「詩と”私”を切り離せ」こういう大胆なタイトルはなかなか書けないものだし、あざとく見える危険もある。よく書いたと思う。http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=426 .... 雷鳴につぐ
雷鳴
つづいて豪雨
駐車場のトタン屋根を白い煙のように走っていく

風が目に見える
家人は北斗の拳のオウラみたいという
風がまとうオウラ


窓の外を走る
鳥が飛 ....
苦労を取り戻す日々

網戸に半日も止まったセミをみる
見られている
セミの鳴き声に囲まれてそのセミは哭かない
なぜだろう
なぜ止まっているんだろう
網戸ごしにつついてみる。
死んでいな ....
出会いがしらに、
さようならっていい言葉やね
とあなたは云った
空は低く銀杏の木だけが一本高く見える
出会いがしらにいってくれて助けられた気がして

知り合いへの手紙を破った、日
覚えていること
今日覚えていること

財布の整理をしたこと
アロエの葉っぱの伸びように驚いたこと
死ななかったこと
皿を割らなかったこと
急ぐことはないということ
いずれいろんなものが ....
夕景風が鳴る
ふひゅーんあおあお
さざめくざさささ

ふひゅーんあおあおは彼方からの信号で
信号を窓の中から感じている僕は
木のように揺れている頭のなかを巻いて

片頬をうちぬかれたお ....
昼寝から目覚めるとぐるり真っ青になっていて
真っ青になっていてでんぐりがえった僕の眼球
眼球から涙は流れず一滴の血もこぼれない

かなしみ
僕は何しているんだろう?何もしていない僕のほころび ....
夜を飲む
悲しみから
夜を飲む
とてつもない失敗から

失敗などないのかもしれないが
粗末にしてはならないものがある
ぎりぎりに追い詰められる毎日でもそれは勝手な僕の事情で
ゆるやかな ....
窓のお外は夕景
意味なき歌が流れる
書くことは一度死ぬこと
それを生きること

またたいた瞬間
カラスが鳴いた
時計がうめいている
時間が泣いている
もう廃人かもしれないと思う僕は
 ....
落っこちたのに
僕は生きていた
確かめるものはなく
暗い陥没点から深く
上空
光の一点を見つめていた

ねじれない空気
透き通る闇
すすけた壁
恐いのにただぼんやりしている

 ....
どこに
どこへ?
見あたらない確かなものって何?

環状線で、きた
絶望のままにか

よれよれのTシャツで
ふらふら歩く
悲惨の影も見当たらない曇り空の遠く
頬がピクピクけいれんす ....
ハジメ
空から
電波

によると
によると
よると
よるとに
よるとにい
よるとにいち
よるとにいちゃ

夜とにいちゃんがたたかって
たたかっているにいちゃん負けながら
負 ....
受け止めかねる日々が
一日の中にいっぱい
押し寄せてくる
あるいは、波の中にもみくだされ
僕は
思い出の中のせいぶつになるように
ウニャウニャと日々を漂う
生き生きした面影を失った画面の ....
何を書こうか分からんチン
電子レンジで言葉を焼いて
食え喰えなんて、もういやだなあ
なあバイト君

僕はバイト君じゃないさ、しがない詩を書くアホさ
アホは関西弁では、いいことで
バイトは ....
 「森のゲリラ宮沢賢治」という本の中で、西成彦は、宮沢賢治の創作スタンスとして「注文」を受けると言う在り方が「キーワード」だと述べている。
前回、井上陽水の「ワカンナイ」でも、「雨ニモマケズ」の「心 ....
からだが水の中で抵抗を感じたある日
少年は何か変だなあと感じた
水ってきもちいいのに
プール好きなのに
水って重たいのかなあ
うまく進めないなあ

帰りアイスを買いながら気味の悪い寒気を ....
笑ってる
イライラしてる
電車にのる
意味なく運命から逃げて京橋を通りすぎ
光が刺して来る
きもちいい
何かが静まり
次の川をわたりながら
女の子の高くいきる声に、おののく
電車の中 ....
人を殺すのは
言葉と沈黙と
ナタと細い針と
1パックのインシュリンや
わずかな水や
砂漠

何でもどこでも凶器

笑われていろ
泣いてやる
勘弁してやる
許されない
開き直 ....
僕の好きな井上陽水は、宮沢賢治の「雨ニモマケズ」の替え歌と言うより、返歌「ワカンナイ」を作っている。


雨にも風にも負けないでね
暑さや寒さに勝ちつづけて
一日、すこしのパンとミルクだけで ....
宮沢賢治の詩を読むのは、とても辛い
自分の苦に、まといついてくるみたいだから
彼は、いつもじたばたしている「デクノボー」であるから

辛いけど、あざとい詩もあるけど、美しいから困る
日本語が ....
詩だけでは
あなたの全ては表現できませんよね
とカウンセラーが去年の暮れ云いました

これから、僕に訪れる事態

そうだと思うと答えてから
ずっと考えている
その間

いなづまや女 ....
城に迷う
古城
朝から

指が動きにくい

触っている感じが薄い朝
遠い朝

朝の雲の城
飛竜、城を囲む朝
巻かれてタバコの煙
指がすきとおり、幻想界から
想像階へ、ふるえ ....
          1.後進としての「私」

http://www.ittsy.net/academy/instructor/sumio2_1.htm
発達心理学の浜田寿美男氏の文より ....
愛しんでいるのか
こわしてしまいたいのか
このからだ
誰のからだ
ある、からだ
だ、からだ
涙が感情とずれて
頬を官能的に滑っていく
私が悲しいなんてことは無い
ただ、からだの構造上 ....
朝から、青い陽に、
波シブトガラスが
割れそうもない節理を抱いて
泣いているぞ
かあハア

丸山薫よ

くあーっ

轍の臭いだ
草の遠く
それが、銀河より遠く
発泡スチロー ....
丸山薫の詩を声に出して読むとたのしい。
なかなか他人の詩を声に出して最後まで読み通すには、自分の体力だけでなく、相手の詩にも
言葉を口にするのに「恥じなくていいよ」という「一押しの力」が要る。
 ....
ねて
めざめてね
いつも流れる夢小道

顔の皮ふがはがれて
赤い紙になる

いつも窓を開けなくちゃって思う

人間を混ぜて、肌と灰色の混じった色の
タールができて
壁に塗りつけら ....
 脳性まひ者の運動の言葉の中で、私に、とても印象を残したのは、「青い芝の会」という団体の「われわれは、愛と平等を否定する」というものだった。
この言葉は、たとえば、十九世紀末の詩人哲学者であるニーチ ....
要は病気を私たち医者じゃない人がどう捉えるかで、こんなの僕にもわからんが、医者が必要という前提はあっても、自乗自縛に陥り、自分と自分自身に不整合を感じ、それが、カラダや頭や行動を(爆)させたり、疲れて .... 個人的に大体、精神科のまちあいより、繁華街の方がヤバイ暴力的な人は、はるかに多い印象がある

まちあいの人が静かなのは1・しんどい。2・目的意識がある。3・暴れると出入りできなくなる。至極単純な理 ....
石川和広(309)
タイトル カテゴリ Point 日付
「詩」さんは何を求めているのかー「詩と”私”を切り離せ」を読 ...散文(批評 ...9*05/8/8 19:06
オウラ自由詩0*05/8/6 15:37
見られている自由詩5*05/8/4 18:46
いい言葉自由詩13*05/7/18 0:31
祈り自由詩10*05/7/6 22:38
ふひゅーんあおあお自由詩9*05/7/4 19:22
自由詩8*05/6/30 19:05
夜を飲む自由詩8*05/6/22 0:12
うた自由詩9*05/6/4 19:48
たどる自由詩9*05/5/30 17:06
寝息は立てない自由詩10*05/5/8 15:44
によると自由詩8*05/4/11 13:02
海岸自由詩10*05/3/30 12:47
かわいい雨の中で未詩・独白10*05/3/11 16:00
宮沢賢治メモ3—「答える」という在り方[group]散文(批評 ...8*05/3/8 8:25
作文デカルト未詩・独白1*05/3/5 17:59
未詩・独白2*05/3/2 15:30
花いちもんめ未詩・独白3*05/2/27 22:18
井上陽水から見た賢治—宮沢賢治メモ2[group]散文(批評 ...8*05/2/27 21:12
宮沢賢治の詩メモ[group]散文(批評 ...10*05/2/26 18:25
めくりかえしたい自由詩1*05/2/24 16:01
朝の雲の城自由詩1*05/2/22 20:48
◎自分をいつくしむとは?—身体と、ことばの育みについて    ...散文(批評 ...2*05/2/22 18:11
はてなミクス自由詩2*05/2/22 8:44
カラス薫る、越え自由詩3*05/2/22 8:25
「一押しの力—丸山薫の詩を声に出した日」散文(批評 ...4*05/2/21 10:18
窓をあけなくちゃ自由詩3*05/2/20 16:18
「われわれは、愛と平等を否定」しうるか?−「障害」と「言葉」 ...散文(批評 ...8*05/2/18 21:18
世間が変だ?3(関連の最新トピック付き)散文(批評 ...3*05/2/16 15:17
世間が変だ?2散文(批評 ...2*05/2/16 15:04

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