水沫の上に
都市が建ち始めた
人が溢れ出すと
歴程のいくつかは消えていった
句読点が住んでいる一画には
本日もそぼろない風が吹いていて
生きることは疲れるね
生きることは美しいね ....
この間
検査を受けたらIQ132だった
突出して高いんだってよ
自慢しまくりたいところなんだけど
でもよ、冷静に考えて
そんな奴がいい歳して
チンポコとかウンコとか
書き散らかして
他 ....
いつもキミのそばにいるよ
いつだって
どんな時だって
キミの側を離れず、片時だって目を放さない
たとえキミが誰かを好きになっても
ボクはキミを見つめつづけていよう
キミはボクの大事な人
....
偽りの影に抱きかかえられ
私は自分というものを見失った
憐れな人形よ
お前はなぜ得ることすら出来ぬものばかり愛するのだ?
一面氷で覆われた大地を踏みしめることも出来ず
哀しみという穴に堕 ....
河豚みたいで
可愛くって
指でつついてみる
吹き出した後のえくぼ
可愛くって
また指でつついた
私を見つめる貴方の目があまりにもまっすぐで
私の心さえ射抜いてしまうほど素直だったから
私は貴方の嫌いな運命という言葉すら信じようとしたわ
“やはり、貴方が私の運命の人だったのね、そうでしょ ....
待つということ、
時は満月過ぎて
下弦へと欠け始め
なお待つという行為
愛すること 、
待たれるもの待つのではなく
ただ、待つことを愛する
このあらゆる意味の剥離した世界で
そ ....
○「夢一夜」
私は
夢の中で
やさしいやさしい天使を
求めていた
○「日本の病院」
日本の病院は
湿布薬をたくさんくれるところだ
亡くなった伯母さんがたくさん持っていた
○「 ....
あなたがそんな風に生きて
ほんとうに楽しいのならそれでいいけど
私の寂しい空のすべてが終わらないから
日々が失敗つづきだと感じられるのは嫌
黒いコートを脱げばホッとできた
昔のあ ....
足りないということは、あるもので補うということ
そのための創意工夫をするということ
不満があるということは、満足までの道のりの楽しさがあるということ
不満なき人生は、虚しい 道のりなき人生は悲し ....
大根の悲しみ和え、辛い
生まれて初めて友人から本物の義理チョコもらった
何度も何度も繰り返す
同じ道を踏む思考回路
あいつは「あの娘は俺が好き」と言う
僕は今日、よく立ち回ったよ
80%の ....
晴れた朝
太陽に向かってでかけよう
下駄箱の隅で息を潜めるシューズを出したら
キュッとヒモを締め直し準備完了
時間を巻き戻して出かけてみよう
新しい気づき ....
初めて贈った
お手紙には
何を書いたか今となっては
たぶん初めて化粧をしたときのような
恥ずかしさと酸っぱい胸の
はつ恋
それから何年もあと
さみしく笑うから
暗がりを求めて
....
今日も地球は僕らを乗せて
マッハでまわり
太陽が昇ったり沈んだり
(太陽は無関心な発光体)
割れた氷をみて
ガラスみたいだとこわくなったのだけど
昼前には溶 ....
だからいったよ
どこへ
だからいったよ
なにを
「どんなもんだい」とほこらしげなくもんのせんせいも「くもんいくもん」とうたっていますが、くまもんはチョコレートはいら ....
梅の香りに撫でられ
リマインダーが発動する
まだ甘酸っぱい関係性
二人ともはにかむ
素直な気持ちを
思いきって囁き合う
赤いリボンの端と端を
二人でつかんだ
人肌にとけて
舌 ....
掴み所のない
街並みの奥行きが
青い朝の光彩に消えていき
足を運ぶ人、人、人、
自らのそれぞれの奥行き
取り戻しながら、
今までオマエが見ていたのは全て幻
自らの頭蓋を取り巻 ....
紫色したちいさな花弁がせつなく揺れた
こころの氷が溶け出すころなぜか涙があふれ出す
愛という名の箍がはずれ何もかもが崩れ落ちて
わたしがわたしでなくなるような気がする
あなたの微笑みもなに ....
深い眠りが更に深い眠りへと私を誘い
絶望の波が私の体ごと岸辺へと押し流していく
私の魂は紅い血を流し
辛い塩水によって洗い流されていく
だんだんと意識は遠のき
やがて真っ白な空間が私を支配す ....
君を想えば想うほど君の存在は小さくなる
君に近付きたいと思うのに逆に遠くなるのは何故?
君の存在を追いかければ追いかけるほど
君はどこか知らないところへ行ってしまう
こんなに胸が痛くても気持ち ....
もういちど言ってください
とあなたたちが言う
わたしは爪を剥きながら
それはできない と思う
思いながら それさえも言えないでいる
もういちど言ってください
とあなたたちが言う
....
○「メル友」
顔をわからない人を好きになって
いいものか?
身近な人を好きになれば
いいのに
好きになれるのは
遠くの人だけなのか
○「闇バイト」
欲望に火をつける人がいる
....
2025年2月14日早朝
「日頃の感謝を込めて」のメモと一緒に
朝起きたら
枕もとに
可愛いチョコがひとつ
*
ai(advocater inkweaver)
バレンタインの ....
誰もを惑わす甘美な魔法
ちょこれいと
忘却許さぬ爛れた呪い
ちょこれいと
何処かの誰かの血肉の結晶
ちょこれいと
貴女は苦手とぼやいてた
私がそれを呑み込むと
夜の破片 ....
聞くも涙 語るも涙
与一とお園の悲恋物語
京の西陣 春まだ浅し
春の宵闇 手を重ね
呼べど届かぬ 見初めし恋は
風に消えゆく 散る運命
命をかけた 涙の誓い
一夜の夢か 恋の花 ....
ふと気がつくと
明日になっている
あっという間に
夜が明ける
振り向くと
今日だった昨日はもう
消えかかっている
身体のずっと奥にある何かだけが
従順に時間の絶対性を受け入 ....
とことこと
歩いていた
振り返ると
泥濘の跡を
声に変換し
嬉しいなと
満足した顔
凍る水脈
音をほどく
崩れた喉に
真昼の鈴
風化の指を
軋み鳴る
虹彩の奥
気泡は揺れ
....
目が覚めたときの感覚
空虚が僕の胸を塞いでいる
腹の底にある悪い虫
乗っ取られて
理性を失う
力任せに振り回す
拳が当たった
その瞬間から
僕は血の気を失う
実際は信頼を失う
僕は ....
なんにもない
はんなりなにも
なんにももうない
このわたしのなか
なにかがうごめく
うごめきだして
なんでせう
底から何か、
脊髄を這い上がり
脳髄の壁取っ払い
すいすい ....
あおい魚は秋の夜に
エデンの川でナイトスイマー
魔女と黒猫、天使、絵具、創造は
無限のアイデア
ハプニングと恋
人形と思いでは
アルバムのなか
あおい魚は
あの日、にげたっけっ
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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