いのちだもんね
乱れるもんね
明るいもんね
光と葉っぱ
うねる赤ちゃん
バス通りのサイレンス

突き破っちゃったよ
人の中
無防備なまま
完全に狂ってるよ
そう
いのちが
い ....
孤独な日には時雨る
空気が重い
わたしは一日中寝た
黒人が
国道脇を歩いていく
何人も
わたしは絶望しない
楽天でもありえない

遠き友より手紙きたりて
わたしは
寂しい夢を追い ....
よろよろと海岸線を歩いていると
月が見えた
タバコの煙が風に乗って流れた
ああ俺は
照らす光におびえながら立っている

それから海に向かって眼をやった
錆びた商店街が背中にあった
波は ....
自分か
自分ではないか
わからない
からだを
僕は生きていて

そんな突き詰めても
答えはわからなくて
答えは
深いところにないから
僕は表面を泳ぐのです

自分には
許され ....
夜になると
考え事が増えて
朝も考えているけど
いつでも
今から
考えることができる
たくさんの雪の
物憂げなテレビニュースに押されて
僕は
やらなくちゃいけないことを
考える
 ....
生まれたことを
ふだんから考えているかわからないで

生まれたことにささる月影がきれいで
わたしはここにいました

犬が吠えていて
寒くて
でも
少しずつ
結晶になる世界
お母さ ....
かすれた声で
おめでとう
実家からもってきた赤飯は
冷たくておいしい
氷のようだ
誕生日
からだが溶けはじめる
誕生日

わたしは
生きていて
頭がざわめいて
こんにちは
わ ....
夕暮れ
曇っている
電車
走る
わいざつな銀河の中を
見えない草をかきわけて
走る
その中で
すれちがう
スレチガッテイク
わたし
わたしたち

生まれる手前から
死んだ後 ....
時々
ドキドキ
疎外された気分に
なって
少し雲をみる
覆われるように
垂れこめている
少しの間包んでくれ

マフラーを巻きなおす
自分だけのページが出来た
生きている
言い切 ....
電車の中で
立ち上がる女の人
意識は遅れて到着する
駅を降りるんだ
立っているわたし
気付かず
立ち上がる女の
すいません
という

肩が押し上げられる
そして気付く
女 ....
朝だからね
力入らないけど
別れ話したのだ
昨日から


私小説に近い
ほんまに
なのにちがう

本当に色々
話したんだ
すわって
ねて
パン食べて
いってらっし ....
考え直しても
考え直しても
土は崩れ
不意の後悔
ぼくのからだは
安定を失いながら
考えないことにたどりつけないまま
うごめいている
まるで
イルミネイションを顔に受 ....
子犬と走った公園ゆれている
空気かわいて
空からのひかり
子どもたちが集まる

この犬かまない?

子どもがきいてくる
光の結晶
地面からのクラシック
氷面ヘ
突き抜ける枯れ木
 ....
傷ついた
というより
どうしようもなかった
話がある

洗濯物をたたんでいく
パンツ
シャツ
ヨーロッパ


僕の無器用さは消えない
どうしても嫌なことは嫌といってしまう
言 ....
兆し
まだ何のためか
なんであるか
わからないまま
僕は
昼間泳いでいる

つかんだ波
はなさないために
好きでいられるように
とつとつと
祈る

笑うひと
奪う波
死に ....
消えたイメージ

もうそこには
いられない
あたたかい
わたしたちの胸には
消え残る
スケープ
展望の
ささやかな
望みだけがある
のだろうか?

白鳥が舞う
山の端を
 ....
ちがいますか
そうでしょうか
あなたは
まちがっていた
そして
わたしも
みんながこおるただしさのなかで
きえていったほしたち

おいかけて
すなあらしのなか
けいじじょう
 ....
闇雲にかいてたら
白い雲に襲われて
遅くなって
白けた
知らない雲
クモ
おんな
走り去って
死んだわたしは
弾かれた
世界から
ひとりのおんなが
席をたって
わたしを避けた ....
水の中にいると
からだが少しだけ重くて
しぶきが鮮やかで
とても冷静で
水から顔を上げて
ゴーグルから水がこぼれて
いつまでつづくかわからないけど
いつまでも
いつまでも
少し苦 ....
とがる闇の中で
眠っていたから
正確には
眠ったり眠らなかったり
市場をさまよったり、普通の男に、す巻きにされ
トツゼンナミガクルヨー
それは見たくない足の裏だったから
もう生きてい ....
とにかく
何にも感じません
やさしくされても
自分でやさしくしてあげても
どうしてもどうしても

それじゃまずいの?
病気治れば大丈夫

そんなことありません
なんかこうグ ....
*私の読んだ「ハルキ文庫」は三部構成になっている。
?頭脳の塔
?航海日誌
?草書で書かれた、川
*これらは直接詩集タイトルではない。

◎印象

「現代詩」という先入観を破ってくれた ....
朝日新聞が降りそそいでくる夕べに
お茶をのもうとして
ぼくは
お茶がないことに
気づいて
原稿をおいて
タバコすった
今日は
出かけなかったんだ
朝から

そうして弱火で ....
ひとつ
数えている間
雨の中を子どもが走って
ひとつ
明かりがともると
夕餉をかこむ

その間取調室で
自白がひとつ
強要されている
息をしない人の形が凍え ....
うつくしい
よるのきよ
わたしはしななければならない
あのこのために

ほんとうに
しずかなよる
さわぐ
がさついたじょうねつ
どうへんじしたら
いいか
わからないでしょう

 ....
きぼうをすてたら
おわりがこない
かなしみもこない
いきだけのこるから
いきをする
だいちにくちづける
でんぱのてがみをまつ
まちつづける
こない

きぼうをすてたらいけない
せ ....


にいちゃん
わたしな
どこへもいけへんねん
うばすてやまにすてられたみたいや
ほんよんでるだけやねん
夕暮れ
わたしは掃除しながら
聞いていて

そんな今 むかし
 ....
                   
切り裂いた
青空が
くちづけをと
ささやいた

何という時間の移行
せつなの青の破壊
風がひんやりとしている
流れがひずみながら
人のかたち ....
はてることのない
くらしやかなしみに
のまれながら
わたしとあなたは
いる

うつくしくなんかない
ぼくだけのひめごと
あなたのことば
かいだんをのぼるように
そのうえに
うっす ....
むなしいって
云ったらいけない?

むなしいって
云ったら詩は終わり?

なんだよう 声だよう
冷たい風が騒いでいる
フランツ・カフカの骨は崩れている

むなしい
 ....
石川和広(309)
タイトル カテゴリ Point 日付
曲がり角自由詩3*06/2/4 17:55
遠い手紙自由詩5*06/1/31 16:16
静かな海自由詩9*06/1/19 14:22
明日が見えるか自由詩3*06/1/18 21:31
冬空自由詩6*06/1/13 18:49
生まれたことを自由詩11*06/1/6 20:03
シチュー、誕生日自由詩4*06/1/6 18:09
生誕自由詩6*05/12/29 17:07
治さない自由詩5*05/12/27 18:22
わたしは通路自由詩5*05/12/19 18:51
現実と奇妙にねじれた空間自由詩4*05/12/19 10:21
イルミネイション自由詩4*05/12/14 18:23
Park自由詩1*05/12/11 17:06
暮れ方自由詩14*05/12/10 17:59
通り道自由詩9*05/12/8 14:54
ねじれていたい自由詩5*05/12/6 18:22
ひらいた自由詩2*05/12/6 18:16
自由詩3*05/12/5 18:59
平日昼間のスポーツクラブ自由詩3*05/12/2 18:24
明日から自由詩2*05/11/30 21:05
予行演習[group]自由詩2*05/11/30 18:15
◎吉増剛造覚書—ハルキ文庫版「吉増剛造詩集」感想 散文(批評 ...6*05/11/28 14:34
出かけなかったんだ自由詩5*05/11/16 18:26
かぞえうた自由詩10*05/11/11 18:11
げんき自由詩5*05/11/9 17:55
まえをむく自由詩6*05/11/3 17:27
かなしい帝國自由詩11*05/10/31 18:18
切断自由詩2*05/10/31 17:25
こきゅう自由詩7*05/10/28 21:21
ぼくのもちもの自由詩5*05/10/27 21:05

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