年を取ると
悲しむ力さえなくなる
わんわん涙を流しながら泣いたのは
いつだろう?
知人や友人の葬式に行っても
焼香して故人の顔を見て
「お疲れ様でした ありがとうございました」
などと言 ....
異様さの
呪いの深み入り
夜闇に沈む天井の
一角だけ真白い光の帯
凝視し次第顕われ確か在り



終わりから逆算される残余の日々、
生き生きと生き天真爛漫さ失わずに
戻り水を飲みな ....
天使の翼に乗って
羽ばたく花の
聴き入る
北極星の蒼い声、

〈君は何処から来たの?
そんなに冷え切って〉

 深い闇の奥から
 引き裂く声のヒビキ渦中
 深い闇の奥に潜むヒカリ掴 ....
イタコ、暖炉、雲の姿。ガスの目論んだ固体。
いたこ だんろ くものすがた がすのもくろんだこたい


重く語ってったか、蜘蛛を。
おもくかたってったか くもを


餅の命の要素。滅ぼそ ....
 ....  カーテン開ける
 東の窓辺は柔らかな
 柳の芽吹き おもわす光

 三度目に
 鳴っていた携帯のアラーム消して
 私を 執拗に抱きしめるコットン毛布から
 這い出してきた脳みそが
  ....
ぬれた星を見上げ
渇きをいやす
眼球は
キリギリスを歌う
風見の舌と睦みながら
吐血の祈り
内視鏡では
さかしまに蜷局を巻く
死は累々と
あどけなく惨めに
染みはそのまま
母の着 ....
社会の底辺で生きる
意識の高い人は
四角四面の性格を
三角社会に収めるために
半分諦めている

半分諦めなければ
絶望の面積になるので
それよりはいいかなと
2で割って生きる

 ....
君と僕とのあいだに
置きたい言葉があるとして

それはいつも最初の言葉であり
最後の言葉

初めての言葉であり
いくたびも繰り返されてきた言葉

すでに過ぎ去ったこと
あるいはいま ....
 
 山茶花の
 散り染めし途、
 花片もえたち
 明るさ投げかけるのは
 心の所為
 
 夜のしげみに
 いく重にも
 折り畳む 
 紅を、抱いて目映いのは
 心の所為

 ....
従順さで囚人の憂いは免れぬ
自由を求め、逡巡するな
散々説かれ
陰惨な世に野垂れ死に

どうしようもなく
相手が悪いと
今、諦観す
お隣のベランダで
お葬式が始まっている
空は澄んでいて
ご焼香の良い香りが漂っている
わたしの持っている図書館は
翼が無いのに透明だから
時々午睡をすると
豆腐の表面にも
良い ....
○「人間というものは」


「希望があれば立ち上がり

見通しが持てれば歩き始め

目標が決まれば全力で駆け出すものだろう」


○「詰め」
弓道に
「五分の詰め」と「八部の詰 ....
ひこうきぐも、
それは、ひこうきが飛んでゆくように、
あっというまに経過してゆく、
とても楽しい、
ひとときのあとの余韻、


ひこうきぐも、
それは青空にもきざみたい、
ぼくのよろ ....
天竺の哲学者は言った
零は無であり有でもある

零は円周率の計算が果てしないのと同じなのですか

彼は言った
零は起点ではない無量大数と同じこと

メビウスの輪と同じものですか

 ....
たおやかな月のきみよ
今宵はその光のもとで
美酒を酌み交わそう
夜の{ルビ静寂=しじま}はまだ浅く
誰に遠慮をすることもない


さあ! 飲もう
暁は遠くに在り
時計の針はとても遅い ....
日は暮れかけ
此の世茜に染まり
斜光に懐かしみ
斜光に憧れ
斜光に戯れ

静か沈黙 無の舞踏

 凝集し揺らぎ
 世界この時、
 光充満し異なる相

億年の過去、

億年の ....
ぶっとい柱、立ち上がり
ぶんぶん鳴ってら

天空の青い青い途筋辿りぐんぐん伸び

 横溢する力漲り熱貫き
 理性遥か超え直に観て
 
ぶっとい柱、意識の一次元壁突き抜け
ふっとふっと ....
蒼い夜に沈んだ
あなたの真意が
しんとした空気に濡れるころ
空にはいくつかの言葉が
亀裂のように浮かぶ
渡り鳥は平衡感覚を忘れ
目当ての星を見失う
それは人の為にあらず
だからこそ ....
時計は回る
時間は回る

大切な人との時間
グルグル回って
絆が深まり成長していく

時間の流れ
早く感じたり
遅く感じたり

暇を持て余すよりも
楽しい何かをしたい

時 ....
小さな小さなキミは
迷路遊びが好きだった
渦巻きの道を
ぐるぐる進む
勇敢な旅人
お気に入りの小さな雨靴で
ずんずん歩く
僻地で
草も花もない道だったけれど
ときおりバタークッキーの ....
苦しかった。

もんどり打って倒れる程だった。

でももう大丈夫。

薬を飲んでいるし

家に帰れば温かいごはんがある

気持ちがおさまるまで時間がかかったけど

俺は赦されて ....
齢九十を過ぎた琵琶法師は
演奏の合間に語った

本当は
正座して弾くもんだけど
年取ってから膝を悪くして
こんな格好で失礼しますよ

関東大震災の時に
階段の下に隠れてたけど
その ....
旅の句。カタカナの眠る胸の中、高く伸びた。
たびのく かたかなのねむるむねのなか たかくのびた


留守番で嘘以下の回想。伝播する。
るすばんでうそいかのかいそう でんぱする


堕天 ....
ワイフが「五十肩です」と医者に言われ
うれしそうであった
病名の患者に与える影響というものは
少なからずあるものだろう
例えば「難病です」と医者から言われたら
患者のショックはそうとう大きい ....
死にたくなった時は思う
あの人を
思う
そうすると
生きる勇気がわく



おまえなら最後まで
生きられる
と今は亡き人が
言ってくれたような
光る風
冬の朝陽ほど
有難いものはない
今朝も朝陽が障子いっぱいにあたっている
まぶしい!
朝陽を浴びながら夫婦で
定番のご飯味噌汁納豆をいただく
子もなく孫もなく財産もない身なれども
あたる朝 ....
いろいろな物事を私は
楽しんだり味わったりすることを
覚え始めましたよ。
今を
生きるために
こんにちわ、
北風さん
扉のない家にようこそ

ひとつしかない部屋には
暖炉があって、
メラメラとよく燃えているだろ

冷っこいおまえさんを
ポカポカにしてあげたいから
しばらく暖 ....
血の中に直接
空間を溶かして
足を腐らせる(肩が落ちていく
弱った気分のままハイになっていく

陸上にいた私
私がいないなんていう歌の台詞
指先が痛いときにしか書けないよ

血がビタ ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
悲しむ力ホカチャン4*24/1/28 6:11
五行歌、KEY OF LIFEひだかたけし6*24/1/27 20:04
君へのファンタジー824/1/27 16:35
古代にいた子水宮うみ4*24/1/27 15:47
赤い墓標TAT124/1/27 14:24
朝暘リリー10*24/1/27 12:26
よみがえるただのみきや5*24/1/27 11:55
底辺×高さ÷2=不幸の面積イオン2*24/1/27 10:37
合言葉塔野夏子7*24/1/27 10:16
五行歌 抜け道リリー6*24/1/27 8:15
戦況りゅうさん1*24/1/27 7:50
ベランダたもつ324/1/27 7:21
独り言1.27ホカチャン3*24/1/27 6:37
ひこうきぐも本田憲嵩1224/1/27 2:27
生滅問答レタス4+*24/1/26 23:41
五行歌 三首 宴5*24/1/26 21:32
時の斜光ひだかたけし524/1/26 19:13
EXPOSURE5*24/1/26 16:02
永遠に消えてゆくホロウ・シカ...2*24/1/26 14:58
時間夏川ゆう424/1/26 14:19
渦巻き迷路そらの珊瑚9*24/1/26 13:50
無題渡辺亘024/1/26 11:37
長く歌い続けている理由板谷みきょう2*24/1/26 10:55
回想文水宮うみ3*24/1/26 10:48
病名ホカチャン1*24/1/26 10:21
※五行歌 二首「死にたくなった時は思う」こしごえ2*24/1/26 9:27
朝陽のあたる家ホカチャン3*24/1/26 9:26
※五行歌「楽しんだり味わったりすることを」こしごえ3*24/1/26 6:44
北風の部屋atsuch...9*24/1/26 5:52
ブルー由比良 倖3*24/1/26 2:53

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