くろとみどり
まざったら

きたない

くろはくろうして

うみだして

とうめいな湖

もぐる

そこはみどりだ
たまにはカレーが食べたい
何か
道具を持っているといつも同じことができてしまう

どこかに
電波が入らないような温泉地に
それと一緒で何も決めない
何も決めない時間を決め

好きなも ....
あぶない 朝
落ちそうな 雨粒
ぐるぐる まわって
空が回って
落ちていった 昨日の 親指の胃袋
ぐしゃぐしゃの 土を踏んで
水が呼んでいた
池では亀が泳いで
子どもを見取り算しようと ....
透明な眼を擦って
きれいな三日月を眼の中に入れたい
どうでもいい
アイ(ル)ランド
ほんとに
秋には
次々と
落ち葉に包まれ 捨てられていく
心や 精神より 大事なものが あるんだね
 ....
サーカスでもない
植木鉢の底を抜けて
根は伸びていった
熱い土のなかで
接吻したい
ホースの震えは止まらず
地下鉄電車は走り続ける
都会の真中で バットとボールで勝負したい
ゆるい栓を ....
僕はケータイで
ニルヴァーナの
「十七歳の娘の匂いにむんむんむらむら」
を聴いていた
そうしながら
いつの間にか
旦過市場の異次元に迷い込んでいた
魚屋で一匹の
真っ赤な
鯛が
「 ....
みんなのなかでゴハンを食べると
孤独になるから食べたくない

みんなのなかでゴハンを食べても
話すことが無いから黙ってる

みんなのなかでゴハンを食べても
みんなも話すことがないから静か ....
心細い夜は、

送信してみたり。
受信してみたり。

笑いかけてみたり。
冷たくしてみたり。

つきつめれば、全てがくだらなくて。

だから決して君に(或は、私に)辿り着いてはいけ ....
涼しい風に乗って
赤トンボが行く

僕たちを見つめながら
スイスイと行く

何となく僕は照れて
紅い夕日を眺めてみたり

夕暮れどきの君は
ほんのり朱くて
可愛くて
人生の
のこり二十年くらいのところに
臍がある

むかし
へその緒と
つながっていた


かつて
命を
食べていた


いま
生を
食べている


私には
 ....
 月の写った

 水をすくう

 手のひらの上で ゆるゆる揺れて

 やがて消えていく

 あなたとの思い出みたいに

 暑さの足りない 砂漠みたいに

 足のない 水母み ....
廊下に立っていなさいと怒鳴られ
私と隣りの席のこんちゃんは
はっと青ざめ しーんとした教室を出た

社会の授業で地図張をひく練習中
いろんな場所を見ていた私達は
すっかり楽しくなって
あ ....
行者の合図
クルリと翻す風
縦笛と砂ぼこり
枝の囁き
沈黙の月
眠る黒猫

右手の挨拶
マーブルチョコレート
揺れる青葉
軋む廊下

駆けるメトローム
歪な氷
飛び交うフク ....
あるのか

ないのか

わからない

ドーナツの穴を越えて

オートバイは走っていく

いつか

行き着くかも

しれない

あるのか

ないのか

わから ....
薄い靴下に 冷気が渡ってくる
凍りかけた土に 残る雨水
青につらぬかれた 空が濁る

遠い所で カラスが鳴いた
歩く頭上を 羽音がかすめる

振り返ると 朱色の実が いく粒か
 ....
意図を孕まない
言葉が
意味を持って
君を傷付けて
ヌルッとした
鯢のように
砂利の上を
ズルズルと
這いずり廻る

深い闇は
無いものとして
そこには在って
有るものとして ....
洟を垂れた
十円玉
若い空き缶のなかに転がる
長い
一本道の
震えた
神経

友達は
黄色いセイタカアワダチソウたち
幻想王国で
手を振る
道路の
向こう

夢と夢を繋い ....
 始発列車の車窓から見上げる空に
 いくつもの星が瞬いている
 町も野原もまだ眠りについていて
 星明かりはひどく饒舌で ―― あぁでも
 下らない言葉ならあんなに知っていたのに
 俺が繋げ ....
娘のプログの監視をしてくれないか
と弟が言う
プログをやりたいと言われて
無料なら んまあいいか みたいな話しで
姉ちゃん こっそり見守ってくれよ みたいな

いいけど なんて所なの
知 ....
 辞職願には「一身上の都合」とだけつつがなく書いたものの、本当の理由は「生きることによる倦怠感」であった。生きる、という本質的な目的がわたしの中で、ピントの合わない眼鏡をかけているように、急にぼやけて .... 秋を洗う
ダイヤモンドの花
プラチナの雨
慈愛





このオレンジの果てを
思う
果てに止まない開花があるとして
それが 想像が及ばないほどに 美しいとして  ....
■1


 少女は握る手鏡に
 映した顔を
 正面から
 斜めから
 上目使い
 下目使い
 順ぐりに眺めまわしたあとで
 呟きました

「こんなの あたしの顔じゃない
 ....
知らない街。見たことのない風景。求めるもの。人は何を探しに旅をするのでしょうか。
手真似為ています。
刺激的な一日 。
うしろを振り返れば 文字を失い おやおや 自慰なんかしても  ....
■1


 こころを見られるのが
 恥ずかしくなった
 だからなんとか隠そうとして
 まわりに壁を作っていたら
 こころのやつ
 どんどん どんどん
 膨らんでいって
 壁は
 ....
峡谷を越えると
静かな瓦屋根の風景だった
懐かしい味噌汁の匂いがした
ああ、そうか
もう冬になるんだ
木が無口だ
迷路のような路地裏を抜けると
君の家がある
赤い屋根の洋館で
君はピ ....
ある日僕は、偽善をした。 
ちらほらと雪のぱらつく、浅草で。 

  * 

ふたりの女を、愛しそうになっていた。 
ふたつのあげまんを、雷門の近くで買った。 

  * 

地下 ....
いつやって来るかも知らぬ 
嵐を恐れたところで、始まらない。 

夫婦というものは 
四つの瞳でみつめたものを 
二つの口で語りあい 
四つの手を重ねて 
一つの心で、祈るのです 

 ....
近所の学校
小学校
高いところにいく
歩いていくしかない
水泳はできる
津波が来たらおしまい
辞書にも載っている
切ると助かる、喉とか
嫌いなものを食べていくうちに
 ....
具象抽象或いは送話
そして叙情
もうあなたに呼び掛けるのは止めよう
ことばに頼らない詩
いま 宇宙に語りかける
新たな結晶の始まり
わたしだけの ことばを
カモミール
マロウブルー
手で揉んで
匂いを嗅ぐ
それでハーブティーを作って

窓辺を覆いつくしている
観葉植物に
光が射している



時間は
チクタクと流れる
もので ....
唐草フウさんのおすすめリスト(3756)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
まざらない色- 阿ト理恵自由詩4*10-11-2
避難3- カエル自由詩110-11-2
ロスタイム- いてゆう自由詩110-11-2
栗の木- いてゆう自由詩210-10-30
地下鉄- いてゆう自由詩210-10-30
メシアはどこだ- 真山義一 ...自由詩2210-10-28
平日昼は孤独のランチ- 池田実緒自由詩410-10-27
私の(或は、君の)- ミケ自由詩4*10-10-26
Red- うずら豆自由詩6*10-10-26
- 草野大悟自由詩3*10-10-25
_思い出- いてゆう自由詩210-10-25
たて_と_よこ- 砂木自由詩10+*10-10-24
variation_(FULL)- Oz自由詩410-10-24
ドーナツ- いてゆう自由詩710-10-22
朱色の記憶_落下- 砂木自由詩8+*10-10-20
- Oz自由詩110-10-20
十円玉- いてゆう自由詩410-10-19
オリオンの凧- 佐倉 潮自由詩110-10-19
無理です- 砂木自由詩4+*10-10-18
ゆるやかな生活- 豊島ケイ ...散文(批評 ...18+*10-10-18
「この世界」(はっとりんおめでとうリミックス)- たちばな ...自由詩10*10-10-18
鏡、三題- 佐倉 潮自由詩310-10-18
そろそろ旅- アラガイ ...自由詩4*10-10-17
こころ、三題- 佐倉 潮自由詩410-10-17
蠍座の町- 真山義一 ...自由詩1310-10-17
浅草物語_- 服部 剛自由詩2*10-10-16
夫婦ノ樹_- 服部 剛自由詩410-10-16
避難1- カエル自由詩310-10-15
ことばにならない詩- アラガイ ...自由詩5*10-10-14
- 真山義一 ...自由詩1210-10-8

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