・ONE

ボクがくわえているのは
うんこじゃなくてチョコレートだよ
こんな物を食べていれば
餓死はしないが虫歯と成人病で
遠からず腐蝕死だ
歯に応えて舌にとろけ口蓋に甘く ...
この暖かな光の歓びは
どこから来るのか

胸は甘やかな感覚に包まれ 
御魂が天上の舞を踊る

美しき一面の花のなか 
幼女が喜びのステップを踏む

私の探し求めていた 
この憩いの ...
             考える 考える
             君のことを考える
             君について考える

             油断していた
          ...
こずえとこずえをむすんだ線で空を区切ってください
右側にあるのが悪い雲
左側にあるのが良い雲です
どちらにも雲がなかったら
そこが天国です
今年の梅雨は
ながく暗く
何もかも腐らせてしまうまで
終わらないようだった

水道の蛇口をひねると
締める直前に
白いクラゲのようなものが
ぬるりと出てきて
コップの中に浮かんだ
...
ぽつりぽつりぽつり

ひとり部屋にたたずみ
いくつもの雨音に呼び起こされる色々

色鉛筆で
一番最初に減ってしまうのは青色でした
空の色なんてわからないけれど
白い画用紙に ...
名前がある生き物だからつらい
名前遺棄致死罪で逮捕されたい

本当はもうとっくの昔に名前はなくて
わたしは記号になって
集団にとけておちて消えてしまいたかった

何年か前に個人は自殺して ...
Aに憧れて
少し大きなことを言ったら
身の丈をわきまえろ、と言われてしまった
Aは感心されたのに

Bに憧れて
少し過激な冗談を言ったら
何をいうんだ、と言われてしまった
Bは笑って貰 ...
  

  61.

  半規管の殺風景
  宇宙を感じ
  宇宙に感じられること

  62.

  包帯を巻かれたマイクロフォンで
  肋骨にヒビが入った空気を震わす

...
僕は夕べ夢を見た
君とキスする夢を

でも唇が触れる寸前
呆気なく目が覚めた

きっと君は恥ずかし過ぎて
自分の夢に逃げ込んだんだね

今夜は夕べの続きをしよう
僕は君の夢の中へ
...
明るい空から
さわさわと緑の雨が降るから
おまえの誕生日は
いつも濡れている

水色の
ローラーブレード
畳の上で
肘あてや膝あての
具合を確かめている
それは
おまえを守るため ...
あなたの過去にはあまり興味ない
だけど過去を語るあなたの瞳は好き
たいして聞いていないのに
よく聞いているフリをするのは悪い癖

どうして夏は
私たちを過去へ引き戻そうとするんだろう
陽 ...
街に雨が降りしきる
人影もない寂れた風景を
ぼくは飽きもせず眺めてる
となりには
ぼくの彼女が
寝息を立てている
彼女の横顔は
とても穏やかで
つい
腕時計を描きたくなる
...

ゆえ
故に
いない
水中サーカス
気泡
あわ
酸素を吸って
グッドモーニング
感度も良好
ジャズ
ロック
クラシック
レゲエにテクノ
君の望むままに
頭の中で反復すれ ...
ごめんね

わたしの値打ちがわからないひとに

わたしをあげるわけには
いかなかったの

眠れない夜の
睡眠薬よりも

あなたの温もりが
いいって言ったのは

うそ

離れるね

わたしから

さよな ...
そういうことは

もう

しないほうが

いいと思うの
私たち

だって

さよならしたんでしょ

桜の咲く頃
握手して
さよならって

いくらきれいな日陰があっても

もう

ふたりで涼むことは

...
     真っ白な壁にくるまれて
     身じろぎ一つしない 彼女の
     静かな寝息が こんこんと響く

そこは いつも
扉に囲まれていた

円い扉、四角い扉、
ぶ厚い扉、簡素 ...
眠っていたい。
もう 少し だけ……

目覚めると いつもと同じ。
また、朝を迎えた 自分ニ気ヅク

ご飯を食べて、
歯を磨いて、
顔を洗って、
髪をセットし、
着替えて 出かける ...
別にこれと言って不満などないさと
本性をポケットに突っ込んで歩いてく
巡り巡る日々が負担となって
逃げ腰の僕に重たくのしかかる

伏せ字で書いたヘルプミー
気付かれる間もなく日が暮れる
...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
夕日うずら豆自由詩110/7/2 22:28
留守電までの時間6秒ぐらいにしろよ吉岡ペペロ自由詩310/7/2 22:13
【遅刻】創書日和「雨」 降りつもるのは、雨ではなく逢坂桜自由詩1*10/7/2 22:07
百年目の風船N.K.自由詩3*10/7/2 22:05
朝の重量自由詩3*10/7/2 21:59
月にらくがきあおば自由詩3*10/7/2 21:48
圧縮詩 10〜12しろう自由詩0*10/7/2 21:22
くろきた自由詩110/7/2 20:45
”決まり”自由詩310/7/2 20:43
梅干した人ミサイル・ク...自由詩310/7/2 20:03
携帯写真+...110/7/2 19:49
チョコレートsalco自由詩4*10/7/2 19:30
楽園からの娘一 二自由詩110/7/2 18:44
考える鵜飼千代子自由詩13*10/7/2 18:19
真夏未満あまね携帯写真+...1110/7/2 16:15
梅雨ryou自由詩410/7/2 14:33
「ふるえるように雨がふる」ベンジャミン自由詩1*10/7/2 13:04
今度の日曜日に捨てるもの池田実緒自由詩110/7/2 12:34
憧れて靜ト自由詩110/7/2 11:56
都市風景(61〜80)草野春心自由詩310/7/2 11:00
Little dreamうずら豆自由詩110/7/2 9:56
水色の車輪佐野権太自由詩21*10/7/2 9:46
眩しさの中でれもん自由詩410/7/2 9:36
Falling Rain寒雪自由詩210/7/2 6:33
寂刻秋也自由詩210/7/2 2:43
睡眠薬風音携帯写真+...110/7/2 2:27
夏が来る携帯写真+...210/7/2 2:05
虹の扉結城 希自由詩7*10/7/2 1:52
眠っていたい自由詩110/7/2 1:41
1486 1...自由詩2*10/7/2 1:15

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