私が逃げ込んだ穴は
こんなところか
白い清潔な壁に
静かにリスト

うとうとしてる
聴覚だけ明確
口の中がねばねば

終わらねば
この待合室
終わりたい
この待合室

コー ....
あなたは
あなたは
今何を思うの

車が走る
眼の表面にさけめ
脳の中のさかなめ

あなたは
あなたは
ぼくの言葉を
そのふるえを
感じるの?

疲れた肩に冷たい針
水平 ....
冷たいこの星の上で
飛ぶ思いがある
短いことばのなかで
ひかる感情がある
たばこのように
もみけしてしまうは
もったいないけど
ホタルみたいに
くさむらの中に
消えてしまった
こすった赤い眼の中
おちていく太陽が
すぎこしていった
夜へ

さみしいのまえに
たいくつがある
考える脳のくらやみ
がある


明日はデートだ
そんなことを空想す


 ....
あたたかい あったかい それは屋根の上でかなほしのひかり ぼくは ほーほーと呼ぶよ あなたのとおい暖かみを翼はかたいし .... 最近

この間近に、海は無く    
無く

シャワーを止めた後の排水溝

  髪 からまり つらくもつれる
僕の渦


   鳴門の渦潮を
   鳴門の渦潮を
   見たの ....
もう少し

もう少しだと
思わずには、いられない

と僕は、僕の生まれた町のとおりの言葉で
書こうとするんだが

カナシイ
異物なんです

僕は

言葉に対して
山から
 ....
冷たい水やなあ

弟は、云うので、ぼくは

この辺りに、きっと井戸があるんじゃないかと思った

冷たいなあ
弟の赤い頬を見て、そういった

鋭い針を、ノドに刺しこまれるように、鳥は ....
生前全く知らなかった人が亡くなって、知らない人なのに、とても悲しくなり、その人のこと無性に知りたくなる。四日前。僕は最近ある詩誌の端に詩が載って喜んでた。同誌にはキジマさんという人が詩を掲載されていた .... 頭の中で小銭の音が なりました 豚の貯金箱とは古めかし 死んだら、この銭どうなるん?  .... 怒って、震えていてあなたの眼球がこわばって後退りながら私を見据えている。私の頭は熱くて地は冷たい。もう駄目だ。あなたに、ヒドイコトをいってしまいそう。ファミレスで全員の眼差しを脅威と感じて振り上げた手 .... 心の穴 という言葉が 僕のおでこにぶつかりコブができた 痛い こころとは何だ .... 破壊された石仏は遠くすりきれ、たくさんのにんげんたちのふみつけた顔の裂目から、何をみる ぼくは何を見い出す そう感じた日の部屋は、暗くなく。際限のないドリルの音がぼくの隙間だらけの体から染み出して .... トゲトゲの木という
スピッツの曲があり、

うたうことは、流れ、聴くものは、
薄闇にゆれ、ここの部屋の落ち着いた形
溶けていく

ぼくのはりめぐらす気分は、とげとげで、
いつもしつこく ....
親を恨んでいるのは、わたしですか
モノローグ

あんたであるということを、認めれば楽になれると
京都の裏町の、将棋うちのおやじはいう。
へんだな、その歩の動き、そう歩くこと
進めないのだっ ....
毎日がある
胸が苦しくなり新幹線高架下

なにも
何もかも早い 青空が 雲をたくさん押した
感じがした

あきは来ないか
季節はこまったものだ あつかいに
いつまでも慣れない

 ....
どんなに そっと
気配をとられないように
歩いても
足音がアチコチぴょんぽこ
飛んでいくんだ から
して

この角をまがると
その足音が
つぶてになって
あたるので あの木に

 ....
こんなんです こんなもんなんです なんて、この先のことどういうたら、ええかな? とりあえず僕の手前の電車が、人をはねたみたいです。環状線の弁天町駅ホームだと、つまりな .... なに
書いてるのかな

風がみどりの木をゆらしているのは
巨人がおどっているから
  と
彼女が申すので
書いてみた


僕が思うに、目に見えないってのは
風もそうだけど
見え ....
  この花は
      この花は 
           もう

           やはり
  枯れてしまう
  水やりを

       忘れただけかな
       わから ....
ふかい海にいきている
生き物は、わたしたちからは
奇妙なかたちに見えるけど

奇妙だと思わない人もいるだろうし
ミスターチルドレンが「深海」という
アルバム出したときも、
あれはあれで必 ....
ものおとをたてる足の裏は悲しい

きしむ古い木の床と
すこしずつ減りつつある体重の

狭間で
夜の空気は家人に眠りを運び
すりっぱを履くの 忘れた

冷たい

ひとり暗い廊下歩く ....
母方の父は
南方戦線の
密林にいたそうな

ぼくはまだ行ったことのない
亜細亜の
異国
木の香り
空気に含まれる水
そして
祖父の流した血のにおい
今はかんじられないこと ....
もうだめかもしれないと思ってる瞬間に、へんな電話がきたり、エロメールが来る。 たぶんそれもいいんだ。世の中はノイズの中を、まだ心拍している。不整脈だとしても。  .... くるしみ

くもりぞら



ちょっとむしあつい

いぬ

かわいい

くろい

ちぃちゃな

いぬ


みてても
人々
すぎゆき
押し返し

なごま ....
びる
びる
びる

雨粒のの当たるびる
風のぶつかるびる

まどに空うつる
中でうごめく人影をとおくわたしの
目におくる

霧粒子
壁やねこやテーブルのばなな貫いて

あれ ....
おんなのこを
すきになる

このひとことのかげひなたに
どれだけのかぜと、あめとゆきと、ひでりとあつさが
さむささえ
からだのなかに
けあなに

すみこんでいるだろう

ときめき ....
女にふられて あんたは何も悪くないと言われて
ぼんやりと抱きしめてほしい日々が続いた

近所の空き交番の
防犯ポスターは
きばんでいる

冬の青い朝などは
建物自体 廃墟にみえる
ぼ ....
困ったことが起きていました それを急いで箱に入れてしまいました
そうするより他なかったのかな、知恵もなかったし、
ふむ、、


で困ったら、むしょうになんかこうねじってみたくなり
ねじりま ....
ゆめの風
荒地のビルの砂けむり


起きるから寝られる

寝るとめざめる

その当たり前の営みの
出来ないこと

吹き荒れるはげしく

おそろしい
あたりまえの日々

 ....
石川和広(309)
タイトル カテゴリ Point 日付
ありふれたタブー自由詩2*04/9/29 12:13
水平線に触りたい自由詩204/9/24 14:07
例えばな事実自由詩3*04/9/23 0:29
明日の予定です自由詩6*04/9/23 0:23
_自由詩2*04/9/21 16:01
突き刺せよ、渦巻きに自由詩5*04/9/20 18:03
あくがれ未詩・独白7*04/9/13 10:46
特別な朝自由詩3*04/9/11 19:53
キジマさんを知ってから自由詩3*04/9/10 15:25
じんせいせっけい自由詩1*04/9/10 0:53
おおう自由詩0*04/9/8 15:26
いつか自由詩1*04/9/7 15:12
きざし自由詩5*04/9/5 1:58
とげとげタイフーン自由詩4*04/8/31 0:41
裏町影自由詩2*04/8/25 2:59
サンドイッチ自由詩1*04/8/21 23:59
おさんぽ自由詩3*04/8/15 0:03
とまる、こまる自由詩4*04/8/4 20:00
愛撫自由詩4*04/7/30 19:51
別れ自由詩5*04/7/25 21:35
ユメナマコ自由詩3*04/7/6 19:56
静寂に自由詩3*04/7/3 13:29
ぼくの生命線自由詩3*04/6/29 18:57
ひかりのは自由詩2*04/6/28 1:03
色のない影自由詩1*04/6/24 15:16
透明通信[group]自由詩1*04/6/21 19:06
すき自由詩2*04/6/21 16:11
無罪放免[group]自由詩3*04/6/20 11:45
まいりますわ未詩・独白6*04/6/17 16:58
裂ける目覚め自由詩4*04/6/16 10:10

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