白い紙は

静かな鏡


ペンが走るたび


ぼくの心の奥が


こぼれ落ちる
砂漠のバス待合所で
君と雨宿りをする
雨は降っていないけれど
いつか降るのを待って
二人で雨宿りをしている
いつもこうして
何かを待っている
そして待っている間は
いつも君が隣 ....
過去よ
あなたを 引きずっていく
とめどない ひかりの奔流
冷めるように ひろがる
その 指先の みずいろの波
鹿たちが 海を駆けていく
森の透くような そう
透くような 香りがする
 ....
この星の全域が、
スラムと
清潔な街とに
分断され、
難民と
エリートに別れても
まだ君は
未来を信じるのか

正義が強制され、
否定する者が眠らされても、
まだ君は
未来を信 ....
 
 もう、

 すべてを、

 すべてのことを、

 忘れたつもりで、

 笑ったり、

 チーズケーキ食べたり、

 おしゃべりしたり、

 音楽聴いたりしてるけど、 ....
不思議なもんだな

あの頃の私たちは

そんなに仲良くなかった

むしろ苦手だった

声変わり前の甲高い声で

口うるさく言うから

でも あの日

合唱コンクールの日 ....
あいにくの雨だったけれど
学生の頃の仲間と当時の地元で集まるため
出かけた
何日も前から楽しみにしていた

  海のない土地に嫁いだので久しぶりに見る
  電車からの海沿いの景色は
 ....
浮かんでは消え
浮かんでは消え
まるでシャボン玉

いつか弾けて
本当に消えてしまうのだろうか
屋根まで飛ばずに

私の夢はシャボン玉
わだかまりを引き摺ったまま
辿り着いた朝

とびっきり苦いコーヒーで
昨日を飲み下す

垣間見る液晶は
物価高とゴシップと
ヒトやモノが傷ついた話ばかり

息が詰まるような気が ....
あの頃 樹にもたれて 眠っていたきみを
切り裂いたのものは

きっと 誰かの作り話で
 仔猫が、お腹を空かせていたのだろう
という 事になっていて

なぜないているの
と  ....
ーぼくのブログを見ないでほしい
というブログを目にしたので、僕はブログの中身を開けて読んでしまった。

ーぼくのブログには見たこともない惑星の
読んだこともない言葉で、わかれ(◑★⇄)が告 ....
ふわっと、
花びらが舞いあがって、
春風が、
まるで透明なウェーブをかけた毛髪のようだ、
 頭の中は常に混とんとしている。思考を切り刻んで並べてみれば、なにもさしたる問題はないのかもしれないのだが、何もできないでいる。と言っても、何もしないわけではなく、それなりに勤務仕事に出、家業も請けた .... ウメが好きといっていた母が亡くなり

十三年もたち忘れていたころに

実を結んだことで思い出話しの花が咲き

居間の隅で笑っているご先祖様に会釈して

今日一日がやっと終わろうとし ....
死なない日の朝は
母の優しさが欲しかった

歪な世界の片隅
私にしか見えない景色

いつも途中で終わる
意味不明の夢の経緯を
母は聞いてくれた

覚えていますか
夢の途中を

 ....
句読点のように
あなたは
暮らしの中に
花を飾る

音符のように
あなたは
暮らしの中に
言葉を並べる

本の頁を捲るように
あなたは
暮らしの中に
楽しみを見つける

 ....
sunoAIに夢中になっている僕を
冷めた目で見ている君のことを
薄々感じながら
のめり込んで
生成される楽曲の聴き比べ
楽曲スタイルの指示を
足し算引き算しながら
気色いい曲が弾き出さ ....
南の祖母は
星の名を教えてくれた
できの悪い生徒である私は
星の名をときどきまちがえた
そのたびに
牛乳をいれたコップが割れたり
黒猫が尿路結石になったり
母の眼鏡が折れたり
祖母は言 ....
 
 昼間は夏日で

 日焼けしそうなほどだったのに

 午後五時の五月の風は

 すこし涼しい



  新緑が眩しくなると

  私たちはもうそれが桜だったことを

 ....
 
 ママに

 ママってサク山チョコ次郎に似てるよね

 って言ったら

 怒られちゃった



 いいじゃん

 めちゃかわなのに

 毎日楽しそう

 笑って生 ....
ひさしぶりにかえってきた娘が
玄関を開けて
いえのにおいがする、といった
ずっとこの家にいるわたしには
そのにおいがわからない
いいにおいかどうか
よくないにおいかどうかも
わたしが息を ....
{引用= 夕暮れに、きょうもひとは、 めいめい帰ってゆきます

 その中のだれも きのうのゆめの つづきを読んでいる調子です

 まっさらな気持ちで空を飛ぶ はじまりのページにまき戻る

 ....
五月五日、
なかば強制されている春、
どうしてもせざるを得ない、
タイヤこうかん、
いっぴきの蜜蜂はわざわざ庭先にまで見学に来て、
となりの家の庭では、
紫と白、ツツジがいつの間にかもうす ....
近くの公園で
詩集を読んでいると
小さい虫がページのうえに

無造作に手ではらったら
簡単につぶれて
ページにしみがついてしまって

すぐに部屋に戻って
消しゴ ....
あさ、仕事に行くために駅に向かう途中、
目の隅で、何か動くものがあった。
歩く速さを落として目をやると、
結ばれていたはずの結び目が、
廃棄された専用ゴミ袋の結び目が
ほどけていくところ ....
僕は荒んでいたんだ
何もかも

隠れてタバコ吸って
バレないのを面白がってた

高校生なのにね

君とテキトーなアパートの裏側に忍び込んでさ
アパートの住民に激怒されたね
タバコを ....
なにやら
胸の奥が粟立って
仕方がないから
五月を
描こうと思った

ところが
緑の絵具を切らしていて
仕方がないから
青と黄の
絵具を混ぜてみたが

五月にはほど遠い

 ....
細い月は
つややかにしろくひかる
両端はするどく研がれて
夜を切り裂く
しずかに
きれぎれてふってくる
夜の
はぎれ

地上の犬たちは
それらを
おもいおもいに選んで
てんでに ....
白い牙を覗かせて、
獰猛なうねりが崩れ落ちる
老いた小舟は
海の奈落へ吸い込まれてゆく

ゴオオオーと大波は唸り、
水の壁をふたたび聳え立たせる
曇った空には、
騒ぎ啼く海鳥たちが浮か ....
17時15分、浴室の混雑が落ち着いたころ
Мさんの髪の毛を洗う
独特のウェーブが水をはじくので
シャワーが頭皮に浸透するように
丁寧に指でもむ
濡れた入浴着が脚にまとわりつく

Мさんが ....
唐草フウさんのおすすめリスト(4194)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
白い紙- 多賀良ヒ ...自由詩425-5-23
いつも- たもつ自由詩4*25-5-22
みずいろ- みぎめ  ...自由詩625-5-22
That's_smart_- atsuchan69自由詩17*25-5-22
黒百合- おやすみ自由詩425-5-21
迷路へ- 花野誉自由詩7*25-5-21
レイヤー- さち自由詩425-5-19
シャボン玉- 栗栖真理 ...自由詩225-5-18
スランプ- 夏井椋也自由詩15*25-5-17
to_iU- ryinx自由詩14*25-5-17
ぼくのブログ- 洗貝新自由詩11*25-5-15
春女神- 本田憲嵩自由詩1125-5-13
味気ない朝- 山人散文(批評 ...7*25-5-12
我が家の長い一日- 足立らど ...自由詩10*25-5-11
母へ- TwoRivers自由詩8*25-5-11
あなた- 夏井椋也自由詩13*25-5-10
sunoAI- 自由詩10*25-5-10
星の名- 尾内甲太 ...自由詩1625-5-10
新緑の頃- おやすみ自由詩125-5-8
サク山チョコ次郎- おやすみ自由詩225-5-8
いえのにおいがする- そらの珊 ...自由詩17*25-5-7
zero- ryinx自由詩13+*25-5-6
初入道- 本田憲嵩自由詩13+25-5-6
100人のダリが曲がっている。__- 田中宏輔自由詩13*25-5-5
THEN。__- 田中宏輔自由詩15*25-5-5
不良界隈等の嘆き- 林 理仁自由詩725-5-3
五月- 夏井椋也自由詩14*25-5-3
はぎれ- そらの珊 ...自由詩10*25-5-2
安らかな茫々- atsuchan69自由詩16*25-5-1
それぞれのかたちの- 凍湖自由詩625-5-1

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