長男の叔父が相続して売却されるまで
 二十五年間空き家だった
 母の実家

 大きな日本家屋の庭で
 剪定されない樹木と荒畑
 雑草の茂る一角に、水仙が
 亡くなった祖母を忘れじと香る ....
蒔かれるときは朽ちるものでも、朽ちないものに復活し、
蒔かれる時には卑しいものでも、輝かしいものに復活し、
蒔かれる時には弱いものでも、力強いものに復活するのです。
つまり、自然の命の体が蒔かれ ....
夜中目が覚めた
夢の道中から外れて
雰囲気だけを
鼓動と共に纏って
何かと戦っていたようだ

どんな夢だったか
みるみる失われていく
記憶を拾おうとしても
すり抜けて消えてゆく
何 ....
ただでさえジメジメして
鬱陶しいのに
この時期の自称詩人は
本当に止めてほしい
白癬菌みたいに
足の指の間やタマキンの横にでも
住み着かれて
股の付け根で
自称詩を夜ごと唱えられたら
 ....
2008年に入会したサイトでは
ロマンティックな詩を書く詩人が人気で
恋愛詩を書く人はファンが群れていた

現在私が所属しているサイトでは
死や苦悩が描かれている詩が多く
私はついていけな ....
きっと良くなる

それを信じてる足取りを
今日もする

例え地面が割れそうでも
割れる前に
ここを去ろう

辿り着ける

それを信じる手を握って
足踏みと交互に振る

例え ....
同じことが繰り返される
何度も何度も

同じようなことで腹が立ち
同じようなことで捻くれて
同じようなことを回避する

必要だから繰り返されるのだ
我武者羅に突破しても
またしばらく ....
廊下は走るな!
と 、
廊下を走りながら云って居る、
人の無数無数次々と
今日も、何処かで飛行機は堕ち
何百人もの死者の一遍に

 けれども、

廊下は走るな!
と 、
廊下を走 ....
葵 奏楽の舌

かぎりない飴がふる

子どもたちは、慶びにそらのむこうの店(てん)をあおぐ

大人たちは、亜麻色それを 輝石とよんだ

化体それをひとつほおばり

まちがい ....
きみの歩いたところが波打ちぎわになる
愛している
と言ったところで
流されていく
だから何度でも言える
よろこびも、憎しみも
塩辛く濡れて消えて行ってしまう
○「アメリカの攻撃」
圧倒的な軍事力を持ってしても勝てなかった
過去の教訓は
もう忘れちまったか

○「それは正義なのか」
自分たちは
多くの核ミサイルを持ちながら
他国には一発も持た ....
嗚呼、インセル その言葉を聴くのは、怖い
嗚呼、インセル 逆らったら、精神病院
嗚呼、インセル 弱者男性 弱者男性

嗚呼、インセル その言葉を聴くのは、辛い
嗚呼、インセル 逃げ出したら、 ....
 

ま、単純に
海ぶどうがあるのなら
海りんごだって
あってもいいじゃない
って
強弁したいだけ

『詩人さん』の
詩の描き方にちょっと似てるか?

ただ大きく違う点は
 ....
「変化とは、変わることです」
そのとき、空気がふるえた
沈黙が、静かにざわめいた

意味の湖に石が落ちた
だが波紋は
外側から中心に向かって広がった

テレビはそれを
「迷言」と報じ ....
白い砂浜に打ち上げられた私の骨はどこへいった
涙の塩と苦みとが私を溶かして波間に漂う沫となる
瞳に映る最期の夢は果てしなく透き通る私の髓液の奏でる唄
煽られて根拠のない嘘を真実だと信じ込んで
若者は古惚けたpantsのポケットに手を突っ込む
イヤフォンを両耳に突っ込んだまま
爆音で自分だけが好きな音楽を聴いている

彼の遥か真上を横切る白 ....
中学時代に学力塾という学習塾で
塾で仲良くなった友人と
その友人を取り巻くように塾生達が
机の上に広げられた歴史教科書を
熱心に見つめていた

「どうしたの」
不審に思った私が友人に問い ....
気力萎えて 夜の
横顔も暗闇も見えず
風に誘われ風を誘い
揺れて揺らし
ただ微笑みながら

虚脱を眼差す濃密な瞳 、

慄然と立ち上がる
時間を串刺しにし
筋骨隆々と
のた打ち廻 ....
初めての気持ちを
久しぶりに思い出して
少し心逸らして
今更痛さに震える

まだ
消えない
まま
見れない

初めての別れを
久しぶりに思い出して
もう戻れない夜に
今更君の ....
 
 人に合わせるのがニガテで

 かと言って一人がゼッタイってわけでもなくて

 放課後

 みんなでマック行くの断って

 帰ってきたんだけど

 やらかしちゃったかな

 ....
こころに宿るこのモヤモヤが

とぐろを巻いてる

私を言葉で助けてと

静かな叫びに

絡んだ結び目を

丁寧に一つ一つ

解いていくと

助かりました

ありがとうと ....
そよ風で編まれた
風の言葉に
連れられて
私の耳は進んでゆく
行く先は分からないまま
雑音混じりに
聞こえる
ここから
静かに静止する
最後まで
たとえ無様な最期であっても
「あ ....
体が重い

このまま床を突き破りそうだ
土を掘り下げ
マントルへ

そこで僕を焼いてくれ
焦げても
軽くなった体で
地上に戻ってくる

太陽の光
浴びて
月より太陽より明るい ....
 朝、目が覚めたら、自分のあそこんところで、もぞもぞもぞもぞ動くものがあった。寝たまま、頭だけ起こして目をやると、タオルケットの下で、くねくねくねくね踊りまわるものがあった。まるであのシーツをかぶ .... 生き物として残り時間はもうそう多くない
やっかいなのはいつまで、なのかは誰にもわからないこと
いっそ自分で決めてしまえば楽になるのかしら

喫茶店でクリームソーダを飲みながら
思い出を誰かに ....
カミナリがなるとき
審判が下される
核廃絶の必要性を
神の怒りによって表す

家族も恋人も
住む家がなければ生きて行けない
生きることは愛すること
轟音の中を愛しい人の下へと走った
 ....
さまざまな
自分の欲と
向き合えば
不安の元はここにあるから
放てば満ちるさ



光合成をする
青葉
陽に
透け
足るを知れ私







 ※ 五行歌 ....
どうも、地獄の底にいるらしい

好まざる事態が転がる石のように起こる



奈落の底に向かって落ちていく感覚

妙な希望を持つから良くない

元より、地獄の底の住人である


 ....
それが自分の破滅を招くとしても
もう決して
自分が自分に恥じること
卑しい行いはしない

私は自分自身の弱さに打ち勝ち
正しい行いをする
まばたき
銀色の砂
こまやかに
肌をうつ波

カモメが泳ぐ
はばひろい青雲
となりで眠る
天使のあなた

あなたは前世
ちいさな猫だった
お空を見るのが好きな
きらきらのおめ ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
空き家リリー11*25/6/24 20:09
架橋ひだかたけし725/6/24 19:45
潜在意識8*25/6/24 18:51
梅雨時の自称詩人花形新次025/6/24 18:41
詩は変わったけいこ6*25/6/24 13:39
kittosonano325/6/24 12:35
絶景が連なれば朝焼彩茜色2*25/6/24 12:23
るぅーるぅ、、、正しい行いひだかたけし825/6/24 11:38
誤字月乃 猫6*25/6/24 9:17
満潮はるな025/6/24 8:26
独り言6.24zenyam...2*25/6/24 5:44
インセル鏡文志3*25/6/24 5:33
『詩人さん』の海りんご秋葉竹125/6/24 5:22
こいずみしんじろう無名猫225/6/23 22:41
溶ける魚と骨栗栖真理亜325/6/23 21:30
無知125/6/23 21:25
ガマのなか025/6/23 21:22
お年頃の婚姻ひだかたけし425/6/23 20:44
振り返るほどに痛くて6*25/6/23 19:24
ハードグミおやすみ125/6/23 19:19
言葉のあやとり多賀良ヒカル325/6/23 17:12
風に乗り 今を生きるのだこしごえ12*25/6/23 16:41
mantlesonano225/6/23 14:54
蚯蚓 田中宏輔14*25/6/23 12:49
朝がやってくるそらの珊瑚13*25/6/23 12:26
カミナリ黒髪2*25/6/23 11:10
※五行歌 二首「足るを知れ私」こしごえ8*25/6/23 11:04
地獄の底にいるaristo...125/6/23 9:10
Prideりつ4+*25/6/23 8:55
言葉は世界になり得るかみぎめ ひだ...225/6/23 7:31

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