積み重なった埃が
本を燃すことなく
本のまわりに燃えてゆく
背表紙と虫殻を照らしながら


奥に詰められた本に影は無く
どこまでも立ち並ぶ棚だけが
爆ぜる炎に揺すられつ ....
打ち捨てられた傘が
雨上がりに閃き

嘘になった舗道は
まだ濡れている

それらに
名前をつけないでくれ
寂しい名を



束ねてからげた未来は
生木で火も点かず

 ....
悲しみはいつものモノローグ

ぼくらを蟻みたいに

地上に張り付かせて

ドローンと海鳥のランデブー


失われた歌と八ミリの海

城壁の跡と草むらの年月

雨降るせせらぎは ....
さっと
拾い上げて行く
まるで
風が
降り積もった粉雪の
上澄みをさらって行くように
わたしたちの
真実を
積雪の中に
置き去りにして

そうして駆け巡る冷風が
冬の
いたず ....
確かに
朝に揺れる光を消して過ごしました
夜に吐き出した煙をまた夜へ引き継いで
僅かな不安を感じてアベンチュリンの濁りを欲しがる
両目が鏡の中で溺れている

揺れているものすべてを
目を ....
どんなににぎやかな街にでも
人一人いない瞬間はやってくる
まったく法則的ではなく
きわめてでたらめに
すべての人が消えるのだ
人のいない街で
電車は走り続け
テレビは映像を流し続 ....
ときはふらりとたちよって
触れるだけ触れて 去っていく

かなしみに火傷

体ごと持っていかれそうになる そのときに
飲まれては 足掻いて

手をさしのべるのはだれ

ふくふく小さ ....
錆びたバケツで、壁に水をぶちまける
壁は
心臓じゃなかった
でもどきどきしてる
ポケットからアクリル板の切れ端を取りだして
太陽を見あげた
目のまえをちいさな船がよこぎって、波が視界に ....
あかりに頼ることなくあらゆるものを見つめようとする気持ちを覚えたのは幾つのころだっただろう?その瞬間のことは決して思い出すことは出来ない、たとえ自分の過去を洗いざらい探ってみたところで、その瞬間を見つ .... 小さな町の小さな家に
のっぽの君は生きていて
きゅうくつそうなテーブルで
ゆっくりポトフを食べている
小さな皿で二三杯
食べ終えると
君は背中を丸めて天井を見上げる

朝日の町の朝日の ....
巡礼のような瞳をした
サイレント・マイノリティたちの
胸に眠る想いの泡立ち
言葉たちがほのかな帆をあげて
ページの水平線をこえて
この岸に近づいてくるから
桟橋を差しだそう

  世界 ....
自称詩人が
流れる、血の海に

錆びついた
鉄のにおいが、漂う

鳥は水の上に
平行のまま死に

羽の影だけが
大陸を目指す

騒がしい沈黙は、自称詩人の声
血を抜かれた屍の ....
糸、引っぱったら
ぜんぶ砕けちゃったんだ
でも、青空も
ぼくの部屋も
桜の木も
粉々になったほうがもっときれいだったよ
ほやほやの猫が見られなくなって安心したので
今日はこのまま温泉に行こう

断酒しようとしたのは一昨日で
今日はウイスキーを瓶から飲んだ
体がほやほやしてきたので
良い気分のまま
猫を思い ....
それは 
死ぬのが怖いからだよ
死ぬのが楽しいことなら
とっくに死んでいるよ
死ぬのが怖いから
痛い手術をがまんして
生きようとするんだよ
死ぬのが怖いから
耳は遠く
目はしょぼしょ ....
欲しいものがあって
それがただ単純に人間の女性の体だったりすると
人間の男性は品位や人格を疑われてしまう
から
人間らしくあるために
好きですとか愛してるとか
錯覚をしてそれを
オブラー ....
  滅入る
  ひ影
  破裂音の
  木像
  (言葉なしで祈る)
  団地という
  語の 重量と
  つりあっているものらが
  そこらへんにある
  昼間を 歩いて
  菜を刻み
  嗅いで
  寝た
  木造家屋の
  窓に、夜 雨がふるえる
  ながい髪に指を とおしていると
  君はいつか居なくなるってことがわかる
  蛇口から冷たい 水がおちてくるから
  いつまでも 僕は ....
ひとりで生まれ落ち

みんなと生きて

ひとりで死んでいく

孤独でも自由でもない

楽しくて悲しいだけだ


素朴な色彩の楽しみ

飛翔して行く悲しみ

悠久も刹那も
 ....
「ああ、おい、コーヒー淹れてくれ。」

「あ、はーい。」「なにか?」

「ああ、コーヒー淹れてくれんか?」

「あなタ。最近、コーヒー飲み過ぎちがいますか?」

「え、さっきの ....
目覚めの薬

始めたくない一日に乗り出すために
ベッドの脇に置いたギター

黙らせた目覚まし時計から
バトンタッチされたテレキャスター
僕にやる気を出させるため、甘い声で囁きかける

 ....
キリストが人を救おうとしている

キリストは世界記録のためにではなく

世界をもっと便利にするためにではなく

世界一の企業をつくるためにではなく

人を救うために死のうとしている
 ....
聖なる書物は語る
サタンは人間のことを思いすぎたために
地の底に落とされたのだと

鳥が空を羽ばたき
蛇が地を這うように
すべてには
ふさわしい場所がある

サタンの傲慢は
自分な ....
もし
人の気持ちがわかるのなら
一人で分かっていればいい
人の気持ちがわからないからこそ
人と関係したくなるんだ
見なされることを
昨日もまた
そうと思って受けてきた
よくしなる鞭のような
内外の小さな権力によって
個人は社会を代表、いや
代理表象する
そして 
ただしくないことは
ただしくない ....
幸福な夢   涛瀬チカ改め神坏弥生  
オレンジ色の陽光と闇がまぎれあう大曲時 
私たちは公園で、立って話していた
私たちの子供だったかもしれないし
私たちの子供の知り合いの子供だったかもしれ ....
腫れぼったい世界の空は
柑橘系の匂いと色で
眠り続けるアタシの中を
眩しい地下鉄が通過していく

ねぇねぇ、まだ起きないの?
ひからびた胎児が話しかける
だめよ、まだ、
まだ早すぎる! ....
 
窓にしがみつく
あさつゆ

透明がすこしずつ
いろをかえて

時間と時間のあいまに
やわらかくすべりだす

しずく

いっぱいに光をすいこんで
流れ込んでくるもの

 ....
彼らはあたまが悪かった

可哀想なくらい

朝礼が終わるときまって煙草をすった

ほめられると当然だと思い

叱られると気にくわなくて狙われていると

脳みそに発生する弱い電気で本 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
夜と言葉木立 悟218/2/12 13:48
卒業ヤスヒロ ハ...1118/2/12 11:14
地上の悲しみ吉岡ペペロ518/2/12 10:43
風雪末松 努418/2/12 9:04
過覚渚鳥3*18/2/12 6:38
人のいない街葉leaf218/2/12 3:20
金の鳥の羽に月の小指田中修子1118/2/12 3:02
駐車場ねむのき518/2/12 0:26
もちろん君がそれを誰かから受け取りたくないのならと言うのなら ...ホロウ・シカ...2*18/2/11 22:28
のっぽのこ黒田康之918/2/11 22:11
サイレント・イノセンス塔野夏子4*18/2/11 21:58
水虫ジュク夫「私の最期」花形新次118/2/11 21:47
ねむのき118/2/11 21:18
ほやほやの温泉に行こう日々野いずる218/2/11 20:14
なぜ死なないホカチャン018/2/11 20:07
生きる理由はこたきひろし118/2/11 18:22
草野春心218/2/11 18:11
重量のある418/2/11 18:04
愛の夢318/2/11 18:00
その名は永遠吉岡ペペロ518/2/11 17:48
コント。 正義とタエコさん。 ①言うこときかないタエコさん。よーかん1*18/2/11 17:29
目覚めの薬まーつん318/2/11 16:39
死のうとするかのように吉岡ペペロ318/2/11 16:34
その日、天使は戸口の前までやってきた志水圭118/2/11 14:42
人の気持ち浅田みしも018/2/11 13:56
小さな権力018/2/11 13:53
幸福な夢神坏弥生(涛...118/2/11 12:42
Tangerine Dreamもとこ818/2/11 11:49
『しずく』ベンジャミン3*18/2/11 10:19
人生で大切なこと吉岡ペペロ718/2/11 9:40

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
0.35sec.