生活に狂え
と一言いただき
巨大な師の生首が
浮かぶ町で暮らすことになる

朝夕を過ごし
飯を食い糞をひり
普請して窓から師の顔を
眺めて暮らす

空は磨いたようで
風は穏やかに ....
向こう遥か一斉に
ふくよか
こんもり深緑の
ひろがり生い茂り在り
掬い取ってくれるかのよう

スッパリ切れた眼下の奈落、

君と歩いた果てに覗き込む僕に切迫する

のんびりひっそり ....
朝に目覚め
外光浴び声上げ

生きて意識覚醒し、

死して内なる光
己、いずれ自ら放つ




緩やかに曲線描く街並み
向こう遥か白銀の輝き
何かが連なり在りて
にこやかに ....
自分のこころを
見失う時もある
そういう時は
自然に任せます
私という宇宙の一部を



今日は
元気が
出ない
こういう日もあるさと
こころの日なたぼこをする
冬の明け方は
町のいたるところに魚の群れが現れる

もっともよく見かけるのはニンゲン魚で
その横をついてまわるイヌ魚
校舎をよこぎるネコ魚やセキレイ魚がいれば
そのまま森へと消えるカモシカ ....
年明け記念の花火大会
寒くても見物客でいっぱい

気持ち新たに
前に進んで行ける
原動力をもらえたような

一月の花火もいい
寒さを飛び越えた魅力

昔に比べて
見応えのある
 ....
闇に沈んだ森に
すみきって硬質な音がひびいている
呼び出しのベル
からすの巣にかかげられた黒電話
ひなはとうに巣だっていって

せつな、
忘れていった羽毛がおどる
とても軽いから
命 ....
 散りおちて

 生垣の茂みに燃ゆる 花びらは、

 貴方への想いを馳せてピンク色

 今日歩む 暗き小径の

 竹灯篭
○「もう2月」
実感がわかない!もう2月なんて
俺は大分ボケたようだ
大地震から一月たったとは
冬はまだこれからだね

○「二次避難進まず」
地震や津波よりも
地域の絆が切れる方が
 ....
すぎさるものいとし
いつものみちよるべなく
てのうちいれた指の
すぎるもの零れぬよう
はかりにかけるちのこえ
わすれてに仕舞う
いちぢくのみの爪さき
海のうちおちてくみ
ゆうど ....
君は何色なのかぼくは知らない

けれど 君の言霊が心地よくて
逢えるのが楽しみだ

ぼくはその優しさを抱きしめて生きている

西の空を眺めては
日々の約束を頼りに
君の名を呼んでいる ....
おぼろげながら
光がみえる

とおくに、確かに
見えるひかり
やがて光は
明確なものになるだろう

得体の知れない雲の中へ
ふわりと落ちて
溺れそうになり
もがき苦しみ
光が見 ....
どこか かげかたちは
ケダモノのハアトだけを食べ残し

{ルビThe Pools=ラス・ポサス}の庭園を千鳥は征くのだわ
夜が終わる前に 像を結んでいく
熱に浮なされて {ルビ宙=そら}と{ ....
この世界の
平面直進する
時間の次元に
立体垂直の次元
貫入スルその瞬間、


どろんと昇った
下弦の月
濃密に暗む黄に
輝く巨大
死体安置所目前にした感触 を



死 ....
{ルビ産休 =Thank yooou!}


{ルビ家居=Yay!}


{ルビ塀噛む音=Hey, Come on!}


{ルビ鮭目=Shake me,} {ルビ馬鼻=Baby!} ....
杉並辺りで
チャラついている女は
存在価値は
オナホールと同等だから
やられるもやられないも
関係ないのだ
使用後洗えば問題ない
本人だって
オナホール的な自分に
案外満足して生きて ....
 冬靄に
 鳴き交わす水鳥の群れ
 細い車道のヘッドライトを
 吸いこむ ささめ雨

 大通りの交叉点
 如月の靄 薄れ
 東へ連なる街燈のむこう
 仄かなサーモンピンクの低い雲

 ....
冬空の蒼く凍結し

しずか独り小部屋に

打ち寄せる内なる光の波

次第ひろがる遠く奥へ
波打つ光の粒子無数無限
白銀の輝き増し揺れ躍り

内なる光景の自立し

弾む言ノ葉、力 ....
オカリナを吹くことになった
メロディで三曲
選曲はわたしの自由だったが
オカリナは音域が狭いので
吹ける曲はそう多くない

「翼をください」と
「たんぽぽ」と
「昴」を吹くことにした
 ....
生きている生きている
今日も生きている
なんのために生きているのか
死ねないから生きているのか
やりたいことがあるから生きているのか
長生きは
家族のためにならん
お国のためにならん
 ....
孤独老人は
今日も
一人食い 一人テレビ 一人ベッド
今や
言うことを聞いてくれるのは
愛犬だけである

「待て!」
「お座り!」
「お手!」

「待て!」
「お座り!」
「 ....
ぼくの言葉は少し狂っていて
何時も周りをひらひら飛んでいる
何を押し付けられてもなんのその
みんなそれぞれ自由な言葉で
明日を夢みているのだから
青銀色の
光る
風に
吹かれつつ
ここで生きる私



名の無い鳥を
見送る
名の無い私の
名の無い気持ちが
芽を出す朝焼けへ
うちのたまは五百円玉が大好きで
お腹いっぱいになるのは十五万円
過日お腹が痛いというので
たま専用の銀行ATMでうんちをさせた
もうそろそろ
またお腹が痛いというだろう
たまは食いしん坊で ....
固く結んだ唇を
解く時が来た
まだやりたいことがある  
諦めないで夢を見た
何度目の朝でも
バターを塗るように
目標の四隅に
春という風呂敷を広げて
もう一度だけ飛びたい

柔ら ....
 猫も杓子も

上から下に水が流れるのに問いも答えもない
食べて、排泄し、寝て、育ち、全うする
何処に産まれようが
何処で死のうが

 自他画像 

まず、目の前に別の顔が合って 
 ....
なんにもない
ひろがり
ほんのりあからみ
そまりいく



 磔刑の無力耐え忍び
 呪言を読み聴かす

  置き去りにされた夜に

  〈向こう岸が見えるかい?〉

 と、 ....
雨の初日
都会にも雨が降った
たくさんのものが濡れて
雨音の音や
雨水の水が
ふとした街路の様子を
美しく満たしていく
人混みの中で感じる
植物の吐息
どうしても
辿り着け ....
はだけ絡まり
伸びる枝々
繊細に
湾曲しながら
広がり扇状へと
メタモルフォーゼ

今、斜光に染まり赤々と

眼差し凝集し
陽の翳りの瞬間、

 絶えること無き
 生命という ....
それは怒りに似たきらめきで
私の心臓が赤く走った
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
春日線香224/2/2 19:34
奈落の顔(改訂)ひだかたけし6*24/2/2 18:15
五行歌、行為創造の内に  4*24/2/2 16:34
※五行歌 二首「見失う時もある」こしごえ3*24/2/2 14:43
ぽりせつ424/2/2 14:23
一月の花火夏川ゆう324/2/2 14:19
夜のこずえそらの珊瑚7*24/2/2 13:38
五行歌 サザンカリリー6*24/2/2 13:37
独り言2.2ホカチャン2*24/2/2 7:02
夜はやさしryinx5*24/2/2 3:18
君にレタス8*24/2/1 22:30
いのちの復活けいこ3*24/2/1 22:28
Gestaltあらい2+24/2/1 21:19
詩想夜想、五行歌借りひだかたけし424/2/1 19:50
六章墨晶024/2/1 19:08
オナホールと同じ花形新次124/2/1 18:32
朝もやリリー5*24/2/1 16:45
静観の時に(続編)ひだかたけし524/2/1 16:05
たま5*24/2/1 10:55
生きているホカチャン3*24/2/1 10:39
孤独老人2*24/2/1 9:45
五行歌 独り言レタス4*24/2/1 7:16
※五行歌 二首「青銀色の 光る 風に」こしごえ5*24/2/1 6:50
たまレタス14*24/1/31 22:44
桜前線ミナト 螢324/1/31 22:09
よくある話空丸524/1/31 20:41
置き去りにされた夜にひだかたけし624/1/31 19:34
黒板たもつ6*24/1/31 17:38
裸木のうたひだかたけし624/1/31 17:30
燃焼少女トビラ1*24/1/31 14:27

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