終電で帰る火宅の隙間より待ちわびて出る黒い妖精
間男を入れた女の赤いもの浴びて染まらぬ沼の紫陽花
梅雨に濡れ流れる涙 流れない未練の澱と手に染めた罪
優しくののしられる夢を毎晩みている
夏草の匂いが瞼に触れたなら
誰かを否定しよう
(今日も律儀にともだちを20人ほど貶してきました
わたしの夜にまた、
優しいひとたちがふえて ...
とうさんに教えてもらった花たちを遠くの町でさがしています
「生めよ、増えよ、地に満ちよ」
というこの世界の理は祝福ではなく
天上の至高たる輝きを分裂させ
拡散させ失わせていく恐るべき逆転の理
この世界が逆さまの理によって
光を失っていく(流失す ...
その場所は唇に似るやわらかく あるいは水を含んで 深く
そこは駄目と言うなら理由を次から選べ 1)気持ちいいから 2)怖いから
組み敷いて舌を真下に這わせゆく 同心円か ...
私達は断崖に立っていた、震える左手は、あなたの背中を撫でていた、
寄せては砕ける波を眺めながら、ここには私達しか居ないね、と言いかけて、
逃げてきた世界から現実から、切り離されたような、心もとなさ ...
コンタクトレンズを入れる君の傍で
シンクに水を溜める音が響いている
悲しければ、と呟けばそこに
光るものが、あっただろうか
歌え、と促す君の指に 撫でられるようにして浮遊する
...
みずたまりにうつる眼のふかさを知った
それは空腹をうったえていた
またたくと俤もきえた
あさましいおまえを
最初からさいごまでみつめてた
・
レースの白カーテンだけが息をしている
独り暮らしのリビング
さざなみを打つ少腹に
組む腕をのせた
うずくまる追憶の入江で
...
先輩
なんでいきなり
旅に出ちゃったんすかねえ
旅とは言っても
時刻表旅行みたいなもんだよ
先輩
なんで引きこもっちゃったんすかねえ
まあいわゆる
君と観 ...
やわらかな寝息の燈る喉元に 肌近づけて我が息舫う
臍の緒のかすかな匂いと乾く色 掌のうえで吹き飛びそうな
汗ばんだ額に張り付く細い毛は 彼が残した最期の祝福
ああ
くらやみにともる
しろい手よ
たいまつの
ひかりのようだ
雨の日にタマネギを食べる
茶色のかさかさした所をむくと
白い皮が つるり つやつや
曇る空模様に薄暗くなった台所で
食べられる月のように まな板にうかぶ
半分に切って ざくざくと刻むと
...
眠い&寝ちゃいけない
眠くない&寝なきゃいけない
寝たいvs.寝ちゃいけない
起きていたいvs.寝なきゃいけない
寝ると寝ないの間で
俺たちは窮屈にギクシャクと生きている
...
雀が鳴いたら笑って
鴉が泣いたら怒って
潮が満ちれば苦しんで
夕日が沈めば黙って
君は遠くを見つめ
裸足で海を渡ろうとする
嗚呼 何も持たなくていい
嗚呼 生まれたままでいい
...
みんなが巣へ帰るのを
なんとなく眺める烏
木の枝が
夜露に濡れて
涙の雫をたらしてる
闇に溶けた烏
朝までここに
朝日が烏を
見つけてくれるまで
こうしてこのまま
...
遠くまで逃げたら
僕は救われるのかな
いや
逃げきれない
逃げる道なんてない
世俗の破片が体に刺さる
どこまで行っても降り注ぐ
そんな僕を見て
君は泣いている
涙を流して ...
暑いだけの部屋を
抜け出すから
動かないで待っていて
雨は降っていない、
ここから 辿り着くまで
傘は持たないまじない
最後に受け取ったのは
声ではなく文字
表情もなく過ぎ ...
01
私の世界は
私自身の 過去として
私の言葉は
私自身の 映像として
02
木の葉は
それ自体の 皮として
白の色は
それ自体の 一日として
...
バイオエタノール転用と投機の影響で穀物価格が急騰した2007年以来
、小麦の上げ幅は天井を知らず、地球温暖化もいよいよ加速して温帯地域
が減少すると共に、北米の穀倉ベルトが2年連続の干ばつとハリケ ...
自分は歪んでいる
自分が思うよりも遙かに
自分は腐っている
自分が臭うよりも確実に
自分は劣っている
自分が感じるよりも他人に
認識せよ!
彼女に「もらい泣き」良いよねと言うと
彼女は「ふざけんじゃねー!」と言われた
このせんべい「賞味期限だ!」と言うと
「ふざけんなよ、何が賞味期限だ!」と怒る。
「お前本当に泣いているの ...
両の腕に
とまれよ 今朝の光りたち
昨日のため息と俯いた顔は
洗った顔の水に捨てたよ
澄んだ空気に
ひらかないペエジに
はじまれよ 今日の
私の時間
かかれたスケジュウルの ...
四つ角に生まれた風が
光になって踊っていました
六月の紺碧 空の下
オークの木のどの枝たちも みな夏に呼応して
新緑に色づく
私は、これが最後だと思うのに
あなたは、いつも明日を口にす ...
大勢の声と、笑いと、熱やそういったものたちが、
フッ と とぎれて、
気が付けば
取り残された私を覆う
いつもの駅の案内の音声と
...
ちちとははに
はじめてあった
なんおくこうねんのかなたに
わたしはひとりいた
たしかにわたしは
ひとりだった
(Aメロ)
雨漏りの梅雨空に君が空に吸い込まれてしまった
僕の頭は今日のお天気みたいにジメジメしてるよ
(Bメロ)
君の目玉はいつもくすんでいて
見つめあって遊んだ時は
死んだ魚とにら ...
二個だけ彼女が残した爆発を持っている
二日酔いが僕と水平に生きている
頭を掻きむしる僕は誰にも見えない幻影なんだ
君の足跡をなめる正当なバグなんだ
苦しいのは知ってる
電信柱をいくつも通 ...
独りきりの部屋でも燃えるような魂があるよ
ベッドの上で吐き出すように詩にするよ
指先に炎が宿れば
打ち出されるオトとコトバは、音符と休符さ
世の中には君の知らないメロディーや
孤独が ...
この映画の胸騒ぎ、ドキドキする感じとは何なのだろうと考える 「作者の考えだけではないという感じ」が意味するものとは・・・・・それは話の筋に靄(もや)のように横たわっている〈偶然 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
梅雨
紅林
短歌
2*
10/6/20 20:04
夏草
あぐり
自由詩
5*
10/6/20 19:29
とうさんへ
〃
短歌
8*
10/6/20 19:00
天上天下唯炉利尊
一 二
自由詩
0
10/6/20 18:09
rara、あるいは夜の
uminek...
短歌
4*
10/6/20 17:57
夕暮れ
デラシネ
自由詩
1*
10/6/20 17:55
冷める部屋にて
水川史生
自由詩
5*
10/6/20 16:33
真昼の自白
佐古
自由詩
2*
10/6/20 16:24
水のわめき
信天翁
自由詩
2
10/6/20 16:07
心
藪木二郎
自由詩
1*
10/6/20 15:59
息子
はるな
短歌
1+
10/6/20 15:44
夜
〃
自由詩
1
10/6/20 15:28
月とタマネギ
砂木
自由詩
4*
10/6/20 14:10
寝不足の国
新守山ダダマ
自由詩
1
10/6/20 13:59
裸足の人
青山雅明
自由詩
0
10/6/20 13:19
闇夜の烏
舞狐
自由詩
3
10/6/20 12:13
歩み
うずら豆
自由詩
1
10/6/20 9:25
はじいたような
邦秋
自由詩
1*
10/6/20 9:18
2個
番田
自由詩
2
10/6/20 8:40
餃子男
salco
散文(批評...
3+*
10/6/20 8:04
日陰の月
寒雪
自由詩
0
10/6/20 7:50
ハナビスキ
ペポパンプ
自由詩
5*
10/6/20 7:21
今日の光り
朧月
自由詩
3
10/6/20 7:09
夏の風
月乃助
自由詩
17+*
10/6/20 6:03
『残さるる』
ま のすけ
自由詩
1*
10/6/20 3:33
コンタクト
小川 葉
自由詩
0
10/6/20 3:31
ラブ・ソング
戒途
自由詩
0
10/6/20 3:30
evenaivo
竜門勇気
自由詩
0
10/6/20 3:20
独りきりの部屋で燃えるような魂
うめぜき
自由詩
1*
10/6/20 2:44
キム・ギドク監督 『サマリア』 〜〜ヨルノさんと詩を巡る旅 ...
ヨルノテガム
散文(批評...
3*
10/6/20 1:32
3865
3866
3867
3868
3869
3870
3871
3872
3873
3874
3875
3876
3877
3878
3879
3880
3881
3882
3883
3884
3885
3886
3887
3888
3889
3890
3891
3892
3893
3894
3895
3896
3897
3898
3899
3900
3901
3902
3903
3904
3905
加筆訂正:
おおブブゼラ
/
花形新次
[10/6/20 9:13]
ゼラが正しいんだってよ!
4.61sec.