正直でない人が乗るバスに
あなたと別々に乗る
みな黙って
窓の外をみている
景色は
圧倒されるほど美しくて
胸が熱くなるのに
だれも
なにも
言えないまま
バスは走ってゆく
真夜中目が覚めると
隣にいるあなたがいない
どうしたのかしら
そう思って階段を下りていくと
リビングから弱々しい明かり
覗いてみると
テーブルの上に水割り
そして
暗い表情のあ ...
1
航行すべく人は完熟し、窃取された内側と内側に、逆らう砂の世紀から離れて、泳ぐ翼を縫い合わせている。だが石は諦めていた、露悪するだけの岩すらないことに。飛魚は絶望していた、感光するだけの直線す ...
全ては幻だとしても
今ここにある
確かな想い感じる
全てはは造られた物だとしても
胸の奥から広がる気持ちは
確かな想い
空と大地が象られた物体だとしても
空の輝きと
大地の瑞々 ...
ガラスのような爪の角度で傷 喉を焼いた消息のもとに
運ばれる鉄線が 初めの陶酔に塗れている
帰るんだ 相殺するみたいな声だけで わたし と定義する
浸されていく盲目に 色を混ぜては瞬きをす ...
独立記念日の夜
祝いの祭
星明りの夜空に光の花が舞い散る
願いを集め 放ち
大輪の夢を咲かせる
けたたましい空の鼓動となって
瞬時に消え去る はかなさに
―― 祖国という明日をもとめ ...
約束の場所を忘れてしまったのだと
忘却をたぐりよせる日々が続いている
わたしも、あなたも、
同じとはいえない、似通った部分を共有しているだけで
帰省本能さえも持ち合わせていなくて
ひとつの寄 ...
青空が誘う言葉
あなたやあたしが紡いでも
恥じらうように消えるだけさ
彼が囁く言葉にそれでも
私は季節を信じない
だからそこに誰がいても
泣こうなどとは思わない
...
窓のこちらがわには 窓枠と わたしがあり
窓のむこうがわには 「遠く」が散らばる
「遠く」は みわたす限りに遠く
わたしには ただ罪があり
灰色の部屋には ドアーがない
わたしは ...
雨の音とひとつにならなければ
そう思って2階で浮かんでいた
梅雨の2階は熱気でいっぱいだ
2日に1回はムカデが出る トイレに流す
頭は爆発寸前の気球のようだ
雨の音と ...
遠くへの親和性、という言葉がある。それをわたしは、なにかの本のなかに発見した。
親和性。そのとき、むしろそのことばにわたしは親しみをかんじた。
絶望への親和性、遠くへの親和性、閉塞への、死のような ...
私と彼を結ぶ糸
近くに居るときは
何も感じなかった
今の私と彼の距離は
何キロメートルだろう
地図で見れば
人差し指ぐらいの距離
表記されている数字を ...
{引用=頂点はさらに、高さを増す。塔の上に塔を
重ね、そのようにして時代はいつも、賑や
かに葬られていく。足元には、無数のメタ
セコイアが植えられ、手をのばして、空を
仰いでいる。道は、休むこ ...
日曜日
『イデミツ・コウさん』
コウさんは
教えてくれた
音楽の意を
晴れた日には屋上で二時まで三時まで並んで昼寝して
『いいんすか?』って訊くんだけど ...
雷光が俺の胸骨を遊ぶように這うのさ
叫び声は不遇な路地裏に捨ておかれ
雨雲に浸食された魂を救いだそうとポケットの奥深くをまさぐると
黄色く日焼けした汚れた名刺が一枚
記され ...
さかずき喰らって大吟醸を
のむ父は
共産党の
批判をしながら目を回し
タタミの上へ転覆
風が吹くと
島根の森が育つ
楽器のように
にょきにょき伸びて
お祭りさわぎ
三十年前 ...
陽だまりの光をあつめて
手のひらですくうようにしたら
伝わってくる温もりが
静かにあふれていた
あなたはいつも
そんな仕草を当たり前のように
僕に見せてくれる
見えないものを見えるよ ...
わたしにはみずこがいる
それにいつからか名前までつけている
ときどきゆめにそのこがあらわれる
ベランダでげんきよくはねてあそんでいる
あぶないからと注意しても
わたしをなめているのだろう
...
バイトの面接にいった。それだけで脳から鉄の匂いと鉄の味がするくらい疲れた。実際今もさびついた鉄の歯車が俺の脳内をギシギシいいながら回っている。そういえば俺は今生きてるだけで疲れているのだった。みんな軽 ...
僕の死は 陽の目を浴びることなく
おけらみたいに生きていた
すう、と風にアシをもがれたら
青くなって空になった
僕はみじめなおけら
金色の羽根
天使のラッパ
幕が下りた
...
見えるものは分解し
聞こえるものは融解し
感じるものは一体となる
世界はバラバラに崩壊する!
それは俺が張り裂けるのと同じこと
堪えがたきこの苦痛!!
忌わしいこの世!!
俺の核 ...
クロスバーを叩く鈍い音がした瞬間
頭を抱えた君は
最後まで顔を上げることは無かった
ゲームが終わり
同年の松井は一緒に涙を流していた。
気にすることは無い
君達は偉そうに出来もしないで ...
{引用=
音源:http://www.myspace.com/slymelogue
}
がんばってなんか言えなかったよ
がんばらないでも言えなかったよ
あなたは走る つばめのように
...
湿った風 追い風 まとわる
体中すいこんだ わたしたち
早足で 砂浜のような 濡れた アスファルト
バスを 待つ余裕も なく
霧雨は 小さく崩れて 銀色 とけあう熱気
あ ...
ウチら卒ギョーしてもマジでシンユーだから
AKB48の歯が1個道に落ちてた?
それがおまえの薬指
お前がずっと話しかけてたの担任の先生じゃ ...
足の裏に雨がついた
足の裏からむこうが水の世界になった
ゆうらゆうらと ひったんひったんと
足の底から水がせまる
私はいっそお願いと
沈むチャンスをうかがっている
雨は惜しみなくふ ...
焼き尽くす奉げものとして
俺を神殿の祭壇に供えよう
オプロパナクス
ジャポニクス
(ナカイ)ナカイ
そしてふたたび
この宇宙の闇から君の名を呼び
俺のなけなしの光を差し延べよう
山上の ...
時計の断面が落ちている
側に誰かの置いた花束がある
初夏の陽射しは影をつくり
わたしはわたしの影を
地面に埋めていく
勝者などいない
敗者だけの戦いが終わったのだ
イワシの缶 ...
細い指を絡めて
愛を囁いた
湖畔に佇む
雨に濡れた木々には
震える小鳥が鳴いている
遠くまで流れていく雲
君は花畑の中で
太陽の匂いのするそよ風が
帽子を飛ばせば
愛が笑う
ク ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
正直バス
朧月
自由詩
2
10/7/4 11:16
支える
寒雪
自由詩
3
10/7/4 9:48
探索
葉leaf
自由詩
1
10/7/4 9:35
もしあなたがそうだとしても
一 二
自由詩
0
10/7/4 8:18
雨垂れる黙祷
水川史生
自由詩
4*
10/7/4 7:23
Independence night
月乃助
自由詩
11*
10/7/4 5:34
夏空の下で夢をみる
かんな
自由詩
7*
10/7/4 4:51
初秋
ロリータ℃。
自由詩
7
10/7/4 3:22
窓際・抜粋
はるな
自由詩
2
10/7/4 2:29
雨の音
八男(はちお...
自由詩
1
10/7/4 2:24
窓際ⅲ
はるな
散文(批評...
0
10/7/4 2:17
糸
くゆら
自由詩
2
10/7/4 1:30
トーキョー
望月 ゆき
自由詩
32*
10/7/4 0:28
日曜日の朝は
TAT
短歌
1*
10/7/3 23:36
半分病気
〃
自由詩
1*
10/7/3 23:28
多忙な週末
ホロウ・シカ...
自由詩
1*
10/7/3 23:24
どんぶり一杯の日本海
小笠原理工
自由詩
0
10/7/3 23:03
手のひらの中の午後
ベンジャミン
自由詩
8*
10/7/3 23:02
にどめの死
吉岡ペペロ
自由詩
9
10/7/3 22:46
歯車
佐藤伊織
自由詩
3
10/7/3 22:22
おけらの詩
ドクター・キ...
自由詩
1
10/7/3 22:15
全にして一、一にして全
一 二
自由詩
2
10/7/3 21:25
泣くな 駒野
……とある蛙
自由詩
4*
10/7/3 21:07
つばめ
にゃんしー
自由詩
0
10/7/3 21:06
消えてしまおう
唐草フウ
自由詩
6*
10/7/3 21:02
ふたりぼっちの卒業式
akb48
自由詩
0
10/7/3 20:31
水鏡
朧月
自由詩
5
10/7/3 20:29
地獄薔薇
黒い翼
自由詩
1
10/7/3 19:22
花束
たもつ
自由詩
8
10/7/3 18:36
愛が笑う
ミツバチ
自由詩
10*
10/7/3 18:16
3863
3864
3865
3866
3867
3868
3869
3870
3871
3872
3873
3874
3875
3876
3877
3878
3879
3880
3881
3882
3883
3884
3885
3886
3887
3888
3889
3890
3891
3892
3893
3894
3895
3896
3897
3898
3899
3900
3901
3902
3903
加筆訂正:
10言
/
番田
[10/7/3 20:37]
ついか
5.61sec.