死に際に夢を見た
飼い犬が寝そべっていた
私以外気付かない
一年前に死んだ犬だからだ

いつからか泣くことを止めた
人には言えない秘密が増す
こうやって大人になる
誰もが誰にも告げない ....
いちめん垂れ籠めていたのは暗雲

学校が退けた
放課後の教室から誰も居なくなった
職員室から人の気配がなくなった

校舎の中は否応なしに暗くなってしまった
図書室の本棚から一冊が床に落ち ....
サラダにパクチーとか
パセリを刻んで入れるな
臭いとか苦いとかを
通り越して毒の味がする

部屋にユリを飾るな
ついたらもう取れない
とんでもなく匂う
おまけに一輪で分かる

カレ ....
葉が雨音を弾いている。灰皿には吸い差しの煙草と、机に珪化木、散らばったディスク。この全てが夢だったらと思う時もある。投げ出した小説を開き、栞がわりに挟んでいた絵葉書を眺めている。雨に閉じ込められて静か .... 静かに暮らしたい
栗の花が揺れて
枯れ葉が音もなく積もる
かすかな街の音遠く

静かに暮らしたい
白昼の影
誰もいない集合ポスト
雨のように
あるがままに降るような

そんな静か ....
言の葉も枯れるんだろう
井戸水が渇くみたいに
だけど
井戸水が渇く
と言うたとえ方がが果たして当たってるか
どうかは何とも言えない
言葉は枯れてしまっていたから
少なくとも
私と言う個 ....
-1から+1へ その間で0が振るえていた。「沈黙」がfade-inしfade-outする。無音の0点振動。抽象のなかでなぜか郵便ポストー街中で無防備にも、一見、事務的に立っていた。ポストの真意は誰にも .... 暮れかけた空に
光る星の名を
あなたに教えて貰った

それは生きるのに
役に立たなくても
心に花咲く同じ記憶よ

図鑑と懐中電灯の
隙間を越えて
指差す方角に
位置を求めた

 ....
三日前、一度だけ会った新聞記者が
病で世を去った
一年前、後輩の記者も
突然倒れて世を去っていた
彼の妻と僕は友達で
今朝、スマートフォンでメッセージを交わした

僕等がもし
地上に残 ....
つかれた。
おかし食べたい。
おかしが大好きだから
おかし工場で働きましょう。
きょうは曇り空。
雨もすこし降ります。
つかれた。
つかれました。
甘いものが食べたい。
頭に栄養を。
羽が落ちている
本体は見当たらないから
誰かが食べてしまったんだろう
羽は食べてもおいしくないだろうし
さしたる栄養もなさそうな
だけど
錆ひとつない
無垢な部品

ない、みたいに軽 ....
はげしい地震のあと
まるでなにもなかったかのように
がれきの上にひろがる青空

すさまじい台風のあと
まるでなにもなかったかのように
倒壊した建物の上にひろがる青空

自然とは
なん ....
詩が書けるとき
自分はそこにいない
書いている者が
まだそこにいるだけである

左の目が赤い
まるで薔薇のようだ
そうだ
目薬を注そう
ところで
鏡の冠詞は
定か不か

 ....
落語を友人と聴きに行った
郷土出身の真打ちで
目から涙が出るぐらい笑った
その中でこのへんの男は
おかしくても笑わない
という話があった
そういえば僕のまわりで
よく笑うオヤジはだれだろ ....
儚い朝が閉ざされるとき
女はいっとき獣の眼をあてがう
陽に刻まれた木立が炎めき
虚構の大地が海を覆う
女は起き上がり服を着る
色彩のために、空間のために
女は山から産まれた
山の ....
入り口はこちらです
すべての苦行を悟った、あらゆる光景は
私にそう言っていた

ぬめった木道の傷んだ罅に雨が浸み込み
雨は暗鬱に降っていた
季節外れのワラビの群落が枯れた隊列を作り
朽ち ....
僕はこんな場面に
出会うことなんてないと思ってた
君が誰かなんてわからないまま
終わると思ってた

今、すべての海に
つながる波を二人で見てるんだ
太陽がゆっくり熟して
気味の悪い ....
昨日までは夜だった道を 僕は歩いた
そして 見たのは 早朝の 空港へと続く道だった
道の上から通りを見下ろした 僕は
そして 街は 発展していくのだと思った 


こんな時間でも 動いて ....
繰り返される衝動と空想
行動が日常を破壊するだけの狂騒
僕らは許されないままの残像
遥か昔 夏の日差し 風吹く間に終わる夏休み
19でとまった僕の死体は
プールに浮かんだ5歳児みたい ....
夏の名残の中で曼珠沙華が咲いている

あの花には毒があるんだっけと思いつつ

風に吹かれ揺れるさまを眺めていると

今は亡き人たちの事を思い出し

確かに毒だと罰当りな事を思ったので ....
父に酷くされた母は
赤ん坊の私を抱いて川辺を進み
スカートの裾が水に浸かるまで
無意識に歩んだことがあったそうだ
あまりの冷たさに
赤子の悲惨を想像し
我に帰った母はその後
何度も打たれ ....
紫と茜が交じる時間帯、ぽつりと街灯がひとつ灯った。
誰も通らないような道に、ひっそりと光が現れる。
それをぼくはみつけ、煙草が吸いたくなった。
遠慮がちにそれに近づいてぼくもひとつ、煙草に火をつ ....
バカ貝は
本当の名前があるのですが
脳が軟らかくなってしまって
思い出せません
それを良いことに
水虫はバカ貝を
「ばーか、ばーか」と
なじりました
水虫も充分バカだったとはいえ
水 ....
髪の毛の抜ける軽さで舞いあがったビニール袋が
ハの字に並んだ社宅のあいだを海溝にして見えなくなる
 溶断した五線譜に置く
 冷えた喧騒のフェルマータ
胸底のゲル状濁点や句点硝子の乱濁流を ....
頭の中の
折り紙が一枚

翼を広げて
羽ばたいていく

飛行機雲の
交わる中心に
何かがありそうな
期待を乗せて

水溜りに映る
青空へ触れて

ガラスの表面を
砕くよう ....
うねる雲を見ていたら
わたしは私でなくなっていた
わたしは流出して溶けてしまい
涼風とともに雲をかき混ぜていた
窓越しに見えた遠くの山嶺は厳しく青空を背負っていた。僕は君という緑を己の緑に重ね合わせて、溶け合ったまぶしい緑を背負っていく。今日、長く患っていた孤独という病が鞘に収まった。孤独は出血性でひた .... 風がすこし強まるたびに
指先が
ちりちりする

八月の八つ手の葉に手を伸ばしたはずだった
生きるものの蒸散 水の珠の美しさに触れようとした指
ふるふると ふるえて まるまっていた ....
わが家に小さなかいじゅうさんがきた

全身毛に覆われて
細くながーいしっぽなんかつけちゃって
いっちょまえに走り回っている

ひとしきり飛んで、跳ねて、転んで
ひとしきり食べて、飲んで、 ....
ひとりぼっちの
さびしい こどもが

みあげる

一番星。

父さんかしら

母さんかしら

ピカピカ と 光り

その輝く 光りが、

瞳のなかから

こころの奥へ ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
ネン118/9/19 0:13
欲望こたきひろし318/9/18 23:30
入れるなネン118/9/18 23:23
部屋で春日線香018/9/18 22:57
暮らし腰国改修118/9/18 22:57
振動こたきひろし218/9/18 22:11
0点振動空丸ゆらぎ・...418/9/18 19:07
家族ミナト 螢218/9/18 18:28
光の欠片服部 剛618/9/18 17:54
おかしyup218/9/18 17:28
ひとひらの落とし物そらの珊瑚9*18/9/18 14:33
自然とはst418/9/18 13:50
冠詞のいらない本宗像現象4*18/9/18 13:27
笑わないオヤジたちホカチャン118/9/18 9:15
葉leaf318/9/18 6:39
山岳作業山人418/9/18 6:17
キイロシリアゲアリです竜門勇気218/9/18 1:44
バスから船に乗り換えて番田 018/9/18 0:40
生きている妄想芽依/mei118/9/17 23:50
_かば018/9/17 23:38
夏の河しょだまさし318/9/17 21:51
街灯言狐218/9/17 21:34
ツノラー「バカ貝と水虫」花形新次018/9/17 20:17
影をひく、日向にぬかる吉兆夢418/9/17 20:00
ミナト 螢218/9/17 19:06
わたしひだかたけし818/9/17 14:43
ふたつの命葉leaf118/9/17 14:27
境界が無い [group]るるりら818/9/17 14:01
かいじゅうさんラムネ018/9/17 12:29
一番星八木ヒロマサ018/9/17 12:21

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